早いものでもう、6月。
今朝はまた、能登半島で大きな地震があったそうですね。これでも懲りずに原発、と言っている輩はマジで脳味噌を疑いたくなります。目先のカネが大事なのは判るけど、往々にして目先の利益を優先すると却って高くつくものです。
原発予定地だった珠洲市高屋地区が何度も揺れる(右が本日)。
— 青木美希 『なぜ日本は原発を止められないのか?』5刷、朗読本化/『地図から消される街』8刷 (@aokiaoki1111) 2024年6月2日
29年の反対運動などで、原発計画は凍結されました。
予定地では、海が広範囲に隆起していました。「原発があれば、取水できず、メルトダウンしていた可能性がある」と専門家が指摘します。
皆さんの頑張りがなければ、どうなっていたか。 pic.twitter.com/S66B4IGGOQ
別に政権交代しても日本は全く良くならないだろう、と思えるところが、この国の真に凄いところだと思います。
政治家も酷ければ、
小池百合子の4大名言
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年5月28日
希望の党結党時
「排除します」
元選挙区の阪神大震災の被災者に
「もうマニキュア、塗り終わったから帰ってくれます? 私、選挙区変わったし」
拉致被害者家族の前で
「あったー、私のバッグ。拉致されたかと思った」
沖縄選出の玉城デニー議員に
「日本語読めるんですか?」
それは難しいので「こんな傘を都民にかぶらせようとした小池に投票するの?」でどうでしょう? https://t.co/tSvwZXhm2N pic.twitter.com/YAUkMhOfpL
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2024年6月2日
芸能人も酷けりゃ、こんなバカをテレビに出すマスコミも相変わらず。
ところでみんな眞鍋かをり氏のこと浅い知識でとかいってるが、彼女がこうしてプロ臣民的な発言するの1回や2回じゃ無いんで、明らかにわかった上で言ってますよ。
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年6月2日
いわばちょっとだけ絵面の綺麗な田崎史郎ですわ。
いま自民党から出馬しそうなタレントナンバー1じゃなかろうか。 https://t.co/6oku2za67f
眞鍋かをり「自民党の裏金に野党は文句言うな、ウンザリだ」
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年6月2日
こいつマジですごくない、遂に裏金に文句言うなとか言い出しやがりましたよ。
こんな奴がテレビに出てるのがウンザリだよ。
そういや確かになんか人間の根っこの部分が同じだから気が合いそうなイメージだな、その2人。 https://t.co/A0KfZN02xQ
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年6月3日
おまけに投票する側も脳味噌にウジが湧いたゴミだらけなんだもん。
つまり中国の愛国者()が靖国神社で放尿して、それを日本の愛国者が懸賞金かけて捕まえろ(既に出国済らしいのでモロに違法、つかそもそも現行犯以外は警察以外逮捕しちゃ駄目)と煽ったり、愛国弁護士が56せとか喚いてるわけか
— 愛国心はなまけ者の最後の逃避場 (@UniButterPasta) 2024年6月3日
これどこの国だろうが愛国者はろくでもない以外の感想になりようが無いな
日本に残った僅かな良識って、これくらいですかね。
【速報】長崎市、イスラエルに式典の招待状送らず https://t.co/nfO84dKJQf #ニュース #47NEWS #共同通信ニュース
— 47NEWS (@47news_official) 2024年6月3日
と、いうことで、六本木で映画『マッドマックス:フュリオサ』
核戦争で世界が崩壊して45年後。生き残った人類は残り少ない水や食料、緑、石油を巡って争う無法状態になっていた。地上に残る僅かな緑の地からさらわれた少女、フュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)はディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカー軍団に救いにきた母を殺され、自身も彼らの手に落ちる。ディメンタスたちは水が湧く地にある城塞を統べて資源を握るイモータン・ジョーと争っていた。その中でフュリオサがとった行動は- - -
