特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『お墓詣り』と『お花見』と。

 4月になり、環境がずいぶん変わった気がします。
 この時期 研修で上京してきた新入社員らしき男女が集団で街中を歩いているのを見ると『通行の邪魔、うざい』とは思うのですが、新芽のようなフレッシュさはありますね。
 しかし、連中はなんでやたらとつるみたがるのか(笑)。何故 集団で歩いているんだろう(笑)。不思議でなりません。

 個人的にはほぼ毎日見ている夕方6時台のNHK関東ローカル、’’首都圏ネットワーク’’のお天気お姉さん、市村さんが民放へ移ってしまったのは衝撃でした。帰宅後の楽しみが一つ減ってしまった(笑)。
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 引っ越しをしてから新聞を止めました。年間5万円もかかっているのもさることながら、部屋からマンション入り口の新聞受けまで取りに行かなければならないからです。今の時期ならいいけど、真冬の朝5時にそんなことをするのは命がけです(笑)。ボクはエレベーター嫌いなので、外部に面した階段を降りるうちに心臓麻痺で死んでしまうかもしれない。実際 今のマンションで新聞を取っている家は全体の10分の1くらいのようです。


 家を出る時 定年過ぎの?爺さんが郵便受けに新聞を取りに行っているのを見ると『朝 お茶でも飲みながらゆっくり新聞を読める身分になりたい』と思います。つくづく羨ましい。

 けど、冷静に考えれば朝日も毎日も東京も中身は低レベル、わざわざ読む価値があるとも思わない。朝日は権威主義で扇情的、毎日は底が浅いだけでなく所詮は公明党の手先(聖教新聞の印刷元)週刊誌が報道している創価学会・公明党機関紙印刷問題東京新聞は取材力不足、どれも冷静に事実を伝えるという基本的なことが出来ていない。赤木さんのご遺族から抗議を受けている望月衣塑子なんて新聞記者なんてレベルじゃない。

 実際 新聞はガンガン部数が減っているらしいですね。この3年で4分の1も部数が減ったそうです。売上が年8%も下がっていたら、普通の企業だったら潰れてます。それでもまだ残っているのは、連中が規制に守られた特権階級だからです。


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 特に朝日は昨年 大リストラをやったり各地で続々と夕刊を廃止しているだけでなく、これから購読料を10%も値上げするそうですから、ますます衰退は進むでしょう。新聞が潰れるのは自業自得ですが(朝日は大阪と築地に土地を持ってるから企業としては潰れないようですが)、言論の代わりはない。テレビもネットもバカばっかり。ますます日本人はアホになっていくんでしょう。政府としては思う壺ですね。


 

 統一地方選は与党が優勢みたいですね。
 対決形式になっている大阪も北海道も与党候補が野党の候補に大差をつけています。結果はもう決まっている。

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 特に大阪の世論調査では『カジノは反対』、『維新の府政は支持』というねじれ現象が発生しているようです。

 圧倒的に強い維新に対立する側が自民+立憲と共産に分裂しているのですから、やる気すら疑いたくなります。出来レースなんじゃないか、と。
 多くの無党派の人も同じ気持ちのはずです。一言で言って、アホらしい。

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 与党の政策は必ずしも支持しないが、他に投票先がない。だから、こういう現象が起きている。この10年間延々と続いてきた野党自滅パターンが今回も起きているわけです。

●神奈川県知事選だって、エロ岩と共産党とN国党と電磁波のおっさんを並べて、どうしろって言うんだ(笑)。

 これだけ続くとさすがに、野党のアホさ加減も与党と大して変わらないと思えてきます。

●東大出た元官僚がこの程度です。

 何故自公政権が続くのか、何故維新が強いのか。答えは一つ。野党と国民がアホだから、です。


 さて、毎年3月は以前飼っていた犬のお墓詣りを欠かしたことがありません。人間の墓参りなんか行ったことありませんが、雪が降ろうが放射性物質が降ろうが命日の3月17日近辺にはお墓がある調布の深大寺へ行くのが、この30年間の習慣です。
 今年は引っ越しが有ったので、先週末にやっとお墓参りに行くことが出来ました。

 電車や雑踏の人混みを我慢しながら、なんとか調布にたどり着きます。遠くてボクの家からは1時間半くらいはかかります。
 深大寺自体は奈良時代からある古いお寺だけあって感じは悪くないのですが、辿り着くまでの雑踏はかなり耐え難い。普段乗っている東急線とは異なる京王線の雰囲気も違和感がある。

 管理事務所で住所変更の手続きをしたあと、墓前で犬に無事引っ越したことを報告して、改めて来世での再会を約束しました。人間とは関るのは疲れるばかりですが、犬には素直に向き合えます。今でもこうやって、気持ちが和らぐ時間を貰えるのは犬に感謝しています。


 そのあとは お花見をしに六本木へ。桜が咲くと毎年 桜が見えるレストランへ行くのですが、近年はもっぱら六本木の再開発ビルの上からのお花見になりました。人が少ないので(笑)やっぱり気持ちが楽なんです。人混みの中でお花見なんて真っ平、余計にストレスが溜まります。

 レストランのお料理は桜にちなんだものばかりです。お皿の上もお花見、という訳です。コンセプトは同じですが出てくるものは毎年少しずつ変えてくる。

 テーブルに案内されて最初に出てきたのはポメリーの最上級キュベという’’ルイーズ’’。
 流石に初めてです。少し室温に戻して飲むにふさわしい、濃厚な味でした。重いので最初に出てくるのはどうか、とは思いましたが。

 フィンガーフード。黄色のビーツのムースと仔牛のコロッケ。
 

 次はボルドーの白。ボルドーと言えば赤ですが、白も石灰質土壌の硬水の良い面が引き出されていて、ボクは美味しいと思います。水みたいなソーヴィニヨンブランは好きではありませんが、ボルドーのものは好き。

 お皿の上に桜の花が咲いています。ホタテのタルタルとキャビア。その下にカリフラワーのムース。サクラの花びらを模したのは大根とビーツ。ホタテはなんてことありませんが、ムースは一口食べて’’美味い’’と思いました。枝を模しているのはセップ茸のパウダー。

 ホワイトアスパラのムースの上に蟹とキャビアが載っています。手間はかかっているのですが、これは普通に茹でた方が美味しい(笑)。

 香りづけの泡の下はこの通り。

 次はボリュームのあるブルゴーニュシャルドネ。美味しいなあ。

 オマール海老はお皿の真ん中にあるピンク色のソースが実に美味しかったです。ピンク色はハイビスカスだそうですが、それ以上に殻の味が濃厚です。ロール状に巻いてあるのはシート状に剥いたビーツ。

 低温調理のサーモンをシャンパンソース。シャンパンソースは見栄えと香りはいいけど、バターの味がきついのであまり好きじゃない。ソースの周りは根セロリのマッシュ。

 シャプティエのコート・ロティ。ビオワインです。適度な重さと果実味で『美味しい』しか言葉がない(笑)。

 桜の葉を巻いた仔羊。上には黒トリュフの花びら?(笑)。驚いたことに4月でも最盛期なみの素晴らしい香りでした。もう、天国状態(笑)。オーストラリア?って聞いたら、フランス産だそうです。異常気象の影響でしょうか。

 デザートまで辿り着く頃は酔っぱらっていて、なんだかわからない(笑)のですが、フロマージュブランのムースとアイスクリームです。

 その後はテラスへ。

 食後のお茶を飲みながら、眼下の夜桜をお花見という訳です。

 ガラスの手すりの下には桜の林が広がっています。周囲には誰もいない、こういうお花見ならいいな、と思います。

 高層ビルの明かりも桜の引き立て役です。

 ついでにお月見も(笑)。

 お店の人曰く、枝の下の方はだいぶ散ってしまったけれど、上の方は随分残っている、と言ってました。今年の桜は早かったので見ごろは過ぎたかもしれないと思っていたのですが、図らずもベストタイミングだったかもしれません。

 その後は店を出て、下へ降りていきます。毎年恒例のパターンです。

 人は夜になってだいぶ減りました。これくらいなら許容範囲(笑)。

 いちばん上がさっきお茶を飲んでいたテラスです。これで今年の桜も見納め!

 楽しいことが一つ、終わってしまったので、これからはゴールデン・ウィークを心の支えに耐えていきます(笑)。