すみません、今週はアップが遅くなりました。
最近 大手マスコミでは原発ゼロに対する疑問を唱える記事が目立つようになりました。日経などは『原発ゼロは矛盾だらけ』とか言ってますが、何が矛盾なのか、ボクにはさっぱり理解できません。核ゴミがどうのと言ってますが、元々国の赤字財政も何のその、莫大な予算をつぎ込んでも核燃料の再処理なんか、ま〜ったく動いていない（笑）。あと 敢て言えばアメリカの圧力、経済団体の圧力、原発立地の反対、まともな理由はこんなところでしょうか。だけど（乞食のように）カネをよこせという原発立地の反対を除いては内容、具体的な論拠が乏しいものばかりです。
28日（金）の朝日新聞の14面、署名入りの記事『特派員メモ』にこんなことが出ていました。
アメリカが日本の原発ゼロに懸念を示していることが報じられるようになったのはクリントン国務長官が野田首相に会談したのがきっかけだが、会見に同席した国務省報道官は『会談で原発が話題になったか記憶にない』と言う。 朝日新聞デジタル：〈特派員メモ〉一覧(無料とは言え、セコイ朝日新聞はWEB記事を登録した会員しかみせないようです）
内容が曖昧だったし英文のニュースでも確認できなかったから、最初から『怪しい』と思っていたけど（笑）、やっぱり、やらせだったんじゃないでしょうか。
イラク戦争のときもそうだった。『日本も人員を派遣しろ』（Show The Flag）とアーミテージ国務副長官が当時の柳井駐米大使に圧力をかけたということで、自衛隊をインド洋へ派遣したが、後日 駐米大使はその発言を否定しています。やらせだったんです(笑）。
主犯は外務省か経産省か内閣府かわからないが今回もそれと同じじゃないでしょうか。だってアメリカが日本に原発を強要する大きな理由が思いつかないんです。実際 この件で政官私ともに、アメリカが日本に原発を維持させる具体的な理由を挙げている人間は殆どいない。せいぜい、『（アメリカではやってない）核燃料の再処理を日本に押し付けたいのだろう』、と竹中平蔵が日経で言っていたくらいだが、それが本当なら勿論、オスプレイどころの話ではありません。反対運動で日本中が紅蓮の炎に包まれるでしょう。案外 本当だったりして(笑）。
裏もとらずに、官僚のやらせをニュースに流してしまう日本のマスコミの程度が低いのはイラク戦争当時と全く変わっていない。だけど、それを責めても仕方がないのかも。所詮 マスコミの諸君もボクらと同じレベル（笑）ということなのではないでしょうか。社会の木鐸とか彼らに過度な期待をするのが間違いなのだ（それでも彼らは職業意識に欠けているとはおもうが）。
大事なことは自分の頭で考えるってことだ、と思います。政治家やマスコミの言っていることは疑わなければいけないし、どこかガイコクやヒーローのような誰かがボクラのために何とかしてくれるなんてありえない。結局 自分たちでやらなければ仕方がない。働き方も生活の仕方も自分で変えていかなければ仕方がない。
２大政党の党首が『嘘つき』(野田）と『掛け値なしのバカ』（確か官房長官のとき 安倍晋三はイラクとイランの違いを知らなかった）なのが、この国の現実なんですから。
ということで、今日も官邸前へ。9.28大飯原発を停止せよ！首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合と言っても飲み会があるので今日は４０分の参加。
マスコミの報道はなくても、金曜抗議はどんどん広がっています。
8/31：40都道府県80箇所
9/7 ：40都道府県82箇所
9/14：41都道府県87箇所
9/21：43都道府県99箇所
9/29：44都道府県102箇所
＊ソースは赤旗(笑）。だって、継続的に掲載しているマスコミは赤旗だけなんだもん。どうなってるんだ！ 原発いらない/あす列島各地で
官邸前の今日の参加者は開始３０分後くらいの時点で官邸前：7,000人くらい、国会前：3,000人くらい、計10,000人強くらいかなあ。勿論、ボクが数えたのは早い時間なのでもう少し人は伸びただろうから、延べで20,000人弱くらいか（主催者発表2万7000人）。もちろん先週よりは減っています。だけど大事なのは続けること、そして『忘れないこと』だと思うから、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
で、これ重要。
拡散希望！『11･11 百万人大占拠』 「11.11反原発1000000人大占拠」開催概要 | 首都圏反原発連合
今日 6時過ぎに官邸前の列に並んだとき、ボクの周りは人もまばらでした。今日は４０分しか居られないから、『再稼動反対！原発止めろ！大間作るな！』とガンガン声を出していたら、いつの間にか周りに大勢、人が増えて、同じように声を出している。ちょっとびっくりして見回したら主婦の人やお年寄り、ボクのようなリーマンやOLの人、み〜んな普通の人たち。
なんか、嬉しい。ボクが官邸前で好きなのはこういうところなんだ。センチメンタルですがね（笑）。
●文科省前：国の責任でフクシマの子どもたちを疎開させろと訴える人たち。こちらは日を追うにつれ、人がどんどん増えている。ボクは支持します。#脱被ばく実現ネット（旧ふくしま集団疎開裁判の会）
●官邸前：抗議が始まる
●手作りの旗
●最前列で
●国会前
●バリケードの脇で子どもは何を見ているのだろうか。
●自転車部隊
●たまには警官もまともなことをする：抗議に参加したおばあさんを階段でケアする警官（平和的な行動は個人の中の『善』を引き出すのかも）⇒野田、安倍、石原は彼の爪の垢でも煎じて飲め！ついでに国会議員辞めろ！
で、もう一回（笑）。
拡散希望！『11･11 百万人大占拠』「11.11反原発1000000人大占拠」開催概要 | 首都圏反原発連合
そのあとは青山で友達と飲み会。今日は特別ゲストで、友達がやっている会社にインターンで来ている東欧のIさんも参加。少し待たせてしまったので『今日はデモに寄って来たんだ』と言って、お洒落なレストランの中でわざとプラカードを取り出して見せたんです（笑）。だけど独裁政権を倒した国の出身だから、それくらいでは彼女はビクともしないのはさすがでした。『(デモなんか）当たり前じゃん』って感じ。博士課程で東アジア経済を専攻している彼女の生家はチェルノブイリから400キロ。それだけ離れていても、その時は大変だったようです。
テーブルは最近の素晴らしかったフランス映画『最強のふたり』の話題で盛り上がりました。フランス語のスラングで笑っていた彼女(５〜６カ国語ペラペラ）と日本語翻訳で見ていたボクとで微妙に食い違いがあるのが悔しかったです（笑）。
彼女の国はかって『品物が少ないが、誰でも買える』だったそうです。今は『何でも品物があるけど、殆どの人が買えない』。どっちがいいのか。それが経済専攻の彼女の命題だそうです。最近の日本の格差社会を考えると、ボクには他人事とは思えませんでした。
帰り際に通りかかったお稲荷さんで、飾られている狐の由来を彼女に教えてもらいました。我ながら情けない(泣）。どんなことにでも興味を持つことができる人こそが本当に賢い、と思いました。
Iさんに許可をもらったので、最後に写真掲載。むさくるしいブログなのでたまにはいいでしょう（笑）。
●カメラを向けたら、急いでポーズをつけたIさん(笑）。
