特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『自家用車も書店も時代遅れ?』と『海の幸のパフェ』

 爽やかな朝、いよいよゴールデンウィークも後半です。
 3連休や4連休くらいで、こんなに嬉しいのだから普段自分がいかに精神的に貧しい生活をしているか、を実感してしまいます。住んでいる国自体がずいぶん貧しくなってしまいましたけど(笑)。


 なんか、元事務次官前川喜平氏もボケちゃったみたいです。山本太郎の支援を受けて東京15区に立候補、落選した須藤元気を『野党共闘で活用したらどうか』と言っている。

 須藤元気は、’’バシャール’’という宇宙人との対談本を出した、そういう脳味噌の人です(笑)。

 元官僚の孫崎享や古賀茂明は退官して発言を始めた当初は頭脳明晰でさすが官僚、と思いましたが、浪人生活が長引くとボケたり、陰謀論に走ってしまうらしい。
 役人のトップ、事務次官まで行った前川氏はさすがに違うと思ったのですが、どうも怪しい(笑)。
 彼がまだ文科省に居たころ 実際に会ったときは『立派な人』と思ったんだけどなあ。人は変わるものですけど。


  
 当たり前のことですが、右でも左でも玉石混交、色んな人がいます。
 以前『TPPはバカのリトマス試験紙』というお話をしましたが、当時『TPPはアメリカの陰謀』と嘘八百並べてた中野剛志や藤井聡みたいな右寄りの学者、社民党共産党や一部の議員、それに山本太郎堤未果などが典型で、リベラルかどうか以前にただのバカも多い

 左の学者でもアホの白井聡なら判るけど内田樹ですら、訳の判らない理由でTPPに反対していた(笑)グローバリストを信じるな - 内田樹の研究室
 要するに右も左も根拠のない『排外主義』井の中の蛙なんですよ。田吾作の国(笑)。

www.bloomberg.co.jp

 事実として、TPPはアメリカの陰謀でもなんでもなく、アメリカは加入すらしなかったのはご存じの通り(笑)。東南アジアの関税が下がって、ボクの勤務先も含め、多くの日本企業は大喜びです(笑)。それが労働者の給料に還元されています。
 今回の『須藤元気』も、バカのリトマス試験紙かもしれません(笑)。

●立憲民主だって、ディープステートがどうこう言ってる原口を筆頭に陰謀論に取りつかれたアホ議員がいます。右は反中、左は反米というだけで、根拠がない陰謀論という点ではどっちもそっくり(笑)。


 アリゾナへ行ってきた人の話を聞きました。今 大勢の日本人が視察に行っているそうです。
 既にアメリカではAIによる自動運転のテストが始まっています。特にアリゾナ州フェニックスではグーグルやGMがタクシーやウーバーイーツ配達の自動運転テストを始めているそうです。  
 テストを行っているサンフランシスコやフェニックスでも当初は関係者、グーグルやGMの社員に限っていましたが、フェニックスでは一般人でも自動運転車をアプリで普通に使えるようにしたそうです。試してみたら『何の問題もなかった』と聞きました。

www.itmedia.co.jp

japan.cnet.com

 テストでは人身事故は起きているし、サンフランシスコではホームレスに自動運転車が襲われたそうです(笑)。それでもテストを進めているところが日本とは違う。先に自動運転のノウハウをソフト化した企業が次の時代の勝者になるからです。
 飛行機でも自動車でも今はソフトが最も重要です。トヨタは本体だけで2万人近くもプログラマーがいるんです。

monoist.itmedia.co.jp

ホンダやトヨタ、なぜソフトウエア人材増員? - 日本経済新聞


 既に事故率は機械の方が人間の運転より低いそうです。トラックドライバー不足や高齢者の危険運転のことを考えれば、自動車の運転なんか機械の方が良いに決まっています。
 
 自動運転は過疎地での利用が先行?と思っていたら、関係者に聞くとセンサーなどを道路際に整備する関係上 都会での利用が先、だそうです。過疎地ではインフラを整備しても、とてもペイしない(笑)。ちなみにアリゾナと言っても、フェニックスは人口160万人の大都市です。

