特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

緊急更新:三宅洋平、7/20(土)選挙フェスFINAL@渋谷ハチ公前

2時間半も立ち続けで結構 疲れたんだけど、今日中にアップしなければ意味がないので、緊急更新。
すこし驚くような体験をした。今日は自分の眼で確かめようと思って緑の党比例区代表、三宅洋平氏のイベントへ行ってきた。彼は自分の選挙運動を『選挙フェス』と称して全国各地で開催している。これが、盛り上がりの輪がどんどん広がっているらしい。とにかく自分の眼で見てみなければ、と思ったのだ。


会場の渋谷のハチ公前についたのは4:30。ハチ公前にステージができていて、人がごった返している。要するに選挙運動と言う名目でステージを作って演奏やら、演説やら、勝手にやっている(笑)。こんなこと、普段では絶対 警察に許可されないから、賢いというか、やるなあ、と思った。こんな景色、今まで見たことがない。こんなことをやる人が日本にいるんだ、と思ってびっくりした(経歴を見たらベルギー生まれらしい)。これを見て、音楽も政治もダンスも、貧困問題も社会の不正義糾弾もアンチ・ブッシュのメッセージも、常に同列に取り上げられるブルース・スプリングスティーンのコンサートを思い起こした。


着いた時は京都のバンド、FRYING DUTCHMANが反原発ソング、『Human Error』の演奏を始めるところだった。ブログ友の多愚痴先生が紹介されていたバンドだ。ラッキー。生はかっこよかった。ホントはボクの信頼するラッパー、田我流のステージも見たかったんだけど、彼の出演は2時台だったので残念。
●FRYING DUTCHMANのステージ。全然彷徨ってなんかない、腰の据わった演奏。


そのあとも『(仮)選挙フェスバンド』と称するバンドがジャムセッションをする。かなり、上手い。いい感じだ。ホント、マジでロックフェスみたいになってきた。ハチ公前の人は更に、どんどん増える。
●会場の様子


                          
5:30に三宅洋平氏が登場。バンドをバックにラップする。いやあ、なんなんだ(笑)。でも、上手い。うまいっていうのは技術的なことじゃなくて、良いことを言っているという意味です。
そのあと数人が登壇する。最初は北海道でチェルノブイリ周辺の子供たちを延べ600人以上を預かって静養させたという北海道のNPOチェルノブイリへのかけはし』の代表、野呂美加氏。この人、すごかった。名指しこそはしなかったが、PTSDが生じるとしてフクシマの子供たちを避難させなかった元文部副大臣鈴木寛を糾弾していた。
●野呂美加氏

そのあと緑の党から立候補しているフクシマの被災者 木田節子氏綺麗ごとを言ってもフクシマのことは忘れられようとしている。でも、次は東京ですよ、という訴えは迫力があった。その通りだよ。
●木田節子氏

選挙参謀のサブちゃん(笑)
 

フクシマの被災者の人のあと、三宅洋平氏の選挙の相談相手をしているというサブちゃん(名前忘れた)と言う人が登壇。この人いい。良く勉強している。アベノミクスで得をしたのは海外のヘッジファンド最近の株価の再値上がりは選挙対策年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に株を買い増しさせているからだ、とあっさり看破する。さらに景気を悪化させる消費税ではなく金融資産課税を、と訴える。橋下も当初これを公約にしようとしていたが、あっさり撤回した(笑)。だけど、これが大事なんだ。これ以上 金融経済が人間の営みである実体経済をおかしくしていいのか。簡単に言うと、世の中がカネまみれになっていいのかってことだ(笑)。そんなことを言いながら、『明日は投票用紙に洋平LOVEとか書いちゃ無効になるからダメですよ〜』、『太郎命もダメ〜』と大声で呼びかける(笑)。サブちゃんは数年前まで元生活者ネットワーク(東京の地域政党)&民主党、今回は鈴木寛を優先させるということで民主の公認を取り消された大河原雅子選挙参謀をしていたと言う。
●会場の様子2


                           
そのあと三宅洋平氏が再度登壇。このころにはハチ公前はラッシュアワー状態。この『選挙フェス』は回を増すにつれて、どんどん人が増えて、動員数は2倍、3倍にもなっているそうだ。彼も井戸川かつたか氏のように、自分に投票してくれとは言わない。ただ選挙へ行こうぜ、とだけ言う。
三宅洋平

三宅氏も、それ以外の人もみん〜な、稚拙でも自分の言葉でしゃべっている。官邸前に来た既存の政治家たちと全然違う。三宅氏の発言の要約を引用する。
おれは音楽をやってるから、やくざの人も外国人も知ってる。実際に話してみなきゃ人なんかわかんないじゃないか。俺は国会へ行ったら原発に賛成する奴とじっくり話しあってみたいんだよ!』
じいちゃんとあんちゃんが手を取り合えば、良い知恵も生まれると思うんだ。』
選挙に受かろうが受かるまいが、諦めたらおしまいなんだよ!』
中国の人と戦争なんかしたくない、ってみんなで言えばいいじゃないか!』、
韓国の人とキムチ食って仲良く話したい、って言えばいいじゃないか!』
                              
『俺たちはカネがないから立候補できるかどうか迷ったけど、黙ってられないんだよ。』という彼の訴えを聞きながら、いわゆる99%の側の熱気というものを初めて感じた。それに彼はこんなことも言っていた。
みんな、ブルース・スプリングスティーンって人を知ってるかい。彼は自分のコンサートを音楽を聞かせる場でもあり、政治集会でもあり、宗教の集まりでもあり、みんなが集まる場にしたい、と言っている。政治は他人事じゃないんだから、俺もそうしたいんだよ。』

                                                      

なんだ〜同じこと考えてんじゃん。三宅洋平ってロックンローラーじゃないか。最初から言ってくれよ(笑)。
明日は選挙へ行こう!

山本太郎


●ハチ公前と道路を挟んだ向こう側にも聴衆がぎっしり!

三宅洋平の政策9か条
1.文化を最大の輸出品に
2、復興は保障から
3.除染から廃炉ビジネスへ
4.送電線から蓄電技術へ
5.消費増税より金融資産課税を
6・大規模農業から家庭菜園へ
7.官僚主権から住民主権へ
8.破壊から再生の公共事業へ
9.憲法9条を世界遺産