いよいよ11月。ようやく朝は寒く昼は過ごしやすい、秋らしい陽気が続いています。
生活の方はお正月やクリスマスに加えて来年の予定まで、今年ももう終わり、みたいな雰囲気です。せわしいです。直ぐ冬が来てしまうんでしょうね。
●街ではもう、イルミネーションが。
休日の 昨日は朝から北朝鮮のミサイル一色でした。新幹線まで止めた、というのですから全く驚きです。実害があるわけではないのに、大騒ぎする意味がさっぱり分からない。
れいわ支持者のみなさん憧れの無税国家ですよ! https://t.co/Wva5Vl41Jh
— まる💙💛 (@marseille1945) 2022年11月2日
警報は結構ですが10分程度で飛んでくるんだし、国民には何もできないじゃないですか(笑)。いや、国も自衛隊も何もできない(笑)。東京の場合 市ヶ谷の防衛庁の敷地にパトリオットが24時間体制でスタンバイしてますが、何発も撃ってきたらどうにもならない。
残念ながら、隣国に理性的な話し合いが通じない相手がいる、ということを前提に我々の安全保障を考えなくちゃいけないんですか。日本から北朝鮮へ流れる金が今はどれくらいか知りませんが、まず朝鮮総連や統一教会から流れる金を止めることでしょう。言葉は通じないんだから連中は日干しにするしかない。
岸田の政治は安倍晋三に負けず劣らず酷いと思いますが、それに代わるものが自民党にも野党にもない。
特に野党はいつまで経っても政権を取ろうという方向性すら見えない。高齢者やごく一部のリベラルなど固定された支持層のご機嫌とりばかりのように見える。
経済政策も安全保障も、消費減税とかMMTとか非武装中立とか安保廃棄とか、まるでタコツボに入っているかのように現実離れした議論ばかりで、より多くの人々に支持を広げようとする兆しすら見えない。
財政妄想大国日本
— デービッド・アトキンソン David Atkinson (@atkindm) 2022年11月2日
無責任な積極財政を可能にした金融政策。
1990年以降、世界が絶賛していた日本の財政規律が破壊されて、次第に積極財政に変わった。主に減税。
それを可能にしたのはゼロ金利政策。
ゼロ金利政策によって、国債を多く発行しても、金利の負担が軽くなるから、 pic.twitter.com/lq5GgU8BPB
日本の多数派=無党派層は流されやすいけど、バカウヨでもなければリベラルでもない。その多数派の支持を野党は獲りに行かない。困ったものです。
今日の朝日新聞の米中間選挙についての記事。民主党は労働者のどうではなくなった。日本の野党ははたして労働者の党と言えるでしょうか。米民主党のように、都市の高学歴者と高齢者の党になってませんか。 pic.twitter.com/c6cnrbnenX
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) 2022年11月1日
さて、 月曜夜10時からのドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』第2話も良かったです。
www.ktv.jp
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— 長澤まさみ主演『エルピス』第2話10月31日月曜よる10時放送! (@elpis_ktv) 2022年10月24日
第2話予告
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12年前の連続殺人事件をほうふつとさせる事件が発生。 模倣犯か、それとも罪なき人を死刑囚に仕立て上げた真犯人の仕業か…。
冤罪の可能性に奮い立つ恵那(長澤まさみ)が、ついに始動…!
10/31(月)よる10時放送です! pic.twitter.com/fEL6H6oLt3
現在は閑職に追いやられた、かっての花形キャスター(長澤まさみ)が若いディレクターと共に12年前の冤罪を追うドラマは静かに展開していきます。
何と言っても人物描写が素晴らしい。主人公や登場人物は複雑な事情を抱えています。しかし事情をみなまで語らない。この沈黙、余韻が素晴らしいです。引き込まれました。TVドラマとは思えない演出の大根仁、さすがです。
まさに『#裸のムラ』です
— 五百旗頭幸男 『裸のムラ』全国公開中 (@yukioiokibe) 2022年10月31日
「私たち自身が職場の中、社会の中で、空気を読み、衝突を避け、悲しいことや苦しいこと・真実から目を反らし、ふんわりと耳心地の良い言葉だけ受け入れ、見て見ぬフリしてきた、沈黙してきたことのいかに多いことか。そうした積み重ねの結果が『今』なのだ」 #エルピス https://t.co/CC8Aqny8vV
第2話ではこんなシーンもありました。
「大きな権力はあまり大きな声を出せない弱い者こそ潰す。そしてインチキ報道を続けるマスコミが冤罪を産んだ。」
と言う死刑囚の弁護士(六角精児)に、主人公の浅川(長澤まさみ)は自分がニュース番組のキャスターをしていた2010年からの6年間についてこう語ります。勿論、311の1年前です。
「自分があたかも真実かのように伝えた事の中に、本当の真実がどれほどあったのかと思うと、苦しくて苦しくて息が詰まりそうになります」
「私には今、罰が当たっているんだと思います」
エルピス2話「自分があたかも真実のように伝えた事の中に本当の真実はどれ程あったのか」という台詞、地上波かつ長澤まさみという複数の大企業のCM抱えてる大スターの口から出ることで大きな意味を持つ。そこを承知の上で、リスクを取って勝負に出た役者長澤まさみに惚れる回だった。
— 丙ウマ・サーマン (@hinoeumathurman) 2022年11月1日
その後、ニュース番組の中で『福島の原発事故は問題ない』と浅川が報じる場面、『福島の汚染水はアンダーコントロール』と安倍晋三が話す場面、そしてオリンピック招致が決定した場面が流れる。
ちょっと目頭が熱くなりました。演出も、演じた長澤まさみも素晴らしい。
TBSで企画が通らなかった後、第3話までの脚本(おそらく初稿)しかなくて、まだドラマとして放送されることすらわからず、全く何も決まっていない段階で、このドラマをやると決めた上に、「なんでこれをすぐにやれないの?」とまで言った長澤まさみ、めちゃくちゃ信頼できる。#エルピス https://t.co/KZ1zzttjfE
— おなか (@HNamachiri) 2022年10月24日
●『疑問を感じても声をあげられない自分にふがいなさを感じる。そこに共感する人は多いと思う。』
#エルピス#福島民報 10月24日号 を今たまたま見かけて。ニュースを見る機会が増えた #長澤まさみ さん↓ pic.twitter.com/mV0TQa8X54
— 喜多見明日香 (@asuka_kitami) 2022年11月3日
脚本の渡辺あや氏は政治には全く興味がなかったそうです。
『2013年に特定秘密保護法が強行採決によって成立した頃から、そんな私ですらさすがにおかしいと思うようなことが増えてきて……。』
『それなのに、メディアがそれを全然報道しないことが気になっていました。テレビ局の方とドラマの企画開発をしていても、どうやら表現にいろいろな規制がかかっていて、現場が萎縮しているようだ……そんな空気をヒシヒシと感じたんです。』
とインタビューで答えています。
昨年NHKで放送された傑作コメディ、『今ここにある危機とぼくの好感度について』はこの『エルピス』の企画が中々通らないため、代わりに作られたそうです。確かに松坂桃李演じる主人公はエルピスの登場人物たちと重なっている。
「エルピス」いよいよ今夜10時スタートです!ここまで6年。長い長い道のりでしたが、本当にたくさんの方々のお力添えでこうして放送の日を迎えられました。
— 佐野 亜裕美 (@sanoayumidesu) 2022年10月24日
感慨深い……
こちらは渡辺あやさんの一万字インタビュー。
とても丁寧な記事にしてくださいました。https://t.co/KMzKxaAhyI
渡辺氏は
『(テレビ局のような)大組織も一枚岩ではないので、中には「これは絶対におかしい」と感じてなんとかしようともがいている方たちも確実にいらっしゃるんですよ。そういう方がたまたま私のところに来てくださったことが、近年の私の脚本の傾向につながっている』 と続けています。
テレビ局だけでなく、企業でも役所でも、どんな組織にも、もがいている人は居るはずです。
今のような、息が詰まるような状況を作ってしまったのは私たちの無関心さ、無能さ故です。だからこそ、もがいてみなければいけない。そして、組織の中でもがくことは口で言うほど簡単ではないのは判っているから、もがいている人をボクは応援したい。今の日本に僅かでも希望が残っているとしたら、政治家でも学者でもない。もがいている人、一人一人の中にしかないからです。
録画で見るとは言え、毎週1時間ドラマを見るのは時間的に辛いのですが、『エルピス』、ますます見逃せなくなりました。
東京オリンピック誘致で裏金が走りまくってた事が明らかになってきたこのタイミングで亡くなった安倍総理の映像まで使って回顧シーンをつくるなんて…
— ヨーク (@dramanians) 2022年10月31日
日本だけじゃなく世界に向けて本気でつくってる事が分かるドラマ。
#エルピス
●主題歌もカッコいい。
youtu.be
この前 用事があって中目黒へ出かけました。中目黒は目黒川の桜で有名な町です。ボク自身はいつも電車や徒歩で通り過ぎるだけなのですが、最近は新しい店が続々と出来ていて若い人で賑わっているらしい。折角なので良さげなイタリアンを探して入ってみました。
昼間ですが、まずスプマンテを一杯。
一皿目はパンのサラダ、パンツァネッラというそうです。
ゼッポリーネ。ナポリ料理でピザ生地に海藻を混ぜて揚げたものだそうです。上に載った雲丹と生地の青のりの香りがぴったりでした。軍艦巻きと発想は同じです(笑)。
『’’中’’目黒のさんま祭り』と称してサンマの料理が2種類。左がカルパッチョと右がベッカフィーユ。
シチリアでは鰯で作る詰め物料理です。どちらも非常に美味しかった。やっぱり青魚は大好き。
鶏レバーとイチジク。ベリーの酢で作ったソースがかかっています。こういう料理は大好き。右に添えられた泡(エスプーマ)はなんと生ハム(笑)。
ムール貝のパスタ。ソースはひよこ豆。これはちょっと量が多かったな。
この店のスペシャリテというピエモンテ料理、「アニョロッティ・ダル・プリン」。プリンというのはつまむというピエモンテの方言だそう。手打ちのパスタに牛、豚、うさぎ、そして生ソーセージ(サルシッチャ)の詰め物を入れたラビオリです。自分では作れない、手間がかかるリストランテの料理です。
朝 生クリームから作るという自家製バターのソースに24か月熟成のパルミジャーノがかかっています。ミルクの香りが強いバターソースは初体験でした。美味しい。
その上に今年初めての白トリュフをかけてもらいました💛。
メインはバナナの葉で燻製にした鴨。シェフは日本人ですがベネズエラ出身、それからイタリアで修行したそうです。
上に載っている胸肉はロースト、下の腿はコンフィで。2種類の調理法は飽きが来ないので良かったです。
デザートはミルクアイスクリームに葡萄。生とワイン煮の2種類。
14年もののバルサミコ酢をかけて食べます。現地で日本人が初めて作ったものだそうです。
たまたま今週の月曜日にこちらのシェフがフジテレビのワイドショーに出演したそうです。店で番組名を言われてもボクには判らなかったのですが(笑)。
驚くようなものはありませんが、手が込んだ真面目に作った料理でした。昼間にこんなものを食べてしまったので、この日は夕飯はなし(笑)。