 日本でも、あと10年したら自動運転が普通になる可能性はありそうです。少なくとも都会では自家用車なんか時代遅れになっているかも
 昨日のニュースで2030年代前半開業を目標とする築地の再開発で『空飛ぶ車の発着場』を作ると言っていました。
news.yahoo.co.jp
news.yahoo.co.jp

 空飛ぶ車の成否は知りませんが、自動運転は本当に普及しそうです。
 タクシー運転手さんの失業など負の側面はあるでしょうが、自動運転で事故率が下がって人手不足も解消するなら社会全体としては悪いことではない。そもそも、都会で自動車の運転なんか事故リスクはあるし、カネもかかる。おまけに渋滞や駐車場探しでイライラするし、運動不足にもなる。まさにくだらない。
 今のところボクは自動運転や空飛ぶ車どころか、徒歩で充分(笑)。都内だったら渋谷でも六本木でも銀座でも1時間も歩けば大抵の所は行けますもん。

 先週27日の報道1930で日本政治の劣化で経済成長を阻害する例として、4月に導入されたばかりの日本型ライドシェアが挙げられていました。

 ボクはライドシェアのような規制緩和は失業者を増やすだけで何の役にも立たない、と思ってます。民営化や規制緩和何か新しい価値を生み出すわけではありませんから、そんなもので実態経済が成長するはずがない。今回ライドシェアがタクシー業界の利権を守るため『日本型』になって骨抜きにされたのは自民党の立派な功績(笑)です。これはマジ(笑)。

 先週の報道1930はアベノミクスの失敗を追求したのは立派でしたが、

 解決策として安直な規制緩和を取り上げたのはマヌケでした。

 ただライドシェアはスルーでも、一足飛びに自動運転で勝負する考え方はデジタルで敗戦した日本の活路として充分、ありえる。
 かっての日本の高度成長の最大の要因は単に若い人が多かったからですが、加えて工場が焼け野原になって設備が新しくなったのも大きい。自動運転自体はどうでもいいけど、変化を先取りして活路を開く可能性は考えるべきです。


 世の中が変わりつつあると言えば、既に書店がゼロの自治体は全国の約3分の1弱を占めているそうです。

 これにはビックリ。そこまで進んでいたんだ。
 確かに地方の県庁所在地へ出張すると、街にあるのは良い本を取りそろえた昔からの本屋が1軒か2軒、あとはクズみたいな雑誌やベストセラーしか置いていない郊外のロードサイド店ばかり、という印象があります。高知でも高松でも盛岡でも長野でもそうだった。そんなロードサイド店ならネットの方が良いに決まっています。

 最近は東京の渋谷や新宿ですら、大型の書店は減っています。東京駅前の八重洲ブックセンターもなくなった。書店やCD屋という業種は最早 絶滅危惧種かもしれません。


 時代の変化のスピードは自分の想像より早い、最近はそう感じることが多いです。自家用車や書店、CD屋などボクが隠居する頃には廃れてしまうでしょう。
 紙の新聞もそうでしょうし、

president.jp

 所謂 戦後民主主義、安保で言えば一国平和主義=排他的な独善固執する共産党社民党、それに一部の市民運動も廃墟でしょう(笑)。高齢者ばかりだから、あと10年も保つはずがない(笑)。

mainichi.jp

 旧来の戦後民主主義を支えた新聞も政党も学者も役割はもう終わっています。宮崎駿が『君たちはどう生きるか』で描いている通りです(笑)。あとは環境の変化に合わせて、選択していくしかない。

