特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『歳を感じるカツ丼』と『日本の息苦しさ』

 急に寒くなりました。今週初めは半袖ポロシャツだったのですが、今日はヒートテックを着ています。温暖化の影響なのか、天気の移り変わりが本当に激しい。

 北朝鮮がバンバン、ミサイルを撃ってきてTVが大騒ぎしてますが、少しおかしいんじゃないの?と思います。
 勿論、北朝鮮は脅威でしょう。『敵基地攻撃能力』を持とうが持つまいが、連中には日本を攻撃する能力も動機もある。

 でも連中が撃ってきても庶民には何も出来ない。着弾するまで時間もないし、避難場所もない。迎撃手段だって、実際の攻撃の時は数百発撃ってくるだろうから撃ち落とすのはムリ。イスラエルアイアンドームみたいな防御網を整備するなら別ですが、日本だとブースターやら残骸が住宅地に落ちるとか言って反対運動が起きるから、設置できない(笑)。

 日本に出来ることはとにかく戦争をしないこと=戦争が起きないようにすることです。北朝鮮のような頭おかしい連中には、日本に向かって撃ってきたら、日米安保で連中だってお仕舞いってことを判らせる。経済制裁をバンバンやって連中には飢え死にしてもらう(笑)。それに統一教会経由で北朝鮮に金が回ってるんだから、統一教会も潰す
 Jアラートがどうの、とかくだらないことで騒いでいるマスコミも、それに乗せられている国民も頭がおかしいんじゃないかと思います。

 こちらは先週 長野で食べたソースカツ丼Perfumeを見る前の早めの夕食です。ヒレカツとキャベツがアルプスのようにご飯の上にそそり立っています(笑)。

 駒ヶ根にある人気店の支店が駅ビルに入っているんです。長野と言えば蕎麦かもしれませんが、地元の人(複数、蕎麦屋の人も含む)に『蕎麦は長野産より、韓国産の方が美味しい』って言われたことがあるんです(笑)。真偽のほどは知りませんが、それを聞いて以来、長野でわざわざ蕎麦を食べようという気が起きません(笑)。

 ソースカツ丼自体の味は、こんなものかな、と(笑)。不味くはないけど、それほど美味しくもない。ソースは甘くて好きですが(笑)、なんてこともない。普通の美味しいとんかつ屋で食べるカツの方が美味しい。そもそも、ソースカツ丼より卵とじの普通のカツ丼の方がボクは好きなんです。
●一緒に食べた馬刺し。コンサート前ですからお酒は一滴も飲みません♪

 それより、量にびっくりしました。ご飯は超少な目と指定したのですが、キャベツもカツも凄い量でした。前回4年前に食べたときは全然多いと感じなかったのですが、ボクが歳をとったのか、店が出す量が増えたのか(笑)。
 何とか食べきりましたが、カツ丼で歳を感じる事なんて有るんだなーと思いました(笑)。


 いつも、書いているようにボクは宴会や会食が死ぬほど嫌いです。コロナ禍明けだからなのか、今月は断れない会食が3回もあります(泣)。

 この前、会食第1弾がありました。時々TVのコメンテーターもやってる某大学教授に時局の意見を聞く、というものです。名前は出しませんが、この人は昔は比較的リベラルだったのに最近は右寄りのことばかり言っている。商売のためにウヨっているというわけではないらしい。学務自体が忙しいので自分からTVに出たいという訳でもないようで、自分の方から『自分が言いたいことを言ってたら出番が減った』って笑ってました。
 
 如何に今の日本が息苦しいか、ということが話題になりました。
 大学も企業もコンプライアンスやこうあるべき、という規範を押し付けられたり、揚げ足取りをされて、創造的なことがどんどんできなくなっている。確かにその通りです。

 例えばこれ↓。健康を売り物にした宅食ベンチャー企業の取締役が社内のチャットで『デブは採用しないようにしよう』と言ったのが週刊文春に晒されています。

bunshun.jp

 これの何が問題なのでしょうか。一企業、それも健康志向を売り物にしたベンチャー企業の中での発言、それもデブな社員の前というわけではなく、クローズドな場での発言に過ぎません。政治家が公の場で話すのとは訳が違います。しかも正式な文書でなくチャット。

 それがこうやって流出するというのは、その役員が人望がなかったということかもしれませんが(笑)、週刊誌に晒すような話ではない。そもそも、真偽はさておき、デブや喫煙者は自己管理が出来ないって、アメリカ人、特に大都市のビジネスマンはほぼ全員がそう思いこんでいるでしょう(笑)。


 これもそうです。ひろゆき辺野古の座り込みをtweetで揶揄した件。ボクは全然興味ないのですが、騒ぎになったらしい。

 ひろゆきの言ってることなんか、ただの揚げ足取り、所詮は『犬笛』に過ぎません。犬笛なんかに反応する方がおかしい。喜んでる奴も怒っている輩もどこまでヒマなんだ。(笑)。

