特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

冬の午後、長い光:年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲

3連休はめでたいけれど、クリスマスなんて、ほんとくだらない。街に出るとすごい賑わいだが、記号論的に解説すると(笑)、要するに企業や店が『消費者に金を使わせよう』と寄ってたかって襲ってくるような感じだ(笑)。文字通り眼や耳をふさぎたくなる。ケーキは好きだけど、カロリーの問題があるから、出来ればあんまり食べたくないし(笑)。
それでも気力を振り絞って(笑)街へ出て、朝から映画を見る。21日から上映が始まった、社会運動が盛んだった1969年当時のイタリアを描いた素晴らしい映画『フォンターナ広場、イタリアの陰謀』を見た後(これは後日感想を書きます)、その衝撃に考え込みながら、国会前へ。

年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲 | 首都圏反原発連合
                                                  
今日は年内最後の大規模集会ということで、日比谷野音で集会の後、国会を人の輪で囲む国会大包囲だという。人の話を聞くだけの集会はいつもどおりパ〜ス。やっぱり自分の声を出したい、と思うから、国会前に直行する。

          
国会議事堂前の駅を降り、改札を出ると、警官が物々しくウロチョロしている。残業代とか手当が出てるんじゃないだろうなあ(怒)。地上に登ると官邸前。抗議開始1時間くらい前だけど、ずいぶんと人が集まっている。その頃は1000人くらい居たかなあ。気温は結構寒いんだけど、太陽が照っていると何となく暖かく感じられる。まっ黄色の銀杏の葉と青い空のコントラストが美しい。

●官邸前。冬の午後の長い光。




                                                                                                                                                       
少し歩いて国会前へ。国会を人の輪で包囲できたそうだから、今日の参加者は全体で何人くらいいたか、さすがにわからない。主催者発表15000人!だそうだ。年末の、クリスマスの、このくそ忙しい時期にずいぶん集まったと思う。
国会前に着くと始まるまで30分以上あったからステージ近くに陣取って、iPODで音楽を聴きながら文字通り本を立ち読みしていたら、いつの間にかボクの周りに人がひしめいていた。金曜に引き続き、コートに手袋、マフラーで完全武装していたんだけど、じっとしていると、やっぱりちょっと寒い。気づかないうちに手足が凍りつく感じ。『温まるために声を挙げましょう』とのことで、定刻より早く抗議のコールが始まった。

●国会前




●挨拶に立った反原連のミサオ・レッドウルフ氏の写メを撮るのに忙しい(笑)木内みどり氏(懐かしい)。

●反原連のコールの間、待たされる菅直人(コートのおっさん)。

                          
                                                                    
スピーチに入る前 反原連の司会の人が注意事項を述べる。
前回政治家の人がスピーチした時 野次を飛ばしたり、ペットボトルを投げよう(周りから失笑)とする人も居ました。色々な考えの人がいますが、我々は原発を止めるの一点でここに集まっていますですから、今日はそういうことはやめてください。やりたければ明日にでも、その政治家の事務所へ抗議してください。
これは最初にスピーチする菅直人のことを言ったわけだが(笑)、この注意事項で、集まっている人も菅直人本人も思わず笑ってしまい、和やかにスピーチが始まった。

秘密保護法の強行採決の陰に隠れてしまったが、安倍晋三は年明けにも原発の再稼働や増新設を認めるエネルギー基本計画を閣議決定しようとしている。それを止めるためにも皆で一層声を挙げなければいけません。
皆さんは不十分と言われるかもしれないが(苦笑)、少なくとも民主党は2030年代に原発を全廃しようとしていた。私の時もそうだったが皆さんの声は官邸にも国会にも聞こえているんです。だから声を挙げてください。一緒にやっていきましょう
言い訳もせず、将来を見据えたことを喋った菅直人の今日のスピーチはすがすがしかった。政権当時 この人が我欲(権力欲)を抑えて小沢と手を組み政策目標の実現に専念していたら、そして財務省に洗脳されなければ、日本はもう少しマシだったかもしれない。
●今日のスピーチは良かった菅直人

                                                                                                                        
そのあと鎌田慧を始め、色々な人がスピーチを続ける。福島の子供たちに甲状腺の異常が増えているかもしれないことを訴える人もいたし、エネルギー基本計画について危機感を述べる人もいた。
鎌田慧。『政府が秘密保護法で我々を捕まえるというのなら、我々みんなで監獄に入りきれないくらい捕まってやりましょう。』。ボクは嫌だ。捕まりたくない(笑)

                                                                                                                       
タンポポ舎の共同代表の人のスピーチ。最近地方を回ったら、金曜夜に役所や電力会社に抗議する人たちが地方でもどんどん増えている、という話をする。東京の官邸前で挙がっている声がどんどん地方へ広がってきているというのだ。悪いけど、タンポポ舎の人は(頭が)少しおかしな人が多いと思っていたが、今日の人の話し方はまとも。スピーチは菅直人よりうまかった。

●スピーチをする人たち。最初はタンポポ舎の共同代表の人。小泉の本を示す人も。



                                                                                                                 
今日のような日曜の集会には、相変わらず労組や訳の分からない運動の旗を担いだ目つきのおかしい人も居るが(笑)、端っこにいるからよし、とする(笑)。どんな人が居てくれてもいいけれど、事実として、こういう人たちの存在は世の中に反原発の声が広がる妨げだ、悪いけれど。
その反面、ファミリーエリアに回ると子供連れの人が結構いる。寒いのに、と思うけど、よく考えたら自分も同じだ(笑)。この人たちもそれだけ危機感を感じているということだろう。
●ファミリーエリア



●プラカードを掲げて一人で舗道に立つ人。その通りだ。

                 
                                                            
再稼働の問題にしろ、ゾンビ企業東電を税金で延命させようとすることにしろ、原発ムラの連中がやってることはまた同じ間違いを繰り返そうとしているとしか思えない。勿論 ボクらだって間違いは犯す。猪瀬を都知事にしたことにしろ、自民を選挙で勝たせたことにしろ、秘密保護法にしろ、間違いを犯している。ボクは投票してないけど(笑)。だけど間違いを訂正することだってできるはずだ。じゃなきゃ原発ムラの連中と一緒じゃん(笑)。                               
●みんなでパブコメを出そう!
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620213015&Mode=0