 せめて本物のバカを総理大臣にしたり、

 維新やれいわみたいなクズや共産党のようなファシストがのさばらないようにしないと(笑)。

 変化することは止められないし拒否することもできません。人間にできることは環境変化にどう対応するか、そして変化をよりマシなものにしていくことしかありません
 

 あとTPPにしてもアベノミクスにしても、とにかくバカは相手にしないことでしょう(笑)。


 さてゴールデンウィーク前半、日ごろの憂さ晴らし第1弾で久方ぶりに北参道のフレンチへ出かけました。半年ぶりかな。

 ボクは創作料理、いわゆる『映える』料理は嫌いです。たいていはコケ脅し。まずいからです。
 ところが、裏通りのマンションの地下にあるこの店は基礎がちゃんとしていて美味しい。その代わり、連日満員でなかなか予約が取れません。
 子供の時 この辺りを自転車で走り回っていた時はこんな店なかったんですが(笑)。

 最初はシャンパン。テラスで飲むのはいい気持ちです。

 この日はいきなり、ご焼香の香炉が出てきました(笑)。上には線香を模した?チュイール。中にはパプリカのムースが入ってます。

 香炉の蓋を開けるとドライアイスの煙の中からウニ、生のホタルイカと牛肉

 爽やかなピュイ・フュメに合わせて、

 アミューズです。

 これがアミューズのお品書き。

 ワインも変わりました。アルザスワインというと『まずい』(笑)というイメージですが、これは美味しかった。さすがグラン・クリュ。

 それに合わせて出てきたのが海の幸のパフェ。ウニ、ズワイガニ、キンメダイ、つぶ貝がクリームとコンソメで和えられています。こんなもの、美味しいに決まってます(笑)。

 パフェを食べ終わると、ヘビーなムルソーの登場です。

 白アスパラとリードボー&フォワグラ。ボクの大好きなものばかり(笑)。ソースはフキノトウ

 次はブイヤベース。お鍋の湯気でレンズが曇ってます。

 南仏料理のブイヤベースに合わせるのは南仏のワイン、コンドリュー。料理にピッタリだったし、花の香りがして実に美味しかった。ムルソーに勝ってました。

 中身はイセエビ、アワビ、カサゴ、のどぐろ、ホタテと豪華版です。

 メインの赤はここから選べ、と(笑)。ボクはオー・ブリオンにしました。アルコールはもう限界ですが、絶対残さない(笑)。泥酔して中身の写真を撮るのは忘れました。

 赤城牛の赤身、ということでしたが、これは脂っこかった。たったこれだけでも全部食べるのは苦労しました。

 

 付け合わせの山菜。もちろん全部じゃありません(笑)。

 最後に炊き立てのストーブご飯。ここから、一つ選びます

 ボクは白エビにしました。美味しかったけど揚げてあるとは思わなかったので失敗しました。もうお腹いっぱいです。

 でも、デザートは別腹(笑)。
 最初はベルモットの香りをつけた八朔のゼリー。中に苦味があるムースが入っていて秀逸でした。

 やよいひめのデザート。イチゴを模したチョコ、イチゴのクッキー、イチゴの香りの泡、マスカルポーネ、抹茶クリームと凝りに凝ってます。

 右端のイチゴの中身はこの通り。チョコの皮の中にラズベリーソースが入ってます。

 とどめのお茶菓子。この中に3種類のお菓子が入ってます(笑)。

 フレッシュのハーブティーを出せるのも回転が良い店だからでしょう。生だと味も香りも全然違います。家のベランダでレモングラスやミントを育てたいくらいです(笑)。

 この店は見かけだけじゃなく味も美味しいし、店の人の感じも良いし(20席ちょっとの小さな店に10人近く人がいる)、お腹もアルコールも一杯になり過ぎてしまうのが珠に瑕です。
 アルコールは半分の量にしてもらっているのですが、それでも半死半生(笑)。ボクは普段 勤務先では一滴もアルコールは飲めないことにしているくらいで、まずいものは飲みません。逆に美味しいものは残したくない(笑)。
 いつまでも、こういうものを食べられるように元気でありたいです。