特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『嘘つきは戦争の始まり』と『青いタコス』

 朝晩はまだまだ冷えますが、日中は暖かくなってきました。
 花粉も飛び始めましたが、それでも早く春にならないかなあ。定年にならないかなあ(笑)。

●夕陽に浮かぶ富士山(右側)と丹沢(左側)


 それにしても、コロナの感染は相変わらず収まりません。人口当たりの死者数が断トツの大阪の状況を見ていると、こんなふうに思います。

 アホな知事や市長を選んだ大阪の人が自ら招いた種とは言え、東京だって似たようなものです。政治が機能しないと我々の命だって危うくなる。おっかない世の中です。

 

 

 久方ぶりに 仕事で麻布のアメリカンクラブへ行ったんです。アメリカンクラブというのはアメリカ人の社交を目的とした会員制クラブでロシア大使館の隣にあります(笑)。あそこはCIAの巣窟じゃないかとボクは思ってるんですが、東京のど真ん中の超一等地でアメリカ人が英語も含めて本国そのままの贅沢な生活様式を堪能しているのを見ると、日本はまだまだ占領下、植民地だなーということをつくづく実感します(笑)。
 今回は会員ではないボクもIDを求められました。こんなことは初めてです。やっぱりウクライナの問題でセキュリティレベルを上げているのでしょう。

 そのウクライナで、とうとう始まりました自民党が言っている『敵基地先制攻撃』そのものです。他国からはどう見られるかよくわかります😇。
 よりにもよって、ロシアはちょうど国連安全保障理事会の議長国だそうですね(笑)。

news.yahoo.co.jp

 日本人が考えなくてはいけないのはまず、『現代の戦争がどうやって始まるか』と思うんです。

 プーチンがやっていることは、満州国関東軍そっくりです(笑)。
 我々から見たらプーチンが言っている『平和のため』なんか嘘八百です。でも、かっての日本人同様、一部を除いて多くのロシアの人たちはあれを支持しているようです。ウクライナが西側へ近づいていくのは西欧の陰謀と思っているでしょうし、実際ウクライナの14年の政変はCIAが絡んでいたわけです。愛国心もあるでしょう。フェイクニュース愛国心を煽ったり他国を混乱させたり、ウクライナのロシア寄りの人たちを支援(利用)したり、サイバー攻撃で損害を与える。戦争は武力侵攻前から始まっていたといえます。


 太平洋戦争だって政府は国民に『正義の戦争』、『自衛』、『植民地解放』と宣伝し、多くの国民はそれを信じたわけです。バカウヨは今だに信じている(笑)。

 プーチン東条英機、ブッシュ、フセイン、誰だって権力者は『平和のために』や『自衛』など大義名分を押し立ててくる。見え透いた嘘ですが、どうせマスコミは権力の味方をしますから、それを本気にする人も多い。
 良くリベラルの人たちが『平和を守れ』と言ってますけど、それだけじゃ殆ど無意味です。戦争が始まってしまえば、権力者の嘘の大合唱の前には、そんな声はかき消される。安倍晋三だって『平和』って言いますよ(笑)。

 『戦争をしないためには外交や抑止力をどうするかを普段から、具体的に考えていないと平和は守れない』と思います。政府の対米追従一辺倒も時代遅れの非武装中立も理屈にすらなっていない(笑)。
 プーチンは占領したチェルノブイリのスタッフを人質にしている、とホワイトハウスが発表しています。ウクライナの次は黒海やバルト3国を狙うのではないか、とも言われています。ボクは平和を守るために今まで中立を維持してきたスウェーデンフィンランドがロシアの脅威の高まりで、NATO集団的自衛権に加わりつつあるのが衝撃的なのですが、今はそういう時代なのかもしれません。

 そして日頃から右左関係なく嘘つきは潰しておくこと。国会で100回以上嘘をついた安倍晋三だけじゃなく、維新も山本太郎もみんな嘘つきじゃないですか。日本は嘘つきに寛容すぎるプーチンを見ていてわかることは嘘つきは戦争の始まりってことじゃないでしょうか。

 あと、もう一つ。この戦争で誰が得をするか
 西側が本気で経済制裁したら打撃は大きいにしろ、LNGの価格が上がるのはプーチンが得をする面もあるはずです。トータルではどうなのか。
 あと、アメリカ。価格競争力の問題で採掘が止まっていたシェールガスを今頃 ガンガン掘ってるんじゃないですか(笑)。しかも今年はアメリカも選挙があります(笑)。
 
www.nhk.or.jp

www.nikkei.com

 一時的にプーチンウクライナを思うようにしたとしても、この恨みは今後100年、200年と残ります。数百年前の虐殺の恨みを晴らそうと争ったセルビア人とクロアチア人が良い例です。
 長期的に見れば、一般の国民が戦争で得することは何もない。既に数十万人の難民が発生しているようですが、とにかく被害を受ける人が少しでも少ないことを祈ります。

  


 今週は 途中に休みがあって良かったです。毎週こうだったら嬉しいんだけど。
 休日のお散歩で、『青いタコス』を出す店がある、というので行ってきました。

 タコスの原料のトウモロコシ、普通は黄色いわけですが、この店はバイエル(モンサント)やダウ・デュポンなどが売っている遺伝子組み換えなどを使った大量生産用の品種ではなく、メキシコの在来種である青いトウモロコシに拘り、完全手作りで焼き立て、作り立てを出す、というのがポリシーだそうです。『高級店ではないがジャンクフードじゃない』とホームページに書いてありました。

 しかも朝タコス(笑)。今はコロナで営業は朝9時から15時まで。夜は営業しないというのも面白い。これは味見してみたいと思いました。

 三軒茶屋の商店街にある小さなお店です。朝10時過ぎに行ったのですが、ボクが入ったら丁度 満員になりました。流行ってる。

 最初に出てきたのは『椎茸のチョコソースのタコス

 確かに下に敷いてあるタコスの皮が黒青い。普通のタコスより糖分が少なくて、さっぱりしています。
 チョコソースと言っても唐辛子が入っているから甘いわけではなくて、コクがあります。椎茸も厚みがあって非常に美味しかった。
 テーブルに置かれたソースはズッキーニのものとトマトを焦がして潰したもの、と店の人が言ってました。ここも手を抜いてない。右側にある赤い飲み物はハイビスカスのジュースです。

 次に頼んだのが『唐辛子に山羊のチーズを詰めたタコス

 唐辛子が揚げてあるから、いい具合にチーズが溶けています。メキシコ原産の品種を日本で育てているそうで万願寺唐辛子みたいな味でした。それにボクは山羊のチーズ好きなんです。美味しかった。

 それから『トルティーヤのグラタン風(チラキレス)
 トルティーヤの上にサルサソースとチーズを載せて軽く焼いたもの。個人的には固いトルティーヤのチップはあまり好きじゃないのでいまいちでした。それでもお店の人には『綺麗に食べていただきましたね~』と言われましたが(笑)。

 それから『カルニータス(豚肉のコンフィに燻製をかけたもの)のタコス

 ホクホクしてこれは実に美味しかった。上に載っているのは揚げた豚の皮。沖縄ならいざ知らず、豚の皮ってあまり出回っていませんが、すごく美味しいですよね。

 客席はテーブル4つにカウンター、計15席くらいしかないのに厨房には5,6人います。タコスを一枚一枚焼いていますからね(笑)。確かに本気で料理を作っているようです。それに店の人は厨房の人まで含めて、皆 人の眼を見ながら話してくる。滅茶滅茶やる気を感じます。


 食べ物屋でもホテルでも、時々 こういうやる気がある若い人たちに出会うことがあります。個人経営の店やベンチャー企業だけじゃなく、例えば星野リゾートとか京都の料亭の和久傳のように大きな組織で運営しているところでも、時折そういう若い人たちを見かけます。

 彼ら・彼女らからは、自分たちが好きでやっているという雰囲気をありありと感じます。彼らはお金だけでは動いていない。自分の頭で創意工夫しながら新しいことをやることに喜びを感じているように見える。将来の日本に希望があるとしたら、こういう若い人たちから生まれると思います。
 日々惰性で生きているボクも、そういう人たちと接するのは気持ちいいものです。

 ゆったりした休日のブランチとしてはとても良かった。楽しい時間を過ごしました。こんなことを出来るのも日本はまだ、平和だからです。