特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『珍しく良いニュース』と『暴挙!伊達巻のルーツを探る』

 いやぁ、暑いですね~。
 今の家は二重窓の内窓を付けたリフォームの効果が絶大で(今年から東京都が工事の半額を補助)電気代は以前の家の半分に下がったのですが、35度を超えるとさすがに外の暑さが窓からもじわっと感じられます。それでも二重窓にしていなかったら、と思うとゾッとします。

 今週のBS-TBS『報道1930』では米ワシントン・ポストの表現を借りて『12万年で最も暑い夏』と言ってました。   
 今は序の口で、これからも年々暑くなる。


newsdig.tbs.co.jp

 温暖化対策が急務ですが、『石炭火力を残して原発を再稼働させる』という日本政府の対策はどう考えてもピントが外れている。短距離の航空機移動やコンビニやスーパーの多頻度配送や24H営業は禁止するなど、我々の生活そのものを見直していかなければ対策にならないでしょう。ボクは斎藤幸平には批判的ですが、これだけは同感。ドイツのように都会では自家用車なんか禁止にすればいい。

 日本の場合 製造業は省エネが進みつつあるのに対して、オフィスと卸小売業のエネルギー浪費が問題な訳です。
第2部 第1章 第2節 部門別エネルギー消費の動向 │ 令和元年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2020) HTML版 │ 資源エネルギー庁

 本当は最もエネルギーを浪費しているアメリカと中国に省エネをさせれば温暖化問題はあらかた解決するんでしょうけど、連中には言葉は通じないでしょうから。

 マイクロソフトがChatGPTを日本政府に提供するそうです。


news.yahoo.co.jp

 まずは国会答弁の下書きや議事録作成などに活用するそうですが、今みたいな連中だったら与野党ともに政治家なんか要りませんよね。国民も政治に関心ないんだし。
 内閣も廃止して、行政はChatGPTにやってもらえばいいんじゃないですか。


 今週は久々に良いニュースがありました。水曜日、日経の1面に総務省が発表した人口動態調査の結果が載っていました。

www.nikkei.com

 主なポイントは以下の通り。

 人口が80万人減ったと言っても慣れっこになってしまいましたが、世界的にはかなり酷いことのようです。冗談でもなんでもなく、既に日本は崩壊国家です。気が付いた時には死んでいる茹で蛙、という訳です。

 一方 人口が減って良いこともあります。日本全体に占める外国人の比率は増えつつある。

 国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると、2067年には日本の総人口の10.2%が外国人になる。都市部だけでなく地方でも外国人が社会に浸透する時代が迫っている。

 前回のエントリーでいつもコメントを下さるマツケンさん鳥取und八尾Tagebuchが『将来の日本は人口の1割が外国人になる』と仰っていたのでビックリしたのですが、こういうことでしたか。

外国人は全都道府県で増えた。人口数、増加数ともに最も多いのは東京だ。前年より6万3231人多い58万1112人だった。東京の日本人数は2年続けて減ったが、外国人を含めると総人口数は前年を上回る。東京に次ぐ外国人の増加数は大阪(2万4963人)、愛知(1万9326人)と続く。市区町村別では1747のうち85.8%の1499で増えた。

 安倍政権以来、経産省が株価を上げるために『コーポレートガバナンスコード』などで外資ハゲタカファンドを国内に引き込もうとしています

 ガバナンスコードは法律・経済・経営に跨る難しい問題なので政治家や新聞記者も含めて大多数の人には理解できないから騒ぎにはなりませんが(笑)、そんなことをすれば企業のリストラや格差拡大はどんどん進む。雇用を巡ってストライキか?とニュースを賑わしている西武池袋デパートの例が典型です。ヨドバシカメラばかりが話題になりますが、金を出しているのはアメリカのファンドです。もちろん外資のファンドが全てハゲタカ、という訳ではありません。

www.j-cast.com

 原発の問題も含め、経産省こそ『国賊の言葉が相応しい。長期的に見れば、この問題は安保法制より日本に与える悪影響は大きい。


 しかし、日本に外国人が増えているのは大変良いことです。
 既に日本人だけでは今の社会は維持できません。道路工事や建築現場やコンビニ、介護など身の回りを見ていれば誰でも判る。

