とにかくオリンピックが終わって良かったです。
ボク自身は放送は全く見てませんが、朝から晩までNHKがニュースの時間までずらして放送をしているのは異常としか思えなかった。ホント、放送している方も見ている方もアホアホだと思う。愚民政策もいいところです。
いつも思うんだけど箒で掃除してるみたいな?カーリングってなんなんでしょうか。あれ、スポーツなの?(笑)。
土曜日のTBS『報道特集』でウクライナ大使の記者会見を見て改めて気が付いたのですが、ウクライナには原発が15基もあるそうですね。
ウクライナの原発は15基。コルスンスキー駐日大使は「ミサイルや航空機で攻撃されれば、誰が原発に責任をもつのか」「(原発などの)インフラが全て破壊されれば、ウクライナはなくなってしまう」と訴えました。
— 青木美希 『地図から消される街』(講談社)8刷に/新刊『いないことにされる私たち』 (@aokiaoki1111) 2022年2月19日
原発は、リスクが大きい存在です。https://t.co/i2CYMbYPMn
これはシャレになりません。流れ弾でも飛んで来たら福島の二の舞になりかねない。こういう本当に重要な話はあまり聞こえてきません。
マスコミのニュースを見ていると親ロ派の住民避難など、明らかに片方の側の主張をそのまま垂れ流しているものを見かけます(逆もしかり)。確かに避難している人はいるでしょうからミクロ面では事実を報じているのでしょうけど、その逆もあるでしょうし、物事は多面的に見なければ理解できません。
#報道特集 金平キャスター
— ハマーン・カーン@日本ミ新の会副代表🐾雪組🍜 (@masirito22) 2022年2月19日
「長年報道の仕事をしてきた中で、先輩達から言われて心に刻んできた事があります。メディアが絶対にやってはいけない事の一つは【戦争を煽る事だと】。所謂ウクライナ危機の動き。私達はどれだけ事実を知ってるでしょうか。」 pic.twitter.com/Fn39PWfz7T
プーチンは既に陸軍の半分以上を動員しているそうですから、ただでは済まないかもしれません。幸い今のところは習近平がロシアの侵攻に反対しているそうですから武力衝突を避けられる可能性もない訳ではない、のでしょう。このこともTVでは殆ど報じられません。
今回の事態は『アメリカは中国に手いっぱいでウクライナには介入しない』とロシアが解釈したのが大きな原因のようです。朝鮮戦争が始まったのも金日成がアメリカは戦わないと勘違いしたことだそうですから、全く同じですね。
戦争を防ごうと思ったら戦争が起きやすい状況を作らないことが最も重要、と思います。そのためには『国民が戦争をしないという強い意志を示すこと』と同時に『力の空白を作らないこと』、この2つが大切なんでしょう。
ウクライナの出来事を見ていて、ムードに流されやすい日本のマスコミも政治家も国民も実に危ういなあ、と改めて思います。
と、いうことで、六本木で映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
科学オタクの12歳、フィービー(マッケナ・グレイス)はシングルマザーの母の破産で祖父が遺(のこ)したオクラホマの田舎の古い家で暮らし始める。街ではおよそ30年にわたり原因不明の地震が続いていた。ある日、フィービーは床下で不思議な装置を見つけ、さらに祖父の遺品を探るうちにゴーストを捕獲するための装置「プロトンパック」を発見。その後、彼女は祖父がかつてニューヨークを救った「ゴーストバスターズ」の一員だったことを知るが/span>
www.ghostbusters.jp
80年代に大ヒットしたドラマの続編です。元の作品自体はテレビで見ましたが、あんまり興味ありませんでした。むしろ2016年に公開された女性を主人公にしたリブート作は悪くなかった。
spyboy.hatenablog.com
今作も普通ならスルーなのですが、監督が『マイレージ・マイライフ』、『ヤング≒アダルト』、『タリーと私の秘密の時間』など渋くて珠玉のようなドラマばかり撮っているジェイソン・ライトマンなので見にいきました。もちろんオリジナルの『ゴーストバスターズ』の監督、先週亡くなったばかりのアイヴァン・ライトマンの息子です。この人は親父の100倍は才能ある、とボクは思っています。
お話自体は可もなく不可もなく。マニアックな80年代ネタはいい感じだし、お話自体も普通に面白いけれど、意表を突くような感じではありません。
主人公である科学オタクの12歳のフィービーは可愛いし、
兄のトレバーを始め、
彼女を取り巻く子供たちも面白いけれど、やや類型的かも。
母親や担任教師など、フィービーの周りの大人たちはダメ人間ばかりでいまいちというか、あまり魅力的な感じではない。ジェイソン・ライトマン監督らしく、それぞれ葛藤を抱えた登場人物たちが出てきます。ただ娯楽映画にしても、描写がちょっと甘いかな、とは感じます。
次第に主人公たちはゴーストの復活という謎にぶち当たっていくのですが、そこも話としてはいまいちです。悪くはないんだけど、ちょっと唐突に感じられる。
後半は、待ってました!という展開が待ってます。お約束ではあるけれど、そこは丁寧に作られていて、それも劇中の登場人物と現実とが二重になっていて、まさに萌える。感動的であるだけでなく、登場人物のみならず、世界に対する深い愛情を感じます。ここは、さすがジェイソン・ライトマンらしいヒューマニズムが発露されている。 娯楽映画の王道で、ここはやっぱり素晴らしい。
普通に面白いし、見て損はありません。最後の最後まで楽しめるドラマです。見事に萌えます。
ただ、いつものジェイソン・ライトマンのドラマほど深い心理描写があるわけでもない。かと言ってバカ映画ってほどでもない。劇場には子供も見に来てましたけど、たぶん子供には判らないんじゃないかな。80年代のネタも全く分からないだろうし。
いずれにしても30年前の物語が見事に着地したのは実にお見事です。続編もありそうです(笑)。