特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

パブリック・エネミー:経済産業省という組織

昨日 偶然TVで見たニュース。玄海原発に関するもの。
経産省原発再開求め佐賀で初の説明会=知事は一定の評価、参加者は不満
時事通信 6月26日(日)13時39分配信
経済産業省は26日、佐賀県内で原発の安全対策などについて住民説明会を開いた。定期点検停止中の九州電力玄海原発2、3号機の再稼働に向けて住民の理解を得ることが目的で、東日本大震災後では全国初。全国各地の原発周辺住民に不安や反発が広がる中、政府は今夏の電力需給逼迫(ひっぱく)を回避するため、他の原発立地自治体でも説明会を開く方針だ。
 説明会に参加した県民は経産省が選んだ7人説明会の様子はケーブルテレビやインターネットで中継されたが会場は非公開で一般の希望者は参加できなかった 参加者からは「水素爆発の恐れはないのか」「想定を超える津波が来たらどうなるのか」などと質問が相次いだ。これに対し、原子力安全・保安院の黒木慎一審議官は「原子炉周辺の換気など安全対策を取っている。福島で想定を超えた津波の高さを考慮しても安全なことは確認した」などと答えた。
 古川康知事は説明会終了後、県庁内で記者会見し、「中継を見れば賛成派のやらせなどではないことが分かり、中身のある議論だった」と前向きに評価した。だが、同様に会見に応じた説明会の参加者らは「国の説明は専門的な上に断定を避けるので分かりにくかった」「この説明だけでは納得できない」「何度でもやるべきだ」などと厳しい発言が相次いだ。
 実施前から民主党系県議や原発再稼働に反対する市民団体が「県民への説明会とは言い難い」などと反発。当日も50人を超える市民団体メンバーらが会場周辺に押しかけ一時騒然となった。(了)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110626-00000027-jij-pol


原発賛成とか反対とかの立場に関わらず、これが説明会と言えるのだろうか。佐賀県知事以外(笑)、普通の人間なら納得しないこと請け合い、だと思う。
ちなみに説明会に選ばれた7人は経済産業省が地元の広告代理店に依頼して、セレクトされたそうだ。もちろんシナリオ付き(笑)(サンケイまでそう書いてる)。http://sankei.jp.msn.com/life/news/110627/trd11062709590011-n1.htm


これじゃ中国共産党も顔負けだ(笑)。
経済産業省は何を考えているのだろうか。ボクが知っている経済産業省の人間は皆 普通の人、いや、標準よりはやや真面目な人たちだ。そういう人たちがどうしてこういうことをするのか(ボクは政治家やマスコミがやってるヒステリックな公務員たたきは大嫌いだ)。


昨日 ニュースをみていて良くわかった。きっと、こういうことなんだよ。


経済産業省って組織は、敵なんだよ。
そう。
国民の敵。公共の敵。


そこまで言うのは酷すぎるだろう、と言う人もいるかも知れない。だけど、こう考えれば経済産業省の役人がやっていることは初めて納得できるのだ。

補助金で住民を買収し原発を建設し、自分たちは電力会社に天下る。自分の子どもの就職先っていうのもあるな(笑)。原発事故が起きれば自分たちは最初に現場から逃げて、事故のデータを隠して住民を被曝させる。自分たちは原発の周りに住んでいるわけでもなく、机の上でデータいじって、原発がないと経済成長率が下がるとか、電気足りない(ウソつけ)とか我田引水の書類を作りながら税金を掠め取って生きる、そんな連中だ。


全部 事実だから仕方ない。
天下りとかしてるのは役所の上層部だけで一般の職員は真面目にやってる、というような話は聞き飽きた。真面目が免罪符になるわけではない。結果責任として彼らも立派な共犯者だ。税金で養われている経済産業省の役人たちは原発の推進を通じて、国民の職業を奪い、生活を破壊し、健康と生命を害し、特に子どもの将来を危うくしているのだ。
このような連中のことをなんて呼べばいいのか。
経済産業省って、(ギャングも真っ青の)公共の敵、国民の敵なんだよ。
今日 あっさりバ菅にクビにされた蓮舫ちゃんも経済産業省ごと事業仕分けすればよかったのにね(笑)。こんな役所や役人は全部リストラしても、真っ当に働いてる一般人は誰も困らないよ。