特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『今週のニュースよもやまと共謀罪』と『0519再稼働反対!首相官邸前抗議 feat. #高浜原発再稼働反対』+『共謀罪法案に反対する国会前大抗議行動』

良いお天気が続いています。寒くもなし、暑くもなし、花粉もなし、気持いいです。
今週は何やら天皇家の女の子が結婚するのが大きなニュースになってましたが、お天気とは逆に気持ち悪かったです。他人の結婚にケチをつけるつもりはないですが、この時期 もっと重要なニュースはいくらでもある。まるで他の重要なニュースを隠すため、みたいですね!(真相は後半で)。大体 年端もいかない子を敬語で呼ぶのもおかしい。あの子が世の中に大した貢献をしたわけではないでしょう。それにどうせ莫大な結納金を払うんでしょうが、その出所は税金ですからね。相変らずくだらないニュースを取り上げるTVとそれを見て喜んでいる連中はアホじゃないかと思いました。

●様々な色で咲き誇るご近所のバラ。手入れとかはボクには良くわかりませんが、きっと大変なんでしょう。



さて 今週は定期的に話を聞いている経済評論家の人に会ったんです。彼はちょうど先週の土曜日にTVでニュース解説をしたばかりですが、その日に限ってTV局から『今日は北朝鮮のネタは止めてください』と言われたそうです。翌日朝 ミサイルが発射されましたから、TV局はわかっていた、というわけです。TV局は知っているということは、政府や役人は知っている、ということですね。


その人は最近 防衛省でも講師をやっているそうで、防衛省北朝鮮のミサイルを防ぐすべはないことは判っているそうです。イージス・防空システムを陸上に設置しようとか、韓国に設置したTHHADを日本に導入という話は出ているそうですが、それでも防ぐことはできない。まして先制攻撃するための巡航ミサイルを導入しても連中のミサイルを全てつぶすことはできない。それに、ミサイル以前に工作員原発浄水場に何かやられたら防げない、と防衛省も頭を抱えているそうです。そりゃ、そうですよね(笑)。


木曜の日経にわざわざ米空母がわざわざ遠回りして日本海にやってきた理由が載っていました。遠回りしたのは陽動作戦で、空母の北上にビビった北朝鮮の物資の出入りをチェックして地下施設や物資集積所の場所を洗い出したと言うんです。なるほど。

米、ミサイル300発で圧力 北朝鮮包囲網、ほぼ完成か 農繁期控え兵糧攻めも意識? :日本経済新聞


日経の記事通りなら朝鮮の危機はこれからが本番かもしれません。今週 ボクも動向を気にしていたもう一隻の空母がとうとう横須賀を出港しましたし。もちろん先のことはわからないし、いくらバカでも双方が武力を使わないよう努力しているんでしょうけど、何があるかわからない状況です。
結局 中国に圧力をかけてもらうしかないわけですが、その人の話ではトランプは報道されている通商や通貨の問題だけでなく、尖閣の問題なども中国に譲歩したようです。そりゃあ、そうですよね。アメリカは日本より中国の方が大事に決まっています。
あともう一つ、今日19日のイラン大統領選も強硬派が勝ってしまうと核合意が崩れて戦争になりかねないし、しかも、その時期トランプが中東訪問です。それでなくとも内政がうまくいってないトランプが何かぶっ放すということはいくらでもあり得る話です。


これからアメリカ一極支配の時代が終わると世界が不安定になり武力衝突のリスクが増す、というのがジャック・アタリ先生やイアン・ブレマーなど多くの識者の見立てですが、ポピュリズムで当選したバカ政治家が戦争のリスクを増やすという昔 皆が痛い目にあったパターンが復活してきているわけです。朝鮮半島はもちろん、中東だって戦争が起きれば日本経済も我々の暮らしにも大きな影響が出ます。今はアメリカ、中国とも経済は悪くないから輸出も堅調 為替も110円〜115円程度で落ち着いているから、一見 世の中 平穏に見えます。でも一歩間違えば奈落の底、それが今の我々、だと思います。




さてさて 今週 国会前では共謀罪に関する抗議が続いています。ボクも法案には反対です。理由は
・国会での議論は不十分。
・取り締まり対象が曖昧で、一般の国民を警察が一方的に取り締まる道具になりかねない。
・(キノコ採りも含め)(笑)277もの犯罪が取り締まり対象になっているのは多すぎる。