核戦争後の世界を描いて、北斗の拳など様々なディストピアものの元ネタとなったマッドマックス・シリーズの第4作目です。
アクション映画は全く興味がないボクから見ても、2015年の前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は傑作でした。マッドマックスシリーズの27年ぶりの新作にもかかわらず、主人公のマックスは全然活躍しないという恐ろしい作品です(笑)。
バカ映画と思って見に行ったら、シャーリーズ・セロン演じる女性戦士フュリオサを中心とした、女性たちの自由のための戦いを描いた感動的なフェミニズム映画だったんです。アクション映画としては極めて異例で、この作品はアカデミー賞で作品賞を始め、10部門にノミネート、6部門を受賞しています。
特に劇中に出てきたこれ、恰好よすぎます。戦いには全く関係ないし、意味も全くわからないけど、どう考えてもボクもやりたい。
これを真似して本当に、火炎ギターを作ったバカが世界中に大勢いるようです。
その前日譚である戦士フュリオサの誕生を描いた今作もシリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが監督を務めています。フュリオサ役は前作のシャーリーズ・セロンから、アニャ・テイラー=ジョイに代わっています。
前作同様、あらすじはどうでもいいんです。
核戦争で崩壊した世界は水や食料、石油の争奪で力だけが頼りになっています。人間たちの多くは放射能で病に侵され、明日をも知れぬ身体です。ヤケクソともいえる世界は殆ど狂気が支配しています。
殆どすべてがアクションシーンだった前作(笑)には負けますが、今作もアクションや悪党たち、改造車の造形は本当に素晴らしい。え??っと思ったり、信じられないようなシーンがいくつもありました。改造車が猛スピードで広大な砂漠を疾走するのも、度重なる大爆発もCGじゃないでしょう。
今作でのアクションシーンは『芸術の域』だと思います。
悪党たちや改造車のユニークな造形も笑うしかありません。
前作から引き続いて出てくるイモータン・ジョー一派のすばらしさ?は言うまでもありません。
嬉々として自爆していく手下のウォーボーイズたちは本当にかっこいいと思いました。
今作の悪役、ディメンタスのキャラもいい。主人公の母を磔にして惨殺するところを娘に強引に見せつける極悪非道さを見せたかと思えば、時には主人公を助けたりする。超無能で自派の勢力が衰退していったり、大ボス、イモータン・ジョーと対峙した時の小物感(笑)も素晴らしい。
バイクの頭にマネキンがついていたり、常にクマちゃんのぬいぐるみを身体に括り付けているところはサイコーでした(日本人スタッフのアイデアだそうです)。
改造車も意味が分からない(笑)。
作っている側は遊んでいるとしか思えませんが、説得力があるんですよね。改造車のデザイナーが何人もクレジットに挙げられていましたが、考えた人は天才ですよ。何の役にも立たないけど(笑)。
近年 超売れっ子のアニャ・テイラー=ジョイもユニークな風貌で、この人自身も映画の世界の造形に負けていない。目力が強い人ですが、殆ど台詞がない、そして強烈なキャラクターである今作のヒロインにはぴったりです。
ちなみにこの映画、主役の台詞は30行しかないそうです。彼女の目力だけで物語を引っ張っていくのですから、それはそれで大したものです。
美貌に加えて本当にアクションもできるばかりか、もはや演技に精神性すら感じられる前作のシャーリーズ・セロンはやっぱり偉大です。
#シャーリーズ・セロン が #フュリオサ を演じるにあたり自ら丸刈りにしたときの動画。
— Ken Sugar 🌏 @ken_sugar@mastodon.social (@ken_sugar) 2020年8月8日
当初フュリオサは長髪の設定だったが、「短髪の方がキャラクターに合ってる」と、シャーリーズ自ら #ジョージ・ミラー 監督に提案したのであった。#マッドマックス #怒りのデス・ロードhttps://t.co/nuHOgxWl8h
けれど、今作のアニャ・テイラー=ジョイ(下写真右)も悪くはありません。
ブレーキを踏んでいるシーンなんかない、と思えるようなスピードと広大な砂漠で繰り広げられるユニークで狂気な世界を味わう。これもまた、芸術体験です。この映画はその域にまで達している。
でかいスクリーンと良い音響で、味わうべき映画です。それに答えられだけのものがこの作品にはあります。前作には負けるかもしれませんが、この作品もまた素晴らしかったです。これはバカ映画じゃない(笑)。アート映画です。