特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

白痴の風:★0627 再稼働反対!首相官邸前抗議!

まずは、少し軽い話題から。
少し前 六本木のアメリカン・クラブという場所へ行ってきた。ロシア大使館の裏、都心の一等地に広大な面積を占める、その名の通り戦前にアメリカ人が作った会員制クラブだ。外からは全く見えないが、一歩ゲートを潜ると数千坪の敷地に宿泊施設やレストラン、娯楽施設がそろっている。一度行ったことがある沖縄の米軍基地の中のゴルフ場を思い出させるけれど、雰囲気はもっと豪奢だ。アメリカ人専用ではないけれど、客も従業員も殆どアメリカ人。敷地内で使われているのは英語、出てくる料理も(床に足が届かない)椅子の高さもアメリカそのままだ(笑)。
客に向かって当然のように英語で話しかけてくる従業員に(怒)、下手くそな英単語を並べて応対していると、『日本はまだアメリカの占領下』 ということをつくづく思い知らされる。都心のど真ん中のこの敷地の外で『ニッポンを取り戻す』とか『ニッポン頑張れ』とか大騒ぎしているのが、マヌケに聞こえて仕方がない取り戻したり、頑張るようなニッポンなんて、現実にはどこにもないんだよ(笑)。

●写真が暗くて失礼



集団的自衛権の問題もボクにはさっぱりわからない。集団的自衛権を認めることで日本にどんなメリットがあるのか、という根本的なことが判らない。自民と公明で揉めているという『明白な危険』と『切迫した危険』の違いもさっぱりわからない(笑)。ムリ筋の話を通すために言葉遊びで終始している、また、それをマスコミが追従しているとしか考えられない

かと言って、野党も有効な反対意見も打ち出すこともできていない。『こうやって日本の安全保障を行うから、集団的自衛権なんか不要である』という政策を打ち出せばよいのだ。いつも書いているが10年1日が如く『戦争をする国にするな』とか言ってたって説得力なんかゼロだよ。日本の野党というものはどこも自党の勢力拡大しか頭にないんだろう。あいつらは『反対すること』が職業だから、呑気でいいわ。


都議会もセクハラ野次を飛ばした議員全員を追及することもせず、うやむやにしてしまうらしい。こんな間抜けな都議会、要らないよ。日本の首都の議会は、性差別を黙認するような人間のクズが議員をやっているのをわざわざ世界中にご披露したわけだ(笑)。外国特派員協会の記者会見が世界に広まって話が大きくならなければ、セクハラ&嘘つきの鈴木章浩だって謝罪どころか依然トボケたまんまだろう。こんな自浄能力のない議員連中に税金が一人あたり2300万/年(歳費1600万、政務調査費700万)もかかっているなんて実にバカバカしい限りだ。女性議員が集まってセクハラ防止の集まりを持つとか言ってるが、今回の件をなかったことにしているような女性議員もいるのだから、こいつらも所詮 鈴木章浩と同罪の性差別主義者だ。

言うまでもなく日本はまだまだ性差別が色濃く残る後進国だ。例えばボクは夕飯作りがライフワークだが、急に宴会に誘われて『夕飯作りがあるので』と言って断ったりすると、知らない人からは驚きをもって受け取られる、と同時に、どこか『変わった人』扱いされる。こいつとは仲間にはなれないな、そういう感じだ。そういう反応を目の当たりにしても、ボク自身は『勝った〜』と思うので全然気にはならない(笑)。だが、男は家事なんかするもんじゃない男社会の『つきあい』に従え、という無形の圧力は今でも感じる。『同質性の強要』とでも言ったら良いか。これって性差別でもあるけど、ファシズムだとボクは思っている。



前回も書いたが少子高齢化も、個人の自由の尊重も、問題の本質は、『男も家事や育児をやれ』、ということだ。出生率を上げるには公的なサポートの充実と女性の社会的進出が欠かせないのははっきりしているが、その前提となるのは男も家事を分担する、ということだ。鈴木章弘というセクハラ&嘘つきでヅラ疑惑もある(笑)右翼議員は『早く結婚してほしいと思った』と小学生にも劣る言い訳をしていたが、結婚しようがしまいが個人の勝手だし、結婚したって男が家事をしなければ子どもなんか増えないんだよカスッ。今やアメリカもフランスもイギリスも婚外子が全体の4割以上を占めていることすら知らない無知な奴だ。

