特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『プリンスの85年ライブ』と『国のために戦いますか』(笑)と『インフレ放置』

 うっとおしい梅雨が始まりました。今週の雨はそれほど酷くなくて助かりましたが、これからが本番だそうですね。徒歩通勤をしていると、お天気はすごーく気になります(笑)。

 今、映画館で上映されているメジャー作品は『ウルトラマン』に『トップガン』に『ガンダム』なんですよね。一体 今はいつなんだって(笑)。トップガンの新作は面白いと言う説はありますが、ボクは前作すら見てないので全然わかんない(笑)。

 と、いいつつ、かくいうボクも今週は先週末に発売されたばかりのプリンスの85年ライブに夢中になっていました。

 昔見たことがある映像ではあるけれど、高画質になって圧倒的にカッコいい。回顧に走るのは退化だと思っているので、普段は意識して新しい音楽や映画に触れるようにしているのですが、好き嫌いはあるにしろ、やっぱりプリンスはモーツァルトのような天才、大天才です。
 最近の音楽、ケンドリック・ラマーやザ・ウィークエンドもかっこいいとは思いますが、流石にプリンスに比肩できるような人は中々いないと思います。

●その85年のライブから''I Would Die For You''。''君のためなら死ねる''ってラブソングじゃありません。発売当初は両性具有、神をテーマにしているのかと思ってましたが、今はもっと大きな存在、『真・善・美』を歌っているように思えます。

www.youtube.com

 
 これ、すごく面白い記事でした。『「国のために戦いますか?」と聞かれて「はい」と答える人は日本は世界でも最低』だそうです(笑)。

president.jp

 『戦う』と答えている人は日本は世界でも逆断トツの13%(笑)。これは世界数十カ国の大学・研究機関の研究グループが参加し、共通の調査票で各国国民の意識を調べ相互に比較する『世界価値観調査』の結果だそうです。

 ちなみにウクライナは60%弱。それがロシアの侵略を受けて、最近は確か8割から9割弱近くまで跳ね上がっていると思います。
 ウクライナの場合、リーダーが率先垂範していますから、求心力が違います。絶望的な戦いになったマリウポリにもウクライナは夜間 ヘリで補給を続けたし、最後は兵士の命を救うために降伏命令を出した。かっての日本軍、芸者連れで戦地から将軍が飛行機で逃亡したり(フィリピンから逃げ出した陸軍の富永中将)、『本土防衛のために捨て石となれ』と命令された沖縄戦などとは全く対照的です。

 一方、権力盲従、セルフ臣民の日本人でも、いざとなれば日本と言う国は国民を守らないことは無意識にでも理解しています。動物と一緒で、バカ国民でもそれくらいわかる(笑)。

 太平洋戦争でも、コロナでも、そうだった。今度 有事になってもこの国は絶対 国民を守らないに決まっています。大雨災害が起きたときでも宴会をやってる今の政治家を思い起こせば、誰だってそう思うでしょう。いざというときはマスコミを動員した同調圧力と役人の陰湿な手段で国民を戦争に駆り立てるのかもしれませんが。

 面白いのが、日本で国を守るといきってるのが65歳以上のジジイばかり、ってこと。お前ら、役に立たないだろって(笑)。自分が戦場へ行かなくて済むと思ってるから、こういう発想なのでしょうか。


 
 この問題にしろ、性差別意識にしろ、この年代のジジイ連中がこの世から消えてなくなれば日本がかなりマシになる、のは国会を見ていれば明らかです。
 今 国防費を倍増するとか、言ってますが、日本はそれ以前の問題(笑)。ロシアや中国よりバカウヨ老人の方が日本の脅威、なのは間違いありません。


 さて、国会の方では立憲民主党が内閣と細田衆院議長の不信任案を提出、大差で否決されました。
 暴言に加えてスキャンダル噴出の細田の不信任なんて、誰がどう見ても当然じゃないかと思います。身内を庇う与党だけでなく、チェック機能を果たそうとしない野党なんか存在価値ゼロ、じゃないですか。

 パフォーマンスがどうこう言っているバカがいますけど、民主主義社会では、棄権も白票も意志表明を放棄した犯罪、テロ行為に決まってます。民主主義の根幹を破壊しているのだから。まして国会議員だったら給料泥棒です。