と考えるからです。マネーロンダリング北朝鮮が日本でやっているそうですから対策を取るのは一理あるとは思いますが、277もの犯罪が共謀の取り締まり対象になっている理由にはなりません。自民党民主党が4、5年前に作った共謀罪法案では約180くらいの犯罪が対象だったそうですが、今回はそれが約100も増えているわけです。
要するに今回の共謀罪は『国側が『一般の国民』を定義する』ための法律なんでしょう。特定秘密保護法』、『安保法制』、『共謀罪』ともに思想は共通しています。『特定秘密』も『日本の存立危機事態』も『犯罪集団』も定義はあいまい=その他です。要は連中の本音は 役人・政治家が決めることに国民は口を出すな、ということです。
形だけにしろ(笑)ボクは法学部ですが、奈良時代律令制度が導入されて以来、この国の発想は変わらない、と思います。ちなみに律令制度の原型を導入したのは曹操三国志の時代ですからね(笑)! 我々は未だに約1800年前の発想に支配されているわけです。

でも共謀罪もまた通ってしまうんでしょう。与野党では議席数が圧倒的に違うし、国民の中で反対の声はそれなりにあるにしても、何十万もの群衆が国会を取り巻くほどでもない。
小田嶋隆が指摘しているように、国会の議論は深まろうと深まるまいと与党とその別働隊に圧倒的な議席を国民が与えてしまったのだから仕方がない、のでしょう

「共謀罪」がスムーズに成立する背景:日経ビジネスオンライン



そこで、安倍や自民が酷いとか言っててもしょうがない、と思うんですね。まあ、ひどいことは間違いないし、云いたくはなります(笑)。内閣の面々の度重なる失言とスキャンダルと不遜な態度、中選挙区制の時代の自民党だったら間違いなく内閣は崩壊していたでしょう。それがなぜそうじゃないのか。同じ小選挙区制でも民進党民主党)内閣では、大臣のクビもバンバン飛びましたよね。


国会できちんと議論が行われないのは、国民がそれでも良いと思っているからでしょう。安倍晋三もひどいが野党もひどい。ボクだってなかなか彼らに投票する気にはなりません。野党もひどいが反対運動をやってるような団体も大概がひどい、何言ってるかわからない精神論のバカばっかり。反対の声が広まらないのはマスコミの問題も国民の意識の問題もあるけど、反対を唱えている側のレベルの低さも原因です。個人として反対を口にしている人、行動している人とは連帯できると思うけど、団体でやってる連中には虫唾が走ります


だから政治なんか自分には関係ない、と思う国民が居るのも判ります。でも政治家もひどいが、国民もひどい。ここで絶望してしまえば『国民は口を出すな』という国や役人の勝ちになってしまいます。じゃあ、何がダメなのかということは冷静に考えなきゃなーと思っています。遠い道のりかもしれませんが、やっぱり一人一人が賢くなることしか、問題は解決しないと思います。






ということで、今週も官邸前+国会前へ。


考えることは必要ですが、現場で身体を動かすことも大事です。身体を動かすことで思考がブラッシュアップされることもありますし、とりあえず自分の意見は可視化させなくちゃ。1億分の1の義務は果たしておこうと思うんです(笑)。今日の官邸前抗議の参加者は主催者発表で800人。お天気も良くなってきましたからね。
●抗議風景





●デモの最中 太鼓をたたいたりして子供が遊んでいる、こういう光景を見ると元気が出ます!



勿論 今日もダブルヘッダーです。国会前は凄い人、熱気です。ボクが参加する前は総がかりの人たちがやってたみたいです。ボクが着いた時ちょうど集会の仕切りが『未来のための公共』に代わるところ、幟を担いだジジイ連中がぞろぞろ引き上げるところでした。良かった!(笑)。連中の訳の分からない話を聞くと『こりゃーダメだ』、『一緒にされたくない』と気分が滅入りますからね。

#0519共謀罪反対国会前 #共謀罪廃案国会包囲3Days

●抗議風景2






●こちらの信用が落ちるから、お前は来なくていい。元維新のクソ議員の上西。さっさと辞めろ。

●参加者にインタビューするTBS報道特集の金平キャスター


ボクが見ただけでも、こちらの参加者は3000人くらいは居るんでしょうか。のべ人数では10000人!報道ステーションで言ってました。先週に比べて人数はどんどん膨れ上がっています。


参加者は若い人が多いです。見てると嬉しい。やっぱり、企画のやり方とか呼びかけ人によってだいぶ違うんですね。若い人たちがスピーチで言ってることは爺さん連中より遥かにまともだし(笑)、いいなあ。うん、現場に出ると元気が出ます(笑)。法案は通ってしまうかもしれないけど、それでも黙ってはいられないもんな。『それでも』って大事だと思うんですよね。『それでも』から何かが始まると思うんですよね。
●いつも頼もしい京大教授の高山佳奈子たん😺。『野党の議員だけでは共謀罪は止められない。私達一人一人が周囲にひどい法律の中身を知らせていくことが大事』。『私は自分に出来ること、やるべきことをやります。』さすが。

●彼女の東大同級生のNHKのディレクター(複数)が『NHKでは、共謀罪に皇室の結婚のニュースをぶつけさせるなど報道が制限されている。だけど頑張ってください』と彼女にメールをしてきたそうです。