寒くなりました。今週からは零下20度でも大丈夫、という触れ込みのカナダグースのダウンを着て、1時間半の徒歩通勤をしています。でもダウンに包まれていない足や顔は寒~い(笑)。
この自民党の『政治刷新本部』というのも酷いですね~。
【速報】政治刷新本部に小泉進次郎氏、三原じゅん子氏、松川るい氏ら 自民新組織の布陣固まる 安倍派からも10人起用
— イタリアでゆる〜く🇮🇹 (@333mimina) 2024年1月10日
どこまでバカなのか? https://t.co/k0w3N3SvRQ
顔ぶれも内容も国民をバカにしているのか、と思わざるをえない。これが『刷新』???
しかし…「ズルをせず法律を守って収支報告書はきちんと記載しましょう」というだけの話なのに、なんで改革だの刷新だのと御大層な話になっちゃうのでしょう。
— アームズ魂 (@fukuchin6666) 2024年1月11日
政治家にはその程度の国民、と思われているのでしょう。いまだに安倍や菅の総括すらできていないんです、それは確かに間違いじゃない(笑)。
安倍晋三・菅義偉政権で羽田の便数は6割増えた。しかし管制官の人数は横ばいという現実。 https://t.co/qWIvqkIBQf pic.twitter.com/k2dOhI0DkM
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2024年1月9日
今朝 この話を読んで、ちょっとびっくりしました。1月9日に就任したフランスの新首相は社会党出身の34歳の同性愛者、というのです。
新首相も超エリート校、パリ政治学院の卒業生で、政治も経済も学界もマスコミも上層部は超エリート校出身者のフランスの社会構造自体を揺るがすような話ではない。しかし首相就任の理由は優れた弁舌と前任の教育相時代に高校生の時に同性愛差別で虐められた経験を生かして虐め対策に注力した実績が買われた、とのことです。あくまでも能力と実績です。
若けりゃいいというものでもないし、性的マイノリティが良いという訳でもない。でも、同性愛差別を禁じる法律すら骨抜きにされる日本とは月とスッポンです。
フランスの新首相が34歳のオープンリーゲイなんてすごいね!日本じゃ考えられないわとフランス人の友人に言ったら「アタルはゲイで若いけど白人男性エリート層出身だからあまり信頼できない。彼がゲイであることを気にしてるのは右翼くらいかも」と返事がなかなかシビアであった
— bianca (@biancajyojyoen) 2024年1月11日
社会の分断が進むフランスの政治も問題だらけですが、それでも彼らの社会は少しずつ変化している。極右に投票するバカは多いにしても、世の中を少しはマシなものにしようと考えている人もフランスには大勢いるのでしょう。
一方 日本はどうでしょうか。政治家の『政治刷新』(笑)だけでなく、国民の多くも世の中をマシにしようなんて考えてもいないと思います。
このことに対してヘイトスピーチのリプを大量に投げつける日本人って最低だと思う。 https://t.co/sqcBymFJBd
— SuehiroKa (@suehiro_ka) 2024年1月11日
日本の政治家が与野党ともにダメなのは本当のことにしても、それだけじゃダメなんですよね。
「政治(家)はだめだ、あてにならない、自分の力で生きるしかない」という考え方は、そのだめな政治家にとって思う壺であるという点と、自分の力だけで生きることなど事実上だれもできないという点の2点において、大きな問題がある。対処策は、政治(家)をだめでないものに取り換えることしかない
— 本田由紀 (@hahaguma) 2024年1月10日
先週4日に、元日に放送されるはずだったNHKスペシャル『2024私たちの選択 -AI×専門家による“6つの未来”-』が放送されていました。
www.nhk.jp
私たちが取るべき選択とは?