 そんなことより重要なことはいくらでもある。
 例えばこれから沖縄には中距離ミサイルや対艦ミサイルの配備の問題が出てきます。恐らく宮古など八重山の人たちは賛成多数でしょうが、沖縄本島の人たちはどうでしょうか。平和を守るためには中国への抑止力が必要ですから、ボクは対艦ミサイルの配備は賛成です(沖縄への差別とかそういう話じゃなく、地理的な問題)。いずれにしても良い点、悪い点を明確にして、議論をしなければいけない。

 ひろゆきtweetにしろ、北朝鮮のミサイルにしろ、マスコミや政府に踊らされている暇があったら、考えるべきことは幾らでもあります。
 野党が典型ですが、マスコミや政府の課題設定に乗せられている限り、人々は連中に操られるだけです。絶対に奴らには勝てない。


 他に話題になったのは高齢者医療、特に終末期医療の問題
 高齢期医療は生涯医療費の9割を占めると言われています。その中でも胃ろうなど終末期医療が国の保険財政や医療のマンパワーに大きな負担をかけているのは間違いない。その結果 健康保険料は大きく上がって、現役世代の生活は苦しくなっている

 これは昨日の日経の記事です。
 全国に1400ある大企業や業界団体のサラリーマンが加入する健保組合は、社員が払った保険料から国の高齢者医療費へ拠出金を召し上げられる仕組みになっています。それが負担になっており、昨年は半数の健保組合が赤字になったというのです。


www.nikkei.com


 21年度の健保組合合計の保険料収入は8兆円、その中から3兆円が社外の高齢者医療に召し上げられています。つまり健保組合に入っているサラリーマンは自分が払っている保険料(給与の約1割)の約4割を見ず知らずの老人の医療に使われている。保険料の4割も取り上げられるたら、赤字にだってなりますよ。

 ボクは累進課税で富める者が多く負担するのは大賛成ですが、これはどう考えてもおかしい。健保組合の赤字が続けば保険料が上がってサラリーマンの手取りはどんどん減っていく。消費は減るに決まっています。保険料は自動的に上がっていくのだから、消費税なんかより遥かに影響は大きい。

 健保組合は業界団体で作っているものもありますから、中小零細企業の社員も入っています。それに大企業のサラリーマンだって給料が低い20代もいれば、老人介護を抱えている人もいる、奨学金が残っている人もいるし、航空会社や旅行会社のようにボーナスが全くない会社だってザラにある。
 老人医療のためにサラリーマンから一方的に費用を取り上げるのですから反乱がおきないのが不思議です。いつも大企業を目の敵にする共産党はこういう超不公平制度は知らんぷり(笑)。偽善者です。

 まして、その高齢者医療の費用の少なからずは、例えば胃ろうのようにバカげた治療?に使われている。治る見込みがあるならともかく、胃ろうなんて本人も苦しいだけです。しかも普段は親との関係が薄い子供や親族に限って、胃ろうでもなんでも、どんなことをしても生かしてくださいと言うのだそうです。

 最近 高齢者の医療費、本人負担が一部で2割に上がったことで文句を言っている人がいますが、胃ろうみたいな無意味な末期治療は2割どころか、3割でも、5割でも、バンバン負担を上げるべきです。高福祉で知られる北欧諸国では胃ろうなんか殆どあり得ない、って言うじゃないですか。

 しかし、日本ではそんな意見を中々言い出すことができない。そんなことを言い出せば感情論でヒステリックに叩かれるので、なかなかそういう合理的な意見が出てこないそうです。

 
 福祉政策だけでなく、原発も安全保障も同じです。
 日本人はどうして合理的に議論することができないのか。目先の感情論に走ってしまうのか
 一義的にはまともに国民に説明しようとしない国が悪いけど、例えば安全保障なんか全く聞く耳持たなかった社民党共産党の害悪も非常に大きい。頭お花畑で、まともな議論が出来ない。ましてれいわや参政党とか問題外の国政政党まである。

●全然知らなかったのですが、社民党はロシアのウクライナ侵略当初、ロシアを庇った記事を出していたそうです。謝罪するだけマシだけど、そういう脳味噌なんでしょうね(笑)。
 


 その日の議論は明確な結論はありませんでした。が、諸悪の根源は一党で政治をやっていることかといって今の野党には政権担当能力は全く期待できないというのは議論が一致しました。

 大学教授氏は自民、公明に国民民主、維新が合同して、小さな政府志向の党と福祉重視の党に分裂して切磋琢磨させるしかないんじゃないか、とも言ってました。ボク自身は維新ではなく、自民、公明、国民に立憲民主を足して、2党に再編すればいい、とは考えますけど。

 ただ、この日本の息苦しさはどこから来るのか。これはヒステリックな感情論に走りがちな日本人一人一人の体質の問題で、政治では解決できないことかもしれません。