今週 国会で岸田が言い出した『4万円の定額減税を来年夏に実施する』って、流石に笑っちゃいました。
こいつ、国民のことをなんにも判っていない。額や時期も呆れますが、『将来が不安』という国民の最も大きな不満を全く判っていない。
#国会中継
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2023年10月26日
失われた30年、そして今の物価高騰を岸田は好機と見ている。絶句。岸田が挙げる外因はどの国にもあった。長期デフレをそれに結びつけているが、では
「どうして日本だけ成長できなかったのか」
についてそれがさも当然だったように語る。
📌答えは、自民党が日本にしかないから、でしょ? pic.twitter.com/pJ2N7Z4RdX
かと言って、消費減税とかいってる野党なんか論外。手間もかかるし、一時的な消費拡大効果しかないのにあまりにもバカ過ぎる。どうしてこんなに頭が悪いのか。
何で、この国の政治は機能しないのか。与党も野党もバカばっかり。
1人当たり名目GDP(ドル)比較。上位40ヵ国。
— 明石順平(「全検証 コロナ政策」発売中) (@junpeiakashi) 2023年10月25日
1枚目:民主党政権最後の年である2012年、日本は11位。4万9175ドル。
2枚目:2022年、日本は32位。3万3854ドル。G7の中ではビリ。台湾が34位、韓国が35位なので抜かれるのは時間の問題。
「悪夢」って、何でしょうねぇ。 pic.twitter.com/teUp3Dxzpn
老害と言えども田原総一郎が言ってるこれ↓は衆目の一致するところでしょう。
『野党は政権を批判はするが、根本では政権を奪取する意欲がないことがやはり大きい。国民からは、そのあたりの真剣度を見透かされているのではないだろうか。』
『さらに問題なのは、自民党に岸田氏に代わる人材がいないことだ。』
支持率が低迷する岸田内閣 小泉氏や安倍氏との違いが目立つ:日経ビジネス電子版
前回のエントリーで『日本の将来はアルゼンチンみたいになるかも』と書きました。
かっての南米の最富裕国が国家予算の財政赤字をきっかけに軍事政権とポピュリズム政権を繰り返す政治の機能不全に陥り、通算9回もデフォルト(対外支払い不可)を起こすようになったのは、今の日本の姿と重なるのです。
ちょうど今週、勤務先でアルゼンチンの人の話を聞きました。
『最近のインフレ率は月30%』だそうです。ビックリですよ。
ニュースでも今年から去年にかけて2023年8月の消費者物価が前の年と比べ2.2倍も上昇し、約32年ぶりという記録的なインフレ と報じられています。食品価格は昨年の2.2倍になったそうです。日本の物価上昇どころではありません。
あちらの人はドルで貯金するし、外国への支払いもドル払いです。実際 インフレ率が二桁の自国通貨なんか持っていても意味がありません。
インフレの原因は通貨安です。20年の5月に9回目のデフォルトを起こしたばかりのアルゼンチンは、最近のアメリカの金利高もあって通貨安が止まらないのです。アルゼンチンは大統領選挙が迫っていますが、中央銀行廃止、自国通貨廃止(ドルにする)という訳の判らない主張をする極右のポピュリズム候補が決選投票に進んでいます。
経済がめちゃくちゃになると人気取りだけの滅茶苦茶な政治家や政党が出てくる。アメリカのトランプもそうだし、日本で言えば山本太郎や参政党、それに百田尚樹が作った保守新党が典型です。山本太郎はMMTを引用して『自国で通貨を発行する国はインフレなんか起きない』とか言ってましたっけ(笑)。アルゼンチンは?今の日本は?インボイス反対とか消費税減税を主張する共産党も社民党も似たようなものです。
かつてれいわを応援してたはずの茂木健一郎が日本保守党を応援してるというのを聞いて驚いたが、自身のyoutubeで山本太郎をめちゃくちゃ馬鹿にしてて笑った。
— 馬鈍足(うまどんそく) (@donsokusan) 2023年10月26日
かつて応援してた人もどんどん離れて行ってるようだな😂https://t.co/SUty38vfFi
世界1の財政債務を抱えているにも拘らず、国民のことを考えない与党か、頭がお花畑のポピュリズム野党しか政治の選択肢がない日本はアルゼンチンみたいになっても全く不思議ではありません。
現に円安が進んで1ドル150円になっても与党も野党も無為無策です。今朝の日経1面によると世界の政策金利の平均は7%、日本の政策金利は-0.1%。
www.nikkei.com
円安はますます進むでしょう。物価が下がる訳がありません。まして4万円を1回配って何がしたいのか(笑)。
アルゼンチンは全然他人事じゃない。冷静に見れば、日本の現状はこういうことなのでしょう↓。
これから日本はどんどん落ちていくが、後進国とか発展途上国と呼ぶのは誤りだ。今そう呼ばれている国々は今後成長の見込みはあるが、日本にはない。
— 明石順平(「全検証 コロナ政策」発売中) (@junpeiakashi) 2023年10月26日
衰退国とか転落国と呼んで区別するのが適切である。
イスラエルのネタニヤフ首相「我々は光の人々で、彼らは闇の人々なのです」
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2023年10月26日
もうナチじゃん。 https://t.co/BCoFwgMTew
各地で 熊の被害が相次いでいますが、熊って美味しいですよね(笑)。
また、北参道の有名フレンチ『シンシア』へ行ってきました。斬新な料理が有名でグルメ系のマスコミだけでなく、SDGs関連で日経にも取り上げられたりする、予約も取れない人気店です。
『創作料理に美味いものなし』はボクの信条?ですが(笑)、この店は調理の基礎がちゃんとしているので味も美味しいです。客席は30もないのに店の人は10人近く居て、料理もサービスもきめ細かい。運良く予約が取れたら、たまに行きたくなります。
最初のお皿はシェフが自ら持ってきました。
鮑のゼリー寄せ。中には雲丹も入っています。ゼリーは昆布出汁。一番下には鮑の肝のソース。鮑も鮑も同じ昆布を食べているということでマリアージュもばっちりです。
今日のメニューです。文章が長い(笑)。
まずはこの店のお約束、アミューズのお皿が大量に運ばれてきました。
未利用魚のタルタル。SDGsです(笑)。下の骨は流行りの炭粉を練りこんだビスケット。
栗のチュール
脂ののったニシン。
マスカットみたいなフォワグラのキャンディ。はて、どれでしょう(笑)。
パプリカとイカのムース
次は前菜。ブリと馬肉とアオリイカ。ソースはブルーチーズ。緑は万願寺唐辛子を絞ったもの。
鰤の上に馬肉が載っています。
これもこの店のお約束。焼きたてのブリオッシュ。ふかふかで滅茶滅茶美味しいです。ダイエットのため、普段はパンは残すことが多いのですが、これは全部食べます(笑)。
次は山盛りの野生の茸がやって来ました。名前を説明してくれたけど、もう忘れました(笑)。
野生の茸と羆のコンソメ。クマではない、ヒグマです(笑)。
トリュフの下には大量にヒグマの肉が入っています。クマの肉と脂身、ゼラチンで、牛のコンソメなんかより遥かに濃厚な味です。かといって肉の臭さもない。これは圧倒的にうまい。
最近はクマの被害が度々ニュースになりますが、客観的に見れば人間の方が余程おっかない(笑)。
合わせるのは珍しや、アルザスのオレンジワイン。
その次はハタ。やっぱりハタは美味しいです。身が厚い、立派な切り身です。ソースは青柚子。
合わせるのは シャトーヌフの白。しかもデュモン。もちろんハタにも負けない力強さです。
赤城牛の赤身。付け合わせは『美茄子』(ビーナス)、白茄子です。
合わせるのはブルネッロのレゼルヴァ。
この店は締めにストーブ(小鍋)で炊いたご飯が出てきます。季節によって変わるリストの中から、一つ選びます。
これはトリュフと九条ネギとイベリコ豚ごはん。
こちらは季節もの。ポルチーニ茸の赤ワイン煮ごはん。
デザート1はシャインマスカット。
デザート2は黒イチジクとキャラメルのアイスクリーム。ここいら辺はもう泥酔していて、どちらも上手かったと言うことしか覚えてないです。
最後のお茶菓子、とどめの一撃(笑)。ここから本物を探し出して食べるんです(笑)。
これはアーモンド、
これはチョコのガナッシュ。
ペアリングで頼んだワインは量を少な目にお願いしているのですが、やっぱり最後は泥酔して死ぬか、と思いました。回転が良いから良いワインが出てくる。
正直 こういう料理はしょっちゅう食べると飽きるとは思います。でも味はちゃんとしているから、たまに食べると美味しい。
へそ曲がりのボクは人気があるものは何でも疑ってかかるのですが、この店は評判通りです。