— NHKスペシャル(土曜夜10時 日曜夜9時) (@nhk_n_sp) 2024年1月4日
AI×専門家で30年後の日本を予測。識者や担当大臣とともに議論する。#NHKスペシャル
2024私たちの選択
AI×専門家による“6つの未来”
4(木)今夜10時〜[総合]https://t.co/RdpeYW3z0b
出演 #斎藤幸平 #新藤義孝 #櫻井彩乃 #福原真弓#鈴木奈穂子 #浅井理
AIにデータを読み込ませて予測した日本の未来の方向性について、東大准教授の斎藤幸平、経済再生担当大臣の新藤義孝、サッポロビールの人事担当取締役だった福原真弓氏、内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員の櫻井彩乃氏が語るというものでした。
番組自体はくだらなかったです。例えばベンチャー支援のSBIRというアメリカの仕組みが紹介されていましたが、そんなもの日本でも20年以上前から導入している。経産省が20年間やって失敗した理由(笑)こそ放送すべきです。
そもそもAIなんて過去のデータの延長線のことしかわからないのだし、予想のロジックもブラックボックスですから、いい加減なものです。それを真に受ける方がバカ(笑)。
ゲストのコメントもつまらなかった。新藤にしても斎藤にしても立場の違いこそあれ、無責任な放言をしているだけでした。特に全く自分に責任を感じていないような他人事の発言を繰り返す新藤はむかつきました。『少子高齢化は日本の最大の問題』と今更ながら言ってましたが、それはお前らのせいだろうって。
こんなバカな連中が大臣をやっている限り経済が再生するはずがない。
与党議員の自分に出来ることが街頭募金集めか、そしてそれが賞賛を集めるとか流石バカの国。
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年1月8日
やはり衰退国には衰退するだけの理由があるのね。
小泉進次郎 能登半島地震のための募金活動に賞賛集まる「自分にできる場所でできることをやっている」(女性自身)#Yahooニュースhttps://t.co/M6AeCuX01B
良かったのは、どの選択肢も一長一短なのを明示していたところです。番組では、将来の日本は6つの方向性がある、としていました。
どんなものにでも良い点、悪い点が必ずあります。政治の議論では、例えば経済対策と言っても消費税を無くせば景気は良くなるとか、ワン・イシューの単純な話ばかりですが、現実はそんな単純なものではありません。バカバカしい。
現在のままでは3か4の方向性へ進んでいくのでしょう。
番組は斎藤幸平が主張する選択肢1、唯一の20代櫻井彩乃が主張する選択肢5を中心に進められました。
斉藤の『低成長でも幸福度が高い社会を目指すべき』は同感ですが、少子高齢化が進むのですから、経済成長がなければ福祉や医療のコストを賄うことはできません。幸福度を高めるのは甚だ難しい。
斎藤は『カネがなくてもローカル・イノベーションだ』って言ってました。
けど、それだけで日本人がエネルギーや食糧を輸入して飯を食っていくことができるのか。それに金がなければ最先端の医療やITの技術だってお留守になるのだから、結果的に教育、医療や福祉のレベルも下がるという事になる。いくら何でも、それはムリでしょ。
北欧だってフィンランドにはノキアやUPM(世界6位の製紙企業)、スウェーデンにはサーブやイケア、ABBなど金を稼げる基幹産業があるから、重福祉でもやっていけるわけです。
櫻井彩乃の選択肢5は、『女性や外国人に活躍してもらい、起業率も高めて、経済を活性化させていく』、という話です。これも同感ですが、その代わり市場競争だけでなく、個人の生存競争も厳しくなるから、人間にとっての幸福度は下がる。言うまでもなく、こういう社会は疲れます(笑)。
ボクは選択肢5のマイルド版で行くしかないと思います。とりあえず女性や外国人に活躍してもらう。新藤のような間抜けなジジイはお払い箱(笑)。それを起爆剤にして社会の閉鎖的な風土を変える。そうすれば政治も変わるんじゃないでしょうか。教育や福祉に廻す金も出てくる。市場競争の厳しさも多少は和らぐでしょう。
