特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『昨今の転職事情』と『麻辣湯』

 あと、数時間の我慢でゴールデンウィーク(笑)。
 桜も散って、色とりどりの花が目を楽しませてくれるようになりました。

 マンションの中庭にも沢山の花が咲いていますが、ボクには花の種類はさっぱり判りません。単なる記号である花の名前自体は興味はない。でも心は慰められます。

 花が咲く時期はそんなに長くないですが、その短い期間のために手入れをしてくれている人がいるんですよね。

 それにしても1ドル150円で驚いていたら、今日はもう156円を超えた。34年ぶりだそうです。

www.nikkei.com

 これでは少しくらい賃上げしても物価高には届かないでしょう。


 さて、ボクが朝日新聞を許しがたいと思っている理由はいくつかありますが、これもまた、典型的な例です。エール大でイスラエルに抗議している学生の活動を一方的に『過激』と決めつけている

 コロンビア大でイスラエルに抗議した学生が逮捕されたことを受けて、エール大の学生が連帯のキャンプをしただけです。誰も暴力をふるったわけではない。
 これのどこが『過激』なんだよ。死ね、くそ朝日。『過激』と書いている新聞は朝日だけですから、朝日の記者は『政府への抗議は過激』と決めつけているのに違いありません。これも朝日のいつものやり口です。

 東京で数千人が集まるデモがあると、毎日は(熱心な記者がいるので)夕刊+ネット版にほぼ必ず(朝刊には載らない)、東京は時折朝刊に載ります。一方 朝日にデモの記事が載ることは殆どありません。朝日は市民の動きには極端に冷淡です。

 検察に媚を売ってリークしてもらうことはあっても、現場へ出て事実をありのままに確かめてみようという発想は朝日には薄い。左翼にありがちな話ですが、連中は現実を自分たちが作ったストーリーに当てはめることばかり考えているからです。

 朝日新聞のような連中こそが実は、日本人の奴隷根性を醸成している、保守反動の空気を広めていると言えるでしょう。イデオロギーに囚われて自由な発想がない、のですから。

 自分たちは正義ぶっていますが、左翼の大多数も所詮は権威に盲従しているに過ぎない。連中も本質的にはバカウヨと大きな差はない。
 

 例えばこんなニュース↓が朝日に載ったことはないでしょう。朝日の記事は警察関係の不祥事は控えめだし、検察の不祥事が載っているのは殆ど記憶にない。

 ちなみにエール大に連帯してデモを始めたニューヨーク市大ではこんな光景が見られたそうです。


 ちょっと前 ある大手銀行の人から、最近は入社した人の3割が5年で辞めてしまう、という話を聞いてビックリしました。

 遠い昔 ボクが就職活動をしていた頃は銀行は大人気の就職先でした(笑)。クラスの半分くらいは銀行や保険会社へ行きましたから、メーカーに就職したボクなんかバカか変わり者扱いされてました(笑)。でも、その頃からボクは『銀行なんて世の中の役に立ってない』と思ってたので、全く気になりませんでした(笑)。

 今や、当時存在した銀行は合併・吸収で殆ど名前が変わってしまいましたし、同級生で銀行に残っている人は多分、いない(笑)。我ながら先見の明があった(笑)。

 確かに今だったら銀行なんて将来性はないし、世の中にも大して貢献していないことは誰の目にも判ります(笑)。就職した人が辞めたくなる気持ちは判ります。
 でも、電通に入ってブラックだと文句を言ってるのと同じで、そんなんだったら最初から入らなければいい(笑)。ブタに空を飛べと言ったってムリだよ(笑)。

 少し前 週刊文春に『いなば食品の今春の一般職採用の新入社員19人のうち、少なくとも17人、実に9割が入社を辞退』という記事が載って炎上していましたが、それは極端な例と思ってました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc4e5a591b107c22efeca79cf213a799749b596enews.yahoo.co.jp

diamond.jp

 しかし、厚労省の調べでも最近の新入社員は入社3年以内に3割が辞めてしまうそうです。


www3.nhk.or.jp

 ブラック企業がそんなに沢山あるとは思えません。一時期のサラ金なみに転職会社のTVCMはバンバン流れているし、退職代行会社も盛況なようです。自ら辞めてしまう人が大多数でしょう。
 今は売り手市場だし、ネットに登録するだけで簡単に転職できます。就職した先が自分に合わないと思ったらさっさと辞めてしまう、は判らないでもない。『配属ガチャ』という言葉もあるらしい。

news.tv-asahi.co.jp

 一昔前まで、『雇用の流動化』や『解雇の金銭解決』は組合や左派の市民運動がそれこそ目を剥いて反対していました。今の日本では雇用が守られているのは大企業や公務員だけで中小では解雇は事実上フリーなのが実情ですが、それでも『解雇の金銭解決』は企業の思うツボではないか、とボクも思っていました。

