特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『パレスチナに平和を!11・10緊急行動』と『鰆の糠漬け』

 11月も半ばを迎え、季節が進む足取りが一歩 早まった気がします。
 岸田が物価高対策で4万円を来年夏!に1回だけ!配る(笑)、というのも人を舐めた話です。しかし岸田の給料が年間46万、閣僚が32万あがると騒いでいるのもどうか、と思います。

 一般公務員の給与を年収ベースで3.3%上げるべき、という人事院勧告が出ている訳ですが、一般常識として上の給料を上げなければ、普通の公務員の給料を上げるわけにはいかない。岸田の給与はだいたい年4000万だそうですから1%の賃上げです。国民の給料を5%上げろとか言っているんだから、1%くらいはいいんじゃないの(笑)。

 ただ国家公務員の今の平均年収は凡そ680万、地方公務員は660万、一方 民間は非正規も含めて460万くらいだそうです。financial-field.com
 ボクが就職した頃は公務員の方が民間より給料は安かったから、今は公務員の給与水準は高すぎるのかもしれません。

 ただ世界的に見れば日本の給料は公務員も民間も安過ぎます。例えば最近は従来は公務員になっていた東大や京大の学生の多くが給料が高い外資コンサルに就職するので公務員の成り手が減って困っているそうです。

www.nhk.or.jp

 実は今の役所の仕事って、頭を使うものはかなりの部分をコンサルへ外注に出しています。学生にしてみればやる仕事は一緒、と言う訳です。だったら給料が高い方へ行くに決まっている(笑)。単純に公務員の給料を下げればいいという話ではない。

president.jp

 ま、東大卒の公務員が減れば、却って頭が柔軟になって国民へのサービスレベルは上がるかもしれません(笑)。

www.nikkei.com


 もちろんカネ(税金)返せと言う気持ちは同感ですけど、岸田の給料40万やそこらで騒いでいるのもマヌケです。
 物価高対策だったら円安をどうするか(つまり金利を上げるか)、増税の問題をどうするのか民間と公務員の給与差をどうするか、などもっと大事な論点は他に幾らでもあります。
 だから日本はダメなんです。与党も野党も直ぐ感情論に走る。衆愚だから。


 ということで、今日は青山へデモへ行ってきました。ガザでの停戦を求めるデモです。

 日本でデモをしても直接的な効果があるとは思いませんが、それでもイスラエルの虐殺に対して世界中で何十万人の人が怒り、抗議に立ち上がっています。

 確かに今回のハマスのやったことはロクなもんじゃない。クズとしか言いようがない。
 しかしイスラエル国際法や国連決議を長年無視して、パレスチナの人をガザに押し込めたり(まるでゲットー)、パレスチナ人の土地を奪ってヨルダン川西岸地区に入植を進めている。今回の侵攻の前でも今年だけでガザで200人が殺されている。その上で今回は1万人以上も普通の人を殺している。

 イスラエルナチス大日本帝国と一緒です。

 今 この瞬間も続いている蛮行に対して黙っているのは、ボクには耐えがたい。

 生憎 昼間は小雨模様だったので、念のためマッキントッシュのレインコートを着てきたし、勤務先のプリンタでプラカードを印刷して(笑)、用意バッチリ。前日の夜に夕飯の仕込みも済ませておきました😆


 
 国連大学の前には2000人くらいはいたでしょうか。もっといたかも。とにかく、想像以上の人数です。
 ボクのような一般人も、ボクの大嫌いな労組や年寄りだらけのプロ市民団体(総がかり)の連中(笑)も、アムネスティJVCなどのボランティア団体も、女性も若い人も外国の人も皆 怒っている。


 

●ガザ出身の女性のスピーチ

 歩き始める頃には雨も止みました。

 青山通りから表参道、デモにはうってつけのコースです。

 シュプレヒコールで『SHAME ON ISRAEL,SHAME ON U.S.A.』というのがありました。まさに同感です。
 ただ、相変わらずのプロ市民連中の調子っぱずれのコールには呆れました。表参道でかっこ悪いよなあ。恥ずかしい連中です。 

 ボクが通った幼稚園は青山にありました。表参道を歩くと子供の時 キディランドでおもちゃを買ってもらったことを思い出します(笑)。

mainichi.jp
video.mainichi.jp

*付記:この日 集まったのは4000人だそうです。


 さて、今の世の中で生きている以上 『政治のことなんか知りません』という訳にはいきません。税金や社会保障だってあるし、そもそも民主主義は一人一人の政治参加が前提で成り立っています。選挙にもいかない、政治のことなんか知りません、なんてバカはさっさと北朝鮮へ追放するべきです。

 だけど政治のことばっかり、というのも問題があります。視野狭窄は判断を誤る第一歩。柔らかい話も一緒だから人間としてバランスがとれるんじゃないでしょうか(笑)。


 と、いうことで また 近所のイタリアンへ行ってきました。

 最初は泡。週末にお店で飲む泡はどうして美味しいのでしょうか。家で飲んでも全然大したことないのに(笑)。1週間の疲れ、特に心労が泡で流されていくような気がします(泣)。

 今日使う材料を調理法を変えて出てくる『もくじ』。時計回りで中央から鰆、甘鯛、皮目を炙った太刀魚、白子のフリット、鳩の足を炙ったもの。

 鰆の糠漬け。レアな鰆を糠漬けにして上には大根の糠漬けが載っています。周りの白いソースは酸味を利かせた浅利のスープ。これは美味しかった。糠の香りと酸味がそれぞれの材料を繋いでいます。

 合わせるのはイタリア北部、フリウリ州のオレンジワイン。皮を一緒に漬け込んだ白ワインです。

 甘鯛のウロコ焼。下には香茸とハマグリのスープ。ウロコ焼は日本料理の手法ですね。

 ポルチーニ茸をペーストにして手打ちのキタッラ(パスタの名前)に絡めたもの。ポルチーニの味が濃厚で美味しかった~。上には立派な千葉の太刀魚。皮目だけ炙って、中はレアです。

 白子とチーズのパスタ。下にジェニパーベリーなどのスパイスをたっぷり入れた自家製のキャベツの酢漬け(クラウティ)が酸味を添えています。

 ネッビオーロピエモンテ州のものが有名ですが、こちらはロンバルディアのもの。

 鳩のロースト。腿、胸、脚それぞれの部位が入っています。低温調理したものを炙っているから、身は柔らかだけど皮はパリパリ。完璧な火入れです。付け合わせは最近流行りの?黒イチジク、ルッコラと鳩のレバームース。上にかかっているカカオがコクを添えています。

 デザート。上からスティック状のメレンゲ、ココナッツのアイス、フロマージュ・ブランのムース、下にはシャインマスカット。

 ハーブティーとお茶菓子。これでもう、お腹いっぱい。動けなーい(笑)。

 あとは家に帰って寝るだけです。ベランダからは遠くに渋谷の高層ビル、スクランブル・スクエアが見えました。