特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

真夏の夜のピンボケ写真、おぼろげな夏の記憶

上野のお山でご接待。韻松亭
待ち合わせの際 ご接待先のお嬢様方が夜の上野公園で迷ってパニくってたのは食前のご愛嬌というものだ。
下足番に靴を預けて、廊下を歩く。ほの暗い明かりが灯る店内は女性客ばかり。
鳥しゃぶを頼んだら、お鍋に入れる前のお皿の上の肉が少し凍っていたのにちょっと驚く。そういうのは久しぶりだ(笑)。でも価格が価格だから、それで文句を言うほど野暮じゃあございやせん(笑)。これまた、ご愛嬌というものだ。
リーズナブルなアンティノリの白(と言っても市価の2.5倍くらいだったが)で、良い加減に酔っ払う。
帰り道は薄暗い木立の道を抜けていく。弁天池に続く提灯の列が、まるで不忍池に浮かんでいるようで幻想的だった。これでおぼろ月にでもなっていれば完璧だったね。
真夏の夜はまるでデ・ジャブのようだ。このピンボケ写真のように(笑)。