週末は暑くなるそうです。今週は大雨が降ったり、この2,3日は真夏のような日差しだし、変化が激しいお天気でした。そろそろ屋根裏部屋から扇風機を出そうかな。
今 ちょっと悩んでいる?ものがあります。6月7日発売のこれです。
【メーカー特典あり】 ローリング・サンダー・レヴュー:1975年の記録 (完全生産限定盤) (オリジナルステッカー付)
- アーティスト: ボブ・ディラン
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: CD
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ボブ・ディランの1975年のライブツアー『ローリング・サンダー・レビュー』の14枚組CDが6月に発売される。ボク自身はディランの熱心なファンではありませんが、この時期のディランがロック史上に残るほどすごい、神憑り的にすごいのは判っています。
●『愚かな風』:巨大なダムから国会まで、愚かな風が吹き続けている(76年のローリング・サンダー・レビュー)
Bob Dylan - Idiot Wind (Live 1976)
今までに出た『ローリング・サンダー・レビュー』関連の作品はCDも映画『レナルド&クララ』も本当に素晴らしかった。
旅回りの一座という設定でマス・プロモーションを拒否したコンサート・ツアー。時には顔を白塗りにして、自由奔放に演奏し、人種差別に反対する激しい言葉を紡ぎ出す。
社会変革とエンターテイメントと芸術性を両立させようとした、この時期のディランはまさに創造力の塊です。
●こっちは勿論 持ってるんですけどね。傑作ですが、刺激が強すぎて頻繁に聴くには体力的に厳しい。それくらい凄い。
- アーティスト: ボブ・ディラン
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 2002/12/11
- メディア: CD
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- アーティスト: ボブ・ディラン
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1991/12/01
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ただ、リハーサルも含めた各地のコンサート、全14枚組というのがどうもなあ(笑)。値段もさることながら、14枚組なんかさすがに聴けないし。仮に聴いたとしても全14枚、内容を理解・把握するだけでも1年くらいかかる(笑)。でも限定盤だから買っておかないと後悔するだろうし。
ったく、消費者心理に付け込みやがって(泣)。
●今の日本でも『愚かな風』が吹き続けているわけです。
愚かと言えば、毎日新聞のこの記事、面白いなーと思ったんです。『高齢者ほど嫌韓が多い』という話です。
この記事によると、
日本政府が毎年行っている「外交に関する世論調査」によると、「韓国に親しみを感じる」という回答が18~29歳では57.4%なのに、70歳以上では28.1%なのです。
確かに、若い人や女性はそれほどでもないのに、高齢者ほど韓国が嫌いな人間が多いのは様々な調査でも裏付けられていますし、実際 ネトウヨブログに影響されて弁護士に不当な懲戒請求を出した事件でも、被告として続々と中高年のバカ男たちが正体を現しています。
嫌韓とか言ってる奴は社会生活に適合できないニートみたいな連中だろうと思っていたのですが、いい歳こいて、どうなってるんだ、というのが正直なところです。無駄な歳の取り方ってあるものなんですね。
その理由は様々考えられます。毎日の記事には、高齢者には『かっての韓国の軍事政権のマイナスイメージが残っているため』、『定年後の疎外感を「正義感」で解消するため(笑)』(惨めな人生の締めくくりですね)(笑)などが挙げられています。
一方 若い人はK-POP、年配の女性は韓流ドラマなどで韓国の文化に親しんでいるからなんでしょうね。特にK-POPはBTSを始めとして全米1位を何度も取るようになってますから、J-POPなんか全くメじゃないのが現状です。
それとは対照的に文化不毛の中高年男性が辿り着いたのが、誰からも相手にされない惨めなネトウヨの老後というわけ(笑)。
でも、そんなことを言っても連中には届きません(笑)。定年後の喪失感を嫌韓、嫌中で埋めてるような奴なんてサイテーのバカ、クズですから、つける薬はありません。
バカは●ななきゃ治らないというのは真理ですから、おまえらの子供や孫のためにも、ゴミじじい連中は一刻も早く●んでください、としか言いようがない。