だがセクハラ&嘘つきの鈴木章浩だけでなく、日本のバカ男どもの認識はこの程度だろう同じようなことはきっと また起きるだって女性の社会進出という声は聞かれても、『男が家事をやろう』なんて話は聞いたことがないからだ。そんな低能未熟さじゃ、安倍晋三の成長戦略(笑)で目標にしている出生率2.07なんて実現不可能に決まっている。
                                                   
                                       
こうして日本はどんどん衰退していく。その理由は男ども(とそれを利用する一部の女性)がアホだからだ。
                                       
ボクはそのこと自体は残念だと思わない。環境に適応できない種族(笑)が滅びていくのは仕方がない日本人が性差別から脱却できないくらいにアホならば、地球上から淘汰されていくのはむしろ世界のために良いことではないか。

 

                                                                                                                                                      

ということで(笑)、今週も官邸前★1116再稼働反対!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合
最近の天気は不安定だ。今日の東京は曇り模様だったけど、官邸前周辺では6時直前にゲリラ豪雨が降ったらしい。それで国会前の抗議はお休み。まだ時折、パラっと大粒の雨が降ってくる中、官邸前に皆が集まっての抗議となった。明日は『6.28 NO NUKES DAY 川内原発を再稼働させるな! さようなら原発★首都大行進6.28 NO NUKES DAY 川内原発を再稼働させるな! さようなら原発★首都大行進 | 首都圏反原発連合があるということで人数は少ないかなと思っていたが、参加者数はいつもと殆ど変らなかった。延べ人数でだいたい2000人くらいか(主催者発表2400人)。
●抗議風景。ところどころレインコートの人が









スピーチでは集団的自衛権のことを喋ろうとして主催者から止められそうになる人も居る。言いたい人の気持ちはわかるけれど、止めるのは賢明だと思った。反原発の声をより多くの人の間に広げていきたいという主旨のためには、そんなことは何の役にも立たないからだ。
今日は人々が一か所に集まっているからか、人口密度がいつもより濃い。とりあえず、自分の声を出したいだけ出しておいた。つくづく思うのだが、声を出す習慣は精神衛生のためにも、身体のためにも良い気がする(笑)。

共産党の笠井晃と吉良ちゃん。ボクは共産党は大嫌いだが、こうやって来てくれることだけは評価する。

                                                                              
原発にしろ、集団的自衛権にしろ、根本的な問題は国会も都議会も必ずしも民意を反映していない、というだ。小沢一郎を始め、90年代に『政治改革』(笑)なんてやった連中はそれだけでも万死に値するボクは民意なんかこれっぽっちも信用してないがアホで世間知らずでセクハラ呆けの議員より、民意のほうがマシであることは間違いない。そろそろ怪しくなったとはいえ経済1流、政治3流という日本の現実は、日本人がアホである以上に、日本の選挙制度や政治の仕組みに重大な欠陥があることを示している
                                                   
 

                                                                                                
今週はiPODボブ・ディランの『白痴の風』(Idiot Wind)を久しぶりに聞いていた。ディランの全盛期、70年代の古い歌だ。

Hard Rain

Hard Rain

                     
そんな歌を今 なぜ思い出したかというと、都議会のニュースを見ていて、以下の一節を思い出したからだ。今 日本の国会議事堂の前でも、これほどふさわしい歌はないと思う。

Idiot wind, blowing like a circle around my skull,
From the Grand Coulee Dam to the Capitol.
Idiot wind, blowing every time you move your teeth,
You're an idiot, babe.
It's a wonder that you still know how to breathe.

俺の頭蓋骨の周りをぐるぐる回るように
グランド・クーリーダムから国会議事堂まで、白痴の風が吹いている
愚かなあんたが何かをしゃべるたびに、白痴の風が吹きぬける
あんたがまだ呼吸の仕方を知っていることすら、俺には不思議で仕方がない。

Idiot wind, blowing through the buttons of our coats,
Blowing through the letters that we wrote.
Idiot wind, blowing through the dust upon our shelves,
We're idiots, babe.
It's a wonder we can even feed ourselves.

俺のコートのボタンの間を潜り抜けて
俺の書いた文字の間をすり抜けて
白痴の風が吹く
棚の上のゴミの間を白痴の風が吹き抜ける
愚かな俺たちがまだ生きていられることすら、俺には不思議で仕方がない

                              
*我ながらうまく訳せた〜(笑)
●今日の国会議事堂