ボクはストーンズは金儲けの香りが強すぎて好きじゃないんですが、ミック・ジャガー、これで81歳なの?
Mick Jagger, 81 years old 🤯 pic.twitter.com/f4y2meFJ14
— 🎸 Rock History 🎸 (@historyrock_) 2024年12月25日
この人は72歳だった16年に子供も作ってたけど、どうなってるんだ(笑)。
年々睡眠時間が少なくなり、記憶力にも危うさを感じるようになって、自分の加齢をいよいよ実感するようになった昨今、こういう人の存在は心強い。
ネタニヤフ、ICCに指名手配されてるせいでポーランドに行けないからアウシュビッツ解放80周年の式典に出れないの草
— フォン・アカリーフェン (@Akalieffen_Plan) 2024年12月29日
自分がジェノサイドやった結果だと思うと皮肉すぎる
そろそろ、2024年もフィナーレです(笑)。
そして小池百合子さんは見て見ぬフリ😬 https://t.co/aVLtYThy9p
— イタリアでゆる〜く🇮🇹 (@333mimina) 2024年12月28日
激動の1年ではありました。
年初には大地震があり、ガザやウクライナへの侵略戦争は終わりません。罪もない大勢の人が今もロシアとイスラエルに殺され続けている。
それにアメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、今年の先進国の選挙は全て与党が敗れる結果となりました。
今や先進国かはどうかわかりませんが(笑)、日本も同じです。
選挙の年=2024年 今年先進国で行われた国政選挙では全て与党が票を減らしている。パンデミック後に世界を襲ったインフレ・社会不安の総決算の意味合いが強い。https://t.co/3o7kViPQc7 https://t.co/7cMMNJN2ve pic.twitter.com/UOAMy5o69d
— Spica (@CasseCool) 2024年11月8日
2024年に国政選挙を実施した主要10カ国全てで与党が負けた。記録が残っている120年間で初めてだそうです。コロナとