特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『裏金より大事なこと』と『貧民のブランチ』

 結局 月曜は大雪でした(東京基準)(笑)。目が覚めたらマンションの中庭も一面の雪景色に変わっていました。

 何年に1回か、東京も雪が積もります。自分が子供の時は雪が積もると嬉しかったし、今も子供はコロコロ転びながら遊んでますが、老体の自分が転ぶと命に係わる(笑)。靴用のアイゼンを買っておいてよかったです。


 柚子を一杯もらったので、今年もジャムを作りました。
 皆さんが作っておられるのを見て毎年 見様見真似でやっているのですが、自分で作ると圧倒的に美味しい。市販のジャムとは、驚くくらい味も香りも違います。

 皮とわた、種を分けるのが面倒ですが、それ以外は手間も大したことありません。皮を1回湯がいて、わたと果汁、あとはティーバックにいれた種を加え(砂糖の代わりに)オリゴ糖を入れて煮るだけ。ボクは皮の苦みが好きなので湯がかなくても大丈夫なくらいです。

 ちょっとだけウィスキーを入れて香りづけをして、40分も煮れば市販品より遥かに美味しいジャムになります。入れた糖分の量を考えると恐ろしいですが、それでも市販品よりかなり甘さは控えめです。

 朝ご飯の手作り豆乳ヨーグルト(ヤクルト1000やキリンのイミューズ、明治のR-1など効きそうなものを全部放り込んで作ってます(笑))や紅茶にピッタリ、この時期だけのお楽しみです。


 さて自民党が裏金調査とかやってますけど、意味ないなーと思います。

www.tokyo-np.co.jp

 調査の内容だけじゃありません。裏金で私服を肥やして居る政治家もいるんでしょうけど、買収も含めて選挙に使っているのが大部分じゃないですか。飲み食いだけじゃ何千万円も使えるはずがない。身体が持ちませんよ(笑)。

 だとすると 裏金を要求する選挙民、地方の政治家が問題ということになる。今週 BS-TBSの報道1930↓を見て、そう思いました。

 数十年前にボクが大学の付属高校に入った時 ボクの親のところにお祝いと称して自民党の議員が百科事典のセットを持ってきました。百科事典なんて今では死語ですが(笑)、今にして思えば、そのカネは政務活動費だったのだろうか(笑)。

 高校生のボクですら、くだらないと思ったので百科事典が入っていた段ボールすら開けずに、当時飼っていた犬がベッドに上り下りするための踏み台にしました(笑)。うちの子はボクのベッドの上で遊んだり、ひっくり返って昼寝するのが常でしたから、登りやすくなって喜んでました(笑)。でも犬には投票権はないですからね(笑)。
 都会の渋谷ですらそうだったのですから、バカげた風習は今でも山ほどあるのかもしれません。
 
 マスコミは裏金がどうのというのなら、地方の選挙民の体質まで問題にしなければ意味がない、と思います。自民党が強いのはそうやって、政治と選挙民との利益共同体を作っているからです。土建屋とか医師会とかね。公明党共産党もそうでしょう。利益共同体や宗教団体なら選挙へ行く。自分たちの利益や満足のためなら、政治家がどんな政治をしたって構わない(笑)。

 その一方 都会で働くサラリーマンや非正規労働者など、その利益共同体から炙れている人が多数派になってきたから無党派は伸長するし、れいわや参政党のような白痴ポピュリズムも出てくる。

 自民党は確かに問題あるけれど、選挙民の方が悪い。野党も裏金がどうこう言ってるだけではなく、目先の利益が翳むような、現実的かつ理想に基づいたビジョンを国民に訴えていかなければいけないんじゃないでしょうか。こういう風に↓。

 政治の機能不全を何とかするには、棄権者の撲滅も含めて、まず選挙民が変わらないとダメですよね。ボクだって今の政治家には腹が立ちますけど、自分たちが変わらずに政治家だけ何とかしろと言っても、それはムリってなもんです(笑)。


 今回は 最近の休日ブランチ特集です。
 最初は最近できたばかりの『麻布台ヒルズ』での遅い朝ご飯。日比谷で映画を見るときは六本木から歩いているので、このビルの前はしょっちゅう通り過ぎます。でも普通はわざわざ入ろうとは思いません。


「麻布台ヒルズ」虎ノ門・麻布台の再開発で新しい街、高さ約330mの超高層ビルに商業施設やホテル - ファッションプレス

 上層部は高級マンションになっています。最高価格の最上階は3部屋あって一部屋200億(笑)。3部屋とも外人ではなく、日本人が買ったそうです。そのうち一人はZOZOの前澤と言われていますが、真偽のほどは知りません。
最高価格200億円!「麻布台ヒルズレジデンス」は日本一の高級マンションだが意外なデメリットも?! |ダイヤモンド不動産研究所

 他にも慶應病院の会員制人間ドックがあります。入会金200万、年会費70万円で精密検査を受け放題だそうですから、考えようによっては安いかもしれない。今なら慶應病院で待たずに受診できるファストパスもついているそうです(笑)。

 いずれにしても、貧民のボクには縁がない世界で、高さ日本一のビルも全く興味ないです(笑)。

 ただ、創業80年の浅草の有名パン屋『ペリカン』がこのビルにカフェを出したというので、味見をしてみたかったんです。食パンとロールパンしか作らないという、そのパン屋はドキュメンタリーにもなっています(未見)↓。浅草では朝8時から並ばないと買えないらしい。

www.fashion-press.net

 昔は狸が出没していたので狸穴(笑)と呼ばれていた交通不便な麻布台です。朝なら空いてるだろうと思って10時に行きました。
 すると、店は女性客で満員(笑)。隣の主婦二人組はでかい声でずっと慶應幼稚舎の話をしてました。その反対側はでかいトランクを抱えた観光客らしい中国人の女性グループ。そんな客層の中で男はボク一人(笑)。

 食べたのはカフェの一押し、というハムカツサンド

 確かにパンは小麦の香りがして香ばしい。分厚いハムは浅草ハム(笑)。ハムカツも含めて美味しいです。
 ただ今だったら、ある程度のレベルのパン屋だったら美味しいパンは幾らでもあります。パン屋じゃなくても、スーパーの紀ノ国屋だって焼き立ての時間を狙って買えば死ぬほど美味しいですもん。この店だから特別、というのは感じませんでした。普通に美味しいですけどね。


 次は碑文谷のソフィスティケイトされた(笑)ガチ中華です。
 混むのは判っているので開店直ぐの朝11:30に行って食べたのが、ぷりぷりの海老が入ったシュウマイと

 鶏の煮込みそば。青菜と人参、鶏肉しか入っていませんが、土鍋でぐつぐつ煮込んだ、白濁したスープが最高です。シンプルだけど全然飽きない。三ツ星の料亭や有名フレンチよりもうまい。昨年初めて食べましたが、ボクが昨年食べたものの中ではこれが一番美味しかった。やっぱり料理は値段じゃないです。

 こちらは違う日のランチ。魚の醤油煮です。食べるところは少なかったけど(笑)、良いお味です。中国醤油のコクを味わいました。

 おかずの他にこれだけついてきます。

 ブランチも食べ過ぎると夜に響きますが、ちょっとお腹が空いた状態でちょっと美味しいものを食べるのは幸せです。穏やかな日差しを浴びながら、こんな時間がいつまでも続けばいいのに、と いつも思うんです。