しかし、問題なのは野党や市民団体はこの年代が主ターゲットのままでいる、ということです。デモでも集会でもメインの参加者層はこの年代、そして更に上の人たち。
自称『市民運動』(笑)や共産党、公明党も年寄りばかりだそうですが、あと10年もすればみんないなくなる(笑)。
野党がもっと若い人たち向けの政策にシフトしていかない限り、未来永劫 自民党政権が続くんじゃないでしょうか。
なぜ多いかはわからんが、高齢者というのはこれまでの日本社会を作った人らといえるわけで、そういう人らが簡単にネットに染まってネトウヨ化する程度の知性とモラルしかない人が多いせいで日本社会は傾いてんだろうなという気はする。
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) 2019年5月21日
なぜ嫌韓は高齢者に多いのだろうかhttps://t.co/BMG4mYKhmA
さて、少し前 定期的に話を聞いている元政務秘書氏の話を聞いてきました。
『TOKIO』や『大泉洋+高畑充希』の前に(笑)、彼も安倍晋三に呼ばれて話をしてきたそうです。別に権力欲しさとか忖度で出かけたわけではなく、サラリーマンの彼の場合は社命、仕事です(笑)。与野党問わず、呼ばれれば出かけています。
結論から言うと、安倍晋三が彼を呼んだのは『経済、特に消費税をどうするかを検討している』というポーズをマスコミに対して見せるため、だったそうです。
向こうは安倍晋三、官房長官の管、秘書官の今井の3人だったそうですけど、消費税の話も経済の話も全くでなかった。バカ話に終始したそうです。もちろん言質を取られるようなことを政治家が言うはずはありませんけど。
一方 彼はその後ずっと政治部の記者にマークされて身動きとれず大変だったそうです。『おれは政治利用された』とぼやいていました。
一応 ブリーフィング資料も見せてもらったので、どんな感じだったかお伝えします。
まず、まったく話題にならなかったことから判るように、消費税をどうするか、安倍、管、今井の間ではもう決まっているようです。あとは財務省他の抵抗だけ。
ちなみに消費税延期のことは読売、産経は勿論 朝日、毎日、東京も含めて各新聞では殆ど記事になっていません。新聞は自分たちが軽減税率の対象になっているので消費増税をやりたい、だから延期の事は記事にしないそうです。ホント、日本の新聞は腐ってます。
特に朝日新聞。権威とポピュリズムが大好きな朝日新聞はTV朝日を含めて保守反動の権化だとボクは思っています。朝日をたたくことが『商売になるから』、とは言え、ネトウヨがどうして朝日を目の敵にするのか判りません。お前ら、同類だろって(笑)。
元政務秘書氏は安倍晋三がやるのは『消費税延期+増税対策で予定していた追加歳出』と予想していました。
その理由はもちろん選挙。やはり衆参W選挙の可能性は高いそうです。
一つは大阪の選挙の結果。「従来の選挙は『××を改革する、変える』と言った方が勝ってきた」と安倍は言ってたそうです。野党は『憲法を守る、平和を守る』、とにかく『守る』ばかりでした。ところが大阪では、都構想という『変えること』を唱えた維新が勝った。今度は自民が『守り』になるかもしれない。自民党内では衝撃だったそうです。
あと もう一つは今でも不景気になりかけていますが、来年オリンピック後はどう考えても景気が悪くなる。そんな時に選挙なんかできない、と考えているようです。それは判る。
これで野党は消費税を旗印に使えなくなりました。消費税延期ではなく廃止という手はありますが、誰でも日本が財政赤字なのは分かってるんだから、廃止では説得力ある理屈を作れないでしょう。
安倍晋三自体は国内の不景気に加えて、米中対立など全く興味を持っていないそうです(少なくともそう見えたらしい)。
本当にアメリカが追加関税を実施したら、日本が中国に輸出している部品だっておかしくなるし、既に今だって半導体関連の輸出が傾いています。日本の輸出先のトップは中国、2位がアメリカですから、どちらも損する追加関税なんか実施したら、どう考えても日本の経済はおかしくなります。一歩間違えれば、日本にとって北朝鮮以上に危機的な状況なのに。
ついでに安倍晋三は社会福祉改革も全くやる気がないそうです。社会福祉改革と言ってもどうしても削る方になります。『自分の政権で初めて(年金を減らす)マクロ経済スライドを発動させたのだからもう十分』だそうです(笑)。
元政務秘書氏が『こんな経済の状況では最低賃金の賃上げをさらに進めるべきではないか』と意見したら、あちらからは『自民党の支持基盤である中小企業の打撃が大きいから、選挙前は絶対やらない』という答えが返ってきたそうです(選挙後は判らない、ということでもあります)。
自分の権力を守る事だけは安倍晋三は一生懸命だし、現実主義です。
「最低賃金を上げたくない」というような類の経営者側の希望が優先されれば、貧困者が増え続け、消費する中間層が減ってゆく。この流れでは経済の回復は困難。金持ちの目先の利益のために、こうやって全体が沈没していくことに。
— 小野寺系 (@kmovie) 2019年5月21日
席上 安倍晋三はトランプに取り入る方法をしきりに自慢していたそうです。トランプはとにかくメルケルと仲が悪いので、メルケルの悪口を言っていれば、機嫌は良くなるそうです。もお、いやだ、こんな品性下劣な総理大臣。
●上と話は一致しています。安倍晋三はトランプに媚を売る事ばっかり考えている。
トランプ大相撲、こんな経緯らしいです。
— プチ鹿島 (@pkashima) May 23, 2019
本日の毎日新聞より pic.twitter.com/9i5D1W8OLm
要するに安倍晋三は短期的な自分の権力維持のことばかり考えているわけです。日本という国のこと、とくに将来はまったく興味がない。
しかし、史上まれに見るほど品性下劣でバカな総理大臣でも、「『変えること』を唱えた方が常に選挙に勝っている」は鋭い指摘です。自分の権力維持の為とは言え、野党より国民の方を見ている。
今井の入れ智恵かもしれませんが、この点だけは野党より、少なくとも鳩山、菅、野田よりはマシに見えます。
『変える』というのは往々にして悪い方へ向かう、というのが平成30年間の歩みでしたが、そちらに投票してしまうバカな国民だから仕方がない。考えようによっては、それだけ国民の暮らしが厳しくなって、Brexit同様 ありもしない希望にすがっているのかもしれません。
TVが置いてあるお茶の間から国会や首相官邸まで、『愚かな風』が吹いている。『憲法守れ』、『平和を守れ』ではダメ。安倍に反対する野党も市民も現実的にならないといけませんね。
とにかく、政治も財政も景気もここまで滅茶苦茶になってしまうと、仮に日本が立ち直れるとしても10年単位の時間がかかる。経済音痴の野党ではできないし、やらない方がよい。
今夏の選挙で少しでも野党の議席を増やして、多少は政治に緊張感を取り戻す、できれば安倍を政権から引き摺り下ろす、それが我々にできるせめてものこと、でしょうか。
●6月8日に今年3回目の『安倍やめろ』デモがあります。翌9日も青山で15:30~『未来のための公共』と『若者憲法集会』がデモ。選挙前ですからね。若者憲法集会は共産党系らしいキモさが耐えられないけど、
未来のための公共(@public4f)さん | Twitterのデモは活気があって楽しいもんな。
https://twitter.com/strongprotest2/status/1130775483279298560
ということで、今週も官邸前へ #金曜官邸前抗議
トランプのバカが来るせいで、有楽町から官邸前までとにかく警官が多い。それだけ怨まれてるってことでしょ(笑)。
今日の東京の最高気温は30度!午後6時でも27度。抗議参加者は先週と同じくらい、300〜400人くらい?。初夏らしい、気持ちが良い晩でした。
●抗議風景
さすがの厚労省も東電が福島の廃炉作業に外国人(新制度の『特定技能』外国人)を使うのを断念させました。
ベトナム政府にまで話が伝わったのだから、厚労省も流石に看過できなかったのでしょうけど、まったく酷い酷い連中です。廃炉作業なんか原発を推進してきた東電社員と経産省の役人にやらせればよいと思いませんか。この国は政治だけでなく民間のモラルだって怪しい物です。
こちらはグッドニュース。4月に原子力規制委が『原発のテロ対策施設が期限内に完成しなければ原則、停止命令を出す』と発表した途端、原発依存度が高い関西電力の株価が約20%もの激下がり、年初来安値を更新したそうです。
www.nikkei.com
記事によると今回の原発停止の損害は高浜3,4号機だけで年1000億円にも及ぶそうです。金額がデカすぎて良く判らないんですが(笑)、原発を進めるということはそれだけのリスクがあるということです。しかもテロ対策の遅れそうな関電の原発は高浜だけではありません。
関電然り、東海第2の原電然り、市場原理に基づけば原発は成り立たない、ということはこんな所にも示されています。
www.nikkei.com
原電なんか1wも発電せずに8年間で1兆円も我々の電気代から受け取った挙句、
発電ほぼゼロで収入1兆円 日本原電8年間分、本紙集計:朝日新聞デジタル
潰れるかもしれないと騒いでいるのですから、本当に馬鹿げてますよね。
そんな原発を東電や経産省の役人は国民に無理強いしようとするのですから、まさに日本は共産主義国家、北朝鮮と好一対だと思います。