 しかし簡単に転職してしまう若い人の意識を考えると、雇用の流動化はむしろ労働者が望んでいるのかもしれません。

 労働力不足はこれからも続きますから、企業の側は労働者に選ばれるようにならなくてはいけない。それは悪いことではない。

 しかし、企業が欲しいのは優秀な労働者だけです。新しい技術やサービスを開発したり、環境変化をとらえながら様々なデータを分析し、自ら難しい判断ができる人。こういう人は国籍を問わず不足しています。

 それ以外の労働者は発展途上国の労働者に加えて、これからは機械やデジタルとの競争になりますから、賃金は一層 買い叩かれることになります。まだ大した専門性もないのに『配属ガチャ』なんて視野の狭いことを言っている奴が本当にいたら、その子は企業の使い捨ての道具にされてしまうでしょう。ロシアの囚人部隊みたいなものです(笑)。
 アメリカで起きているのはまさにそういうことで、トランプに投票するのは繁栄から取り残された業種や低学歴の人が多い、と言われています。

 いずれにしても、これからは世の中の格差は大きくなる。それを拒否してかっての昭和流を押し通し日本人が皆一緒に貧乏になっていくのか、の2択のように見える。

 国民が自ら望むこととはいえ、雇用の流動化が良いことなのかどうか、ボクは疑問でなりません。雇用の流動化で活躍できる人もいるけれど、落ちこぼれる人もどんどん増える

 かってのソ連や今の政治が良い例で、(市場)競争や雇用の流動化がなければ人間は怠けて腐ってしまいます。でも競争や流動化が激しすぎるのも不幸になる。規制緩和が過ぎるのも問題でしょう。
 我ながら日本人的発想かもしれませんが、格差拡大や悪平等といった極端なことは良くない、とは思うんですけどね。それこそ不幸になる人が増える。

 でも物価高をもたらしているアベノミクスですら、いまだに与野党含めて反省できない。

 山本太郎は1ドル250円でも大丈夫って言ってるんでしょ(笑)。

 安倍晋三山本太郎がアホなのは仕方ないにしても、国民も似たようなものなんだから日本が沈没するのは自業自得なんだよなあ(笑)。

 


 さて、最近東京の街を歩いているとファストフード形式の『麻辣湯』の店が増えてきました。

 麻辣湯とは中国で親しまれている春雨や野菜などの具材を煮込んだスープで、辛さを選べる、具を選べる(選んだ具の量によって量り売りだったりする)、小麦の麺ではなく春雨なのでヘルシー、などの特徴があって、女性客で賑わっています。場所にもよるかもしれませんが最初は中国の人ばかりでしたが、今は日本人の客の方が多いかも。
 確かにハンバーガーなどのファストフードを食べるくらいなら、この方が遥かに良いとボクも思っています。

aumo.jp

 ただ、ちゃんとした麻辣湯も食べてみたいと思ってました。これはマツコの何とかとかいうテレビにも出てきた新宿の有名店、麻婆王豆腐で食べた麻辣湯。

 豚肉、鶏肉、野菜、イカ、エビなどがたっぷり入っています。それもさることながら、スープにコクがあるんです。ベースとなる鶏のスープがよほどしっかりしているのでしょう。

 辛いといえば辛いけど、めちゃくちゃ辛い、というわけでもない。それでいて辛さが複雑です。3種類までは確認できましたが唐辛子が何種類も入っていると思います。それに花椒やアニス、山椒など様々なスパイス。和食でも洋食でも同じですが、やっぱりちゃんと作ったスープは美味しい、と思いました。

 昨日のBS-TBS『報道1930』で経済評論家の加谷珪一氏が『今のような円安がこれ以上続くと物価上昇どころか、いずれ国民の健康な食生活すら脅かされるのではないか』と言ってました。

 TVだから彼は言葉を選んでましたが(笑)、要するにアメリカの貧困層のように生鮮食料品が買えずにファストフードばかり食ってブクブクに太って早死にする人が増える、ということです(下は違う番組)。こんなスープもいずれ飲めなくなるかも(笑)。