 国際協力機構(JICA)によると、政府の目指す成長シナリオを40年に達成するのに必要な外国人労働者は20年の4倍近い674万人が必要。

 労働力の問題以上に、社会の活力という面でも今の日本はニッチもサッチも行きません
 相変わらずの男社会で世襲と利権で物事が動いている。マスコミは強い者に忖度するばかりで自浄能力すらない。多くの人々は文句だけは一人前の癖に行動は起こさない。政治家は無能でも、国民の半分は投票にすら行かない。その癖 直ぐ頭に血が上り、感情に流される。その点はバカウヨだけでなく左派も変わりません。自分の国は落ち目になる一方なのに外国から学ぶどころか、偏見に凝り固まって外国人をバカにする。
 謙虚さを失った人間は醜い

 自分では努力しない癖に他人の足だけは引っ張る、そんなバカだらけの国は亡びるしかありません。

 外国人が増えると治安の悪化がどうこう言う低能もいるかもしれませんが、単なる偏見に過ぎません。頭の悪い日本人の方がよっぽど危ない(笑)。

 これが証拠。日本人のヤバさは国だって認めている(笑)。


 人種や性など今までマイノリティだったグループが全体の3割を占めれば、その集団の体質は大きく変わる、と言われています。日本に外国人が増えていけば競争や共創が進んで社会は活性化するし、忖度や世襲が利かない、よりフェアな社会になるでしょう。美味しいエスニック料理も食べられるし(笑)。

 将来 日本の社会が外国人が3割を占めるようになったら、と考えると、正直ワクワクします。そうなるのは80年後か、100年後か判りませんが、その頃の日本は小国になっていても、結構良い線いっているかもしれません。再度の原発事故や戦争に見舞われていなければ、ですが(笑)。

 今の日本に希望があるとしたら女性と外国人。とにかく、今まで踏ん反り却ってきたジジイ連中は一刻も早く退場させる、それしかないでしょう。


 さて、近所に、松濤に本店がある有名ポルトガル料理屋’’マヌエル’’のエッグタルト屋が出来ました。

 松濤のマヌエルはもう20年くらいやってると思いますが安くて(ポルトガル料理なんて干し鱈とかですから)美味しい、それにお洒落で、とても良いお店です。最近は知りませんが、当時は行く度に女優さんが普通に隣のテーブルに座っていたりした。連れて行った女の子が絶対に喜ぶ『外れの無い店』でした(笑)。

 今回 近所に出来たのはフードコートの中の小さな売店ですが、

 さすがマヌエルだけあってテイクアウトで食べるエッグタルトは中々美味しいです。オーブンで温め直すとカスタードがとろけます。他のエッグタルトとは全然違う。カロリーは心配だけど(笑)。


*以上の引用元:https://jiyugaoka.net/blog/entry-12784820071

 今回は店頭でしか食べられない、テイクアウトできないお菓子を一挙に3つ食べる、という我ながら暴挙に出てしまいました。

パン・デ・ロー』:オーブンで休ませながら焼いたカステラだそうです。半生加減がプリンとカステラの中間みたい。

グアルダナッポ』:ポルトガル語でテーブルナプキンの意味だそう。スポンジ生地に卵黄クリームを塗って三角形に折ったもの。

トルタ・デ・ラランジャ』:伊達巻のルーツとなったオレンジ果汁入りのしっとりとしたロールケーキ。これが食べたかったんです。ボクはおせち料理では伊達巻が一番好き!

 周囲にはメープルらしきシロップが掛けられています。しっとりとした生地の食感とオレンジの香りが美味しかったです。外観もそっくりで確かに伊達巻のルーツと言われれば、そういう感じがします。

 家に帰ってエッグタルトも食べました。要は全部、卵と小麦粉のお菓子です(笑)。その週末で体重が2キロ、増えた。ただいま絶賛ダイエット中です(涙)。