日本人のムラ社会、閉鎖的な風土を変えていくことはかなり優先順位が高い事柄です。この点では右も左も全然ダメ。
オープンな議論がこの社会に定着していけば、市場競争+重福祉という今のところ唯一現実的な解に見える北欧路線への道も見えてくると思います。
とどのつまり、アベノミクスは失敗してたからこそ支持されてたのな。
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年1月9日
思ったより円の価値が下がらず、物価上がらず、リーマンショックからの回復中で経済もある程度自然に回復して円安のマイナスを補ってた。
今は正にアベノミクスの狙った結果だけど、そしたらみんな貧しくなって文句言うわけよ。
高度成長期は利益分配が政治の仕事でした。政府自民党は勿論、社会党や共産党だってそうでした。これからの少子高齢化の時代は限られた資源をどこに優先的に分配して、どこの分野を減らしていくか、が問題になります。全員に良い顔をすることはできない。そのことは皆 薄々判っている。
現在は旧来の労働者と資本家という括りはほぼ崩壊しています。格差論で有名な早稲田の橋本健二教授は資本家からアンダークラスまで現代の階級を5つに分類しています。
貧困大国ニッポンの「階層データ」初公開! 全5階級で年収激減の格差世襲地獄 | 週刊ダイヤモンドの見どころ | 週刊ダイヤモンド
階級闘争とまでは言わないけれど、野党は国民のどの層のために仕事をしていくのか、ある程度はっきりさせないと与党に対抗できないでしょう。与党は資本家と新旧の中間層を見ているのははっきりしていますからね(笑)。
しかしつくづくネトウヨって中国向きだよな。
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年1月9日
不都合の真実は一切耳に入れたくない、心地よい政府発表だけ聞いていたいならあんな向いてる国は無いだろ。
国家を批判するマスコミはないし、軍隊最優先だし、愛国教育もしてるし、九条もない、完全にウヨの理想郷じゃん。
さっさと移住すればいいのに。
おしまいは 12月に食べた、いつも行っている近所のイタリアンのクリスマスメニューです。
クリスマスにわざわざ外へ食べに行く発想はないのですが、たまには行ってみよう、歩いて行ける範囲なら出かけてもいいや、と思ったんです。クリスマスに外食なんて10年ぶり、どころではありません。もっと昔かも。
最初は表面をキャラメリゼしたアナゴのテリーヌ。
ウンブリアのオレンジワインと
トリュフを載せた鹿のカルパッチョ。鹿は美味しかった。
干し鱈とウィキョウのグラタン。鱈はシェフが今年ポルトガルへ行った際に買ってきたものだそうです。
干し鱈というとポルトガルの名産でイタリアンでは初耳ですが、シェフが修行したプーリアではクリスマスに干し鱈を食べるそうです。フェルナン・ブローデルじゃありませんが、人為的な国境に関係なく地中海という文化圏がしっかり存在しているようです。
ハマグリのスープのパスタ。パスタは12面に整形してあってスープに絡みやすくなっているそうです(笑)。
ワインは赤に変えてもらいました。バルベーラはあまり好きではありませんが、これは重厚な味で美味しかった。クリスマスらしくマグナム瓶が開いています。
雉のラグーと白トリュフのパスタ。これは豪勢です。白トリュフは値上がりしていたのか、今シーズンは殆ど食べることができなかったので猶更。
熟成させた但馬牛のロースト。
メルローのヴィオワイン。年数が経っているだけあって、これも重厚な味でした。もう、飲めない。最近はもう、ワインは3杯が限界です。
フランボワーズのロールケーキとマスカルポーネのアイスクリーム💛
確かに美味しかったし、お腹いっぱいです。
ただ、お店の方は気合が入っているんだけど、やっぱりクリスマスメニューは展開が読めちゃうから飽きる(笑)。白トリュフを別にすれば、干し鱈が一番おいしかった(笑)。
暖かかった年末とは対照的に、寒いクリスマスでした。