 期末に内閣不信任案を出すのは国会の慣例で、自民党民主党政権の時は出していたし、従来の国会でもそうだったそうです。今回のタイミングで不信任案を出したおかげで来週に予定されていた憲法審査会の日程が流れ、今国会での国民投票法の審議は不可能になりました。


 ただ、立憲民主党が今のインフレを『岸田インフレ』と非難するのは選挙戦術としては悪くないかもしれないが、事実としては違います。

 今回の物価の急上昇は、円安に資源高や戦争、コロナによる混乱が加わったせいです。資源高や戦争、コロナの影響は仕方がないし、円安は短期的には日米の金利差、長期的にはアベノミクスのせいですから、そう簡単に脱却できる話ではない。

 それに対して打てる手は限られている。
 物価高対策で国民に金を配っても、数か月、いや数年続く可能性があるインフレに対しては無意味です。
 元凶である円安を何とかしようにも景気が悪い時に急激な金融引き締めなんかできないし、円安是正のために金利を上げれば倒産も増えるし、株も下がる。株が下がれば企業業績がマイナスになって給料も減るし、我々の年金資産も減る。

 ただしアベノミクス時代からのマイナス金利を続ければ、円安はいつまでたっても収まりません。円安が収まらなければ物価上昇の勢いは止まらない今、日本だけが国債金利がマイナスです(トルコもそうかもしれませんが)。


www.nikkei.com

 日銀総裁の黒田(77歳)が『家計はインフレを認めている』と発言して炎上、謝罪撤回に追い込まれました。そんな問題では済まない。

 今 日銀のやってることはインフレ放置です。『国債の日銀引き受けは減らしていく』もしくは『減らす、と日銀が口先介入をする』、そうやって円安を少しでも抑える。それが今やるべき緊急の経済対策です。

●何を訳のわからないことを言っているんだと思われる方もおられるかもしれませんが(笑)、ちょうど今日、元日銀理事(黒田に反対してた)、現野村総研の木内氏も同じことを言っていました(笑)。
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 魔法のような特効薬はありません。10年近く続いたアベノミクスのバラマキを是正するには時間をかけて少しずつやっていくしかありません。
 だからアベノミクスって最低サイアクの経済政策だったんです。病人に覚せい剤を打っているようなもの効き目がきれたらえらいことになる。それがこれからの日本です。

●ボクもそう思う。10年も金融緩和したんだから、脱するには10年以上かかる。


 しかし、野党の側もダメ。消費税を下げろとかアホじゃないか
 消費税は増税した当初は消費が減りますが、数か月すればもとに戻ります。だから安定財源と言われている。
 消費減税も一緒です。数か月すれば元に戻るのだから景気なんか良くなる訳がない。バブル期は別にして、消費税が今より低かったとき景気が良かったでしょうか(笑)。

 しかも消費減税は沢山モノを買うお金持ちほど得をします。一方 消費減税で財源が無くなった分は福祉の切り捨てに向かうに決まっています。
 消費減税は庶民からお金持ちへの所得移転です。(笑)。消費増税と減税では意味が違うんだよ、バカ(笑)。

 アホの山本太郎共産党だけでなく、立憲民主まで時限的な消費減税とか訳のわからないことを言っている。これじゃあ、今の野党には政権担当能力なんかない、としか思えない。安倍の数々の疑惑解明も大事ですが、日本の経済までおかしくなって大勢の人の生活を破壊してしまえば元も子もない

 西谷修や和田春樹のようなボケが回った学者連中や市民も含めて、野党陣営もあまりにもアホすぎる。

 もちろん、圧倒的に与党が強い状況は政権の腐敗を招きますから宜しくない。別に改憲してもいいけど、家族を守れとか言ってる時代錯誤な自民党改憲案なんかまっぴらです。
 まず、与野党伯仲くらいにならなければ、国会が機能しない。かといって、今の野党に政権を執ってもらっても困る。欧州のような中道左派政権の可能性が見えるまで、あと10~15年くらいは掛かるんでしょうか。性差別意識丸出しのバカウヨジジイ連中や9条信者のオールド左翼が居なくなってからの方が話もスムーズだろうし😇。
 お楽しみはそれからだ😸