特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『酸菜魚』と『世捨て人』

 梅雨とはいえ、暑さが厳しくなってきました。ボクの住むマンションの中庭では綺麗な花が咲いています。

 あまり興味がないので花や植物の名前は全然わかりません。けれど辺り一面に花が一斉に咲いている。これは嬉しい。

 花の間を通り抜けて歩いていくだけで、仕事へ行く前の憂鬱な気持ちが慰められます。


 今週は久しぶりに良いことがありました。
 1月に頭を打って以来 漢方薬を飲みながら毎月、CT検査をしていました。症状は特になかったのですが、ずっと頭の中に水が溜まった状態だったのです。
 それが今週の検査でやっと水が減り、快方に向かい始めた。

 医者からはもう通院は終わりにしてもよいといわれたのですが、念のため もう一度8月に検査をすることにして、終了のめどがつきました。
 やれやれ、というか、久々に心が晴れ晴れとしました。嬉しかった。やっぱり健康が一番大事です。

 怪我をしたり病気をしたりするのも多くの場合 遠因はストレスです。自覚症状がなくても、嫌な事ってやっぱり身体や精神に負担が来る。ストレスがないのもボケるらしいですけど(笑)。

 早く引退して家に籠り、誰とも口を利かなくて済む状態になれたらどんなに素敵だろう、とつくづく思います。

 小学校高学年の頃から兼好法師鴨長明のような『世捨て人』に憧れていました。歳を取ってから、あの人たちは純粋に世を捨てたと言うよりルサンチマンに引き摺られて世を捨てたことが判りましたが、その頃はそんなことは判らなかった。
 幼稚園から現在に至るまで、ボクの人生は対人関係の苦痛から如何に逃れるか、だけだったような気がします。嫌いな人というのはそれ程いないけれど、人と接することはやっぱり苦手だし、苦痛です。面倒くさいし、ロクなことがない。

 ただ現実には『世捨て人』はその昔 西行法師も言っていたように凡人にはなかなか及ぶところではない。

 ボクの人生、このまま人間から逃げ回るだけで終わってしまうかもしれません。どうしよう(笑)。我ながら あまりにも無意味過ぎる、あまりにもマヌケです(笑)。


 最近 ビックリしたのがこのニュース。業界関係者の投票で決まる世界ベストレストラン50というランキングで東京では3店が選出された、というニュースです。


article.yahoo.co.jp

 その中の27位に昨年 味見に行って、不味くてビックリした店が入っていたのです。
 
spyboy.hatenablog.com

 記事に写真が載っている経産牛を使った料理↓も、要はただのしゃぶしゃぶにバジルのオイルを掛けただけで、美味しくもなんともない。ボクでも作れる(笑)。サステナブルとか言ってましたが、サステナブルを謳うなら環境負荷の高い牛肉なんか使わなければいい。なんで、こんなものが世界ベストレストランなのか。

 マスコミ、業界がやっていることなんて、この程度です。何もわかんない田吾作が知ったかぶりで商売をしているだけ。だけど連中の声は圧倒的多数だから、情報の洪水の中で騙されることもでてくる。
 やっぱり自分の目で確かめるということは大事だと思いました。


 一方 こっちは本当に美味しい店の話です。久しぶりに新大久保のガチ中華で『酸菜魚』、980円。

 以前にも書いた、酸っぱい中国の漬物と揚げた魚のスープです。唐辛子も大量に入っていて酸っぱ辛い独特な味は初めて食べたときは衝撃でした。ただ花椒などのスパイスの問題なのか、このスープを大量に飲むと身体の老廃物が全部出てくる感じになります。

 丁度 土曜日で二日酔気味だったので、デトックスをしたかったんです。お腹いっぱいになって汗が出て、ちょっと気持ち悪くなって(笑)、その日の夜には文字通りスッキリしました。
 ボクは外ではお酒は殆ど飲みませんが、週末に家でワインを開けちゃうのも(笑)、結局はストレス、ほぼ、やけ酒です(泣)。

 身体の健康と心の平穏は人生にとって最も大切なものかもしれません。でも政治家はバカだし国民もバカ、そんな世の中では中々難しいことでもあります。


 今週 ネットで共産党のこの声明が話題になっていました。『今や党員は70代が中心』と共産党の中央委員会が自ら認めたのです(笑)。
 ネットでは『70代の無職達が日本の未来を語る共産党』とバカウヨに笑われていました。ウマいことを言いますが連中はどうなんだろう😇


www.jcp.or.jp

 声明では『このままでは支部が存続できなくなる、「赤旗」の配達・集金活動が支えられなくなる、選挙で候補者をたてられない』とまで言っています。
 事実を認めたのは良いことですが、紙の新聞を配達したり集金しようと思ってること自体 時代遅れです(笑)。未だに『デジタル化』や『自動引落し』という発想すらないバカさ加減を自ら晒している。

 共産党だけでなく日本の護憲勢力と言われている連中の多くがそうですが、平和って言葉を標榜しても平和のための具体的な方法論は皆無です。つまり連中は現実的な力は持たないどころか、力を持つ気も能力もない。いいご身分で、気楽なものです。あとは年金をもらいながら死ぬのを待つばかり(笑)。

 それ以前に共産党の場合はまず、民主主義政党じゃない(笑)。何か批判があっても『反共攻撃』と決めつけて、対外的にはともかく、組織内はそれでおさまる(笑)。今時、役所だってもうちょっとマシなんじゃないか。

 もしかしたら、共産党こそ世捨て人の集団なのかも?(笑)。
 現実から目を背けて、党のご指導に従って仲間内で傷を舐め合っていればいいんだから、共産党員というのは案外 楽な生き方かもしれません。
 様々なノルマはあるにしても、自分の頭を使ったり深刻な悩みもないだろうから、世捨て人と言うより、セルフ臣民ですね。創価学会同様、末端の個人は善人が多いのも頷けます。

 ただ、同じ邪教でも統一教会創価学会ほどは金もとられないだろうし、れいわの支持者ほどは世間からバカ扱いされないかもしれないのは、まだマシかもしれません。

 れいわといえば、今週木曜の朝 NHKで電車や新聞などで塾の広告などを良く見かける宗教団体’’ワールドメイト’’が自民だけでなく立憲や国民、れいわに寄付をしている、というニュースが流れました。表向き れいわは特定団体の支援は受けていない、と公言していたはずです。

 ま、こんなものです。れいわの信者連中はそれでも信仰を続けるのでしょう(笑)。


 事実を直視するのが苦手な点については、多くの日本人は右も左も大した差はありません。かって日本軍は『こっちが攻めていけば相手は逃げる』など自分の都合がよいように解釈して作戦を立ててましたけど、それは今の日本人も大して変わらない。

 与党は少子化は何十年も放置して、国債は膨れ上がっても放置、原発を再稼働したり運転期限を延長させる。野党の消費税やインボイスを廃止しろと言ってるバカや平和を守れと言いながら具体策を考えない連中も発想は同じです。今が良ければいい

 左も右も本質は一緒です。『自分の頭で考えることを放棄した、組織や過去のイデオロギーのセルフ臣民』という訳です。気楽なもんです(笑)。
 既に都会ではそこいら中 監視カメラだらけだし、我々の注意や関心の対象までネットのレコメンデーション等に左右されつつあります。将来の日本人はAIの指示に喜々として従うでしょう(笑)。
 セルフ臣民より、世捨て人の方が余程辛い。ボクもこの路線で行こうかなあ。