特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『麻辣の海』とBS-TBS『報道1930』(2回目の統一教会特集)

 夏も真っ盛りです。近所のお寺では、この時期になると山門に蓮の鉢をずらっと並べています。今朝の東京は朝6時から文字通りカンカン照りでしたが、並んだ鉢をみると、なんとなく涼やかに見えます。

 一方 これは昼間の光景。人が歩いてきても、歩道に降りた鳩が木陰から出ようとしません(笑)。殺人的な暑さです。

 コロナの方も真っ盛りで、本当に危ない状況です。でもマスクや手洗い、換気、人混みを避けるくらいしか、自分にできることは思いつかない。
 感染した人の話を聞くと保健所の電話もつながらないし、検査すらまともに出来ないらしい。
 ここまで来てしまったら、病床使用率を上げないためにも本人のためにも、重症化率が高いワクチン未接種の人は行動制限をしても良いのでは?と思いますけど、物理的に難しいでしょうし。全面的な行動制限をして経済活動を止めるわけにもいきませんし。

 海外出張から帰ってきた人に聞いたら、フランスでもアメリカでも本当に誰もマスクも行動制限もしていないそうです。だとしたらポイントは病床の空きを確保しておくことなのでしょう。いつもいつも、日本はどうなってるんだ


 こちらは、この前銀座で食べた『水煮肉片』(豚肉の四川風煮込み)。

 お皿の中には豚肉とキャベツ、コリアンダー、バジル。辛いと言えば辛いんだけど、痺れと香りの方が遥かに強い。どこの部位か判らない(笑)豚肉とキャベツが柔らかく煮えていて『ボクは生きている』と感じるような味でした(笑)。

 油の下には花椒などのスパイスが大量に沈殿しています。その中から肉やキャベツを掘り起こして食べる。まるで麻辣の海で潮干狩りをしているみたいでした。

 思わず『こんなものを食べていればコロナなんか怖くない』と思ったけれど、冷静に考えたら中国でも感染者は山ほど出ているんだし、幾ら刺激があっても麻辣に対ウィルス効果なんかあるわけない(笑)。そういう錯覚(笑)を覚えるほど元気が出てくる料理でした。美味しかった。銀座で1200円ですから素晴らしい。


 今回は 政界のゴシップから。新聞記者から聞いた、まだマスコミにはでてない話です。
 安倍晋三が因果応報で殺された件、予定を変更して奈良で演説したのはマスコミが既報の通り長野の自民党候補のスキャンダルが噴出したからですが、安倍に奈良へ向かうよう依頼したのは高市早苗、だそうです。ま、これは想像できる。
 長野とは違い、奈良の候補は応援を要するほどの接戦ではなかったと思いますが、奈良選出の高市が敢えて安倍を奈良へ呼んだ。安倍へのゴマすりなのか、候補者への恩着せだったのか。

 当初は安倍も街宣車の上で演説する予定だったそうです。それが県連の手違いで街宣車が間に合わなかった。
 安倍が撃たれた場所が危ないことは皆 判っていた。28日の朝日新聞によると、事件が起きる前 共産党志位和夫は安倍と同じ場所で演説しましたが、街宣車の上からだった。立憲民主や維新、公明は警備上の問題があるとして西大寺の駅の別の場所で演説をした。

 直接ではないにしろ、高市早苗にはかなり責任がある。事件直後から高市がわけの判らないことを言い訳がましく発信をしているのはそういうことなのでしょう。こんなに下劣だから、安倍派でも総スカンを食って派閥入りが出来ない。

●家族でもないのに延命措置がどうの、と依頼できるはずがない。見え透いた嘘。
news.yahoo.co.jp

 ボクは高市早苗自民党、いや日本にとって最悪の政治家の一人、だと考えています。統一教会がらみなのはもちろん、総務大臣当時は放送免許の更新をちらつかせてテレビ局を脅すなど、恐ろしく高圧的な人物です。事実、あれ以来 選挙の事前報道が減りました。
 今は野党には政権担当能力はないのですから、自民党で少しでもマシな人物に政治を執ってもらうしかない。とにかく高市早苗とかは勘弁してもらいたい。

 秋に予定されている自民党の党人事と内閣改造で、安倍が重用した高市早苗がどうなるか、注目されているそうです。ただでさえ、自民党の最大派閥、安倍派=清和会は分裂必至と言われています。

news.yahoo.co.jp

 ここにきて統一教会絡みで清和会は様々なスキャンダルが噴出しています。

 清和会が落ち目になれば、自民党内の狂信的な保守派の力が多少は削がれていく可能性はあるのではないでしょうか。

 ま、今の絶望的な政治状況じゃあ、希望的な観測でも少しでもマシなニュースを聞きたいってなものです(笑)。


 昨日 放送されたBS-TBS報道1930』の統一教会特集の2回目、先週に引き続いて充実した内容でした。

 内容は統一教会の政界汚染の広がりに加えて、なぜ霊感商法を行っている反社会的団体である統一教会に警察の手が入らないのか、というものでした。

 この番組で良いのはあくまでもファクトベースで議論を進めるところです。最近の報道番組は事実の突っ込みは足りないだけでなく殆どが煽りばかりですが、この番組はその点は非常に優れている。

 番組スタッフが文鮮明の数百ページもあるバカ発言集をすべて読み込んだ、というのにも頭が下がります。読むだけで頭が腐りそうじゃないですか(笑)。

 文鮮明が言ってる『日本から金を収奪して朝鮮半島に貢がせなければ、日本も滅びる』とか『多神教イワシの頭を信じているような日本人』とか、まともな頭では理解できません。多神教なんて、日本の数少ない美点ですけどね。

 そんなバカを信じる奴も信じる奴ですが、支援を受ける政治家もさすがに頭がおかしい。と、いうか、それだけ彼らは実利に敏感なんでしょう。
 でもそれは必ずしも悪いことではない。野党のように『独りよがりの正しさ』ではなく、良くも悪くも『現実』と『実利』に彼らは敏感です。支援を受けた政治家をバカにするだけではいけないと思う。たとえ連中がバカでも、連中が選挙に勝っているのは事実

 それより、こんな基地外カルトがのさばっている原因が何か、ということを我々は考えなくてはいけない。やはり、市民が政治に無関心だから、10万人も信者がいないカルト宗教が政治に影響力をふるってしまう。つまり民度の問題。

 番組では統一教会が正体を隠すために名称変更申請を出した文化庁の承認プロセスにも言及しています。

 統一教会の関連団体が印鑑の霊感商法で捜査を受けた際 統一教会コンプライアンス宣言を出したのは警察庁の指導ではないか、というのもなるほど、と思いました。確かにやりかねない。 

 番組では『似たような霊感商法をやっている宗教法人に解散命令が出ているのに、統一教会にはなぜ解散命令が出ないのか』という疑問に触れつつも

 そして『法的な立件の難しさ』にも言及します。ここいら辺がこの番組の視点の公平なところです。


 結局 番組で紀藤弁護士が言っていたように、超党派でこの問題を国会で追及する委員会を作るべきなのでしょう。


 TV番組としては本当に異例ですが、昨日の放送もYouTube↓で配信されています。番組側には『この問題をうやむやにはしない』という使命感があるのでしょう。

 番組は来週も統一教会特集をやるそうです。色々圧力はかかっていると思いますが、頑張ってもらいたいです。

newsdig.tbs.co.jp