特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

臨時更新:安保法制の施行に反対する国会前抗議3・28

3月29日は安保法の施行日です。
実はボクはこの法案も修正が入って海外へ自衛隊を出しにくくなって実害は少なくなった、とは思っています。それにグレーゾーンについては法制化の必要性があるのかないのかきちんと検討してみるべき、とも頭の片隅では思っています。でも、なんで海外に派兵するのか全く理解できないし、必要性がありそうなものも明らかに余計なものも法案が一緒くたになっている。何よりも安保法案のあの決め方は良くない。何がメリットなのか、どんな必要性があるのか、国民にまともに示さないまま国会を強行採決するなんて民主主義の軽視も甚だしいあの決め方は絶対おかしい。 施行後すぐに予定されていた南スーダンへの駆けつけ警護が選挙後まで延期されましたがhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160329-00000000-jij-pol、それだっておかしい。本当に国にとってメリットや必要性があるのなら直ぐ実施したっておかしくないわけです。選挙後まで延期ってことは、要するに都合が悪いことは隠すってことでしょ。この国の政府はいつまでこんないい加減なことをやっているのか。抗議の声があるってことを可視化しておかないと、政治家のやりたい放題になっちゃいますからね。どうせ、あいつらは一番安全なところにいるんだから。
                                           
施行日の3月29日は各地で抗議が予定されています。前日の28日もSEALDsの子たちが国会前で抗議をやると言うので行ってきました。29日を盛り上げなくちゃ。それに先立って28日の午後SEALDs(東京、東海、関西、東北、沖縄)が行った記者会見はNHKでも報じられたそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160328/k10010459231000.html
              
簡単に様子を報告します。

国会北庭前にくるのは久方振りです。昨年夏のことがまるで昨日の事のように思えます。抗議はマイクを握った奥田君の『久しぶり〜、皆さん何してましたか』という脱力した挨拶から始まりました(笑)。
●警備の状況。警察は辺り一面鉄柵で囲んでいます。結構厳重でした。



●韓国のTV局も中継してました。

●抗議風景






                                             
今日の抗議は音楽なし、ドラムのリズムに載せたコール主体です。それに高校生やSEALDsの子のスピーチが入る。奥田君や諏訪原君が指摘してたのは『昨年 安倍晋三は安保法制の狙いや必要性を国民に良く説明すると言ってたのに、未だに全然説明がない』ってことです。ホント、そうですよね。法案の賛否より説明がないってことの方が重要なんです。原発もそうですが、必要性も理由も有耶無耶のまま政治家は勝手に進めてしまう。そうすればいざとなった時連中は責任を取らなくて済むからです。白井聡丸山真男の言葉を借りて『不都合な真実を否認し、権威と空気に盲従する無責任の体系』って言ってますけど(現代思想3月号)、太平洋戦争の時とこの国は変わっていないじゃないですか! 

現代思想 2016年3月号 特集=3・11以後の社会運動 (青土社)

現代思想 2016年3月号 特集=3・11以後の社会運動 (青土社)

●おなじみのコール、『憲法守れ』『言うこと聞かせる番だ、俺たちが』


●『生活保障に税金使え』というコールは今夏のテーマになると思います。

●古賀茂明も来たそうです。

●後ろの方には子供連れも参加していました。

ということで、今日の参加者は目分量で数えて、のべ2000人くらいでしょうか(注記。今朝の朝日には参加者600人とありました。開始当初はそれくらいでしたが、いつも通り徐々に人が増えました。『のべ』だったら、これくらいじゃないでしょうか)。官邸前抗議に来ている人も大勢いましたが、やはり若い子が多かった。大学生くらいの若い男の子、女の子が昨年夏より目立っていた気がします。案外 彼らの間にこういう抗議は定着しているのかもしれません。
毎日新聞
安保法制:「シールズ」国会前で施行反対訴え - 毎日新聞
29日が本番です。大人数は苦手だけどなあ(笑)。おろしたてのスプリングコート着ていくぞ〜(笑)。夜だから意味ないか(笑)。