特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

そんなに悪い日じゃなかった(笑):1013 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動

いかにも秋晴れといった良いお天気。新宿で映画『クロニクル』を見た後(面白かった。傑作!)、日比谷公園へ。
1013 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動 -福島を忘れるな・再稼働を許すな
1013 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動 -福島を忘れるな・再稼働を許すな- | 首都圏反原発連合


                                   
毎週金曜の官邸前抗議をやっている首都圏反原発連合に加えて、さようなら原発1000万人アクション原発をなくす全国連絡会の合同イベント。良い意味で団体の体をなしてない反原連は別にして、なんで原発に反対する団体がいくつもできちゃうんだろうなあ(嘆息)。社会党系と共産党系らしいけど、どっちがどっちかわからないよどーでもいいし(笑)。

                                              
1時から日比谷公会堂で集会をやったらしいが、そっちはパス(笑)。いつも書いてるけど、大江健三郎のカビの生えた話なんか聞いてもしょうがないもん。
2時から始まるデモに参加するために日比谷公園の中へ入っていくと、何やら年配の人のグループに紛れ込む。山梨からバスツアーで来た人たちらしい。ボクみたいに街へ遊びに出た『ついで』に、へらへらデモへ行くのとは違い、お休みの日に山梨から東京へデモしに来るというのは、すごいと言えばすごい。動員の力恐るべし(笑)
動員と言えば、団体の旗を担いできている人たちの群れもあった。原発やめろとか、言いたいことをプラカードや幟にするのはわかるけど、団体名の幟を掲げているというのは悪いけど全く理解できない。何より非論理的だし、脳みそ大丈夫?と思ってしまう。デモに来ている人の悪口を言うのは本意じゃないけど、そういうセンスは信じられない、だからダメ!なんだよ。



取り合えず、そういう人たちから遠ざかって(笑)フツーの人が多そうな隊列へ紛れ込む。デモは2時集合ということだったが、人の多さ&警察のせこい分断でボクがいたブロックが歩き出せたのは3時頃だった。
1,000人くらいの梯団ごとに歩いたのだが、ボクのいた梯団は9番目だった。梯団は全部で30あったそうだから、参加者は2万〜3万くらいかな。公式発表ではデモ参加者は19,000人だけど、今日のイベント全体では、そのあとの国会前集会も含めたら延べ30,000人は居ただろう(主催者発表では今日1日の参加者4万人!)。

日比谷公園にて


●団体の幟の群れ。こういう人たちも否定はしないけど、関わりたくない(笑)。センス悪すぎ。

                               
●デモ風景。10月の強い陽光。









                                                  
●盗電、いや東電前にて(怒)


    
                                         
経産省前(怒)×2

                                                                                                                                                                                            
こういう大規模デモだと、沿道に目つきが怪しい(笑)在特会のウジムシ共が数十匹くらいコソコソ湧いてきて(笑)、原発賛成とか負け犬の遠吠えをすることがある。けれど先週 京都地裁の高額賠償判決があったからか、今日は影も形もない(笑)。実にセコい連中だ。いや、大変 結構(笑)。
日比谷〜新橋〜霞が関というコースを1時間半くらいかけて歩く。動員組は年配の人が多いと思うけど、参加している人はみんな、すごく声が出ている。それは今までより強く感じたなあ。ボクはなるべくニコニコしながら歩くように心がけているんだけど、東電前とか経産省前とかに差し掛かると多少 声が荒くなる(笑)。でも総じて和やかな雰囲気で、楽しそうでしょう。ボクはダイエット用のMBTシューズ(マサイ族の歩き方を再現する(笑)とかいう足元が不安定な靴)を履いていたので、結構な運動量だった。写真がぶれるのは許してくらはい。

その次は5時から始まる予定の国会前集会へ。

●国会前

盲導犬のわんちゃんも参加!眠そうだ(笑)



国会前には政治家もスピーチしに来た。最初は『生活の党』の三宅雪子。彼女の稚拙な言葉は別にしても、『生活』の人たちはいつも最後に『お約束申し上げます』と言う。利権誘導の小沢話法なのかもしれないが、完全にセンスがずれてるよなあ。。
ボクは君たちに何かをまかせっきりにするつもりはない。個人として、自分がどう思っているか、と言うことが問題なんだよ。まあ、三宅雪子たんはこうやって集会に出てくるような蛮勇ぶりが(笑)『生活』の中ではマシな部類なんで嫌いではないけれど。*ボクは女性には甘い(笑)。

                               
次は拍手とブーイングに迎えられて登場した菅直人。彼が演説している間 『帰れコール』がだんだん大きくなってくる。と、反原連の誰かが菅直人を遮って、『帰れって言ってる奴が帰れよ!』と怒号を飛ばしたら静かになった(笑)。そのあと冷静な声で『原発に反対する人だったら誰でもいいんだよ』と恥ずかしそうに言い訳(笑)。だけど、その趣旨は100%賛成。本当に原発をやめようと思っているなら、菅直人どころか、小泉純一郎、挙句の果てには安倍晋三が会場に来たって拍手で迎えなければいけないんだよ歯を食いしばって(笑)。
そんなやり取りの中で全然ビビらない菅直人にも少し感心した。話は全然 聞いてなかったけど(笑)。ボクだって菅直人原発事故対応はロクでもないと思っているが、巷で罵られている東電殴り込みは立派だと思っている。あんなパープリン連中なんて怒鳴りつけなきゃ動くわけない時には、ダメな奴はケツをけっ飛ばして、どやしつけなければダメ、なんだよ。あんな緊急事態なのに東電の役員は、原子炉に注水するのにわざわざ稟議を回してハンコを押してるような連中だ。そんな無能な経営者なんて聞いたことがない。それと比べたら、少なくとも菅直人は本気で事故を何とかしよう、と思っていた。それ『だけ』は評価しなければいけない。

                                     
そのあと登場したのは共産党志位和夫、笠井議員、田畑議員、それに吉良よしこたん。菅直人の時とは聴衆の受け入れ方が違う。『柏崎を再稼働するより、まず汚染水を何とかしろ』、『東電を破たん処理して、今まで原発で儲けていた企業に責任を取らせろ』という主張は万雷の拍手で迎えられる。いくら議員だからって4人が個別にしゃべらないところも偉い。共産党はうまく官邸前抗議を利用しているとも思うけど、言ってることが正しいければボクだって拍手するよ。他の政党はよ〜く考えなければいけないと思う。80年代は原発に賛成した共産党だから、志位和夫がどれだけ本気なのかは知らないが、少なくとも毎週官邸前へ来る、吉良よしこたんや笠井議員は原発を本気でやめようと思ってるよ。

                                    
その次はファミリーエリアへ。
ここにも吉良ちゃんが一人でやってきた。一番こじんまりとしたファミリーエリアにも彼女はいつも単身やってきてスピーチする。議員に当選しても、それは当選前と変わらない。
●寒い日も暑い日もファミリーエリアを続けてくれているお姉さん。尊敬します。

                       
●恒例の吉良ちゃん特集


                          
そのあと、弊ブログ(笑)に来てくださるBlog bluesさんが登壇。BLOG BLUES
雨の日も雪の日もファミリーエリアを続けているお姉さんにマイクを持ってもらって(笑)自作の『紫陽花革命のバラード』を歌う。お疲れ様でした。


●ギターを持ったBlog Bluesさん。

                                      
そろそろ夕飯作りがあるので、6時過ぎに撤収。こういうことはまだまだ続けていかなければいけないんだろうなあ(嘆息)。
でも、天気も良かったし、そんなに悪い日じゃなかったこの写真が今日の1日を象徴している
                                             
●今日の写真:いい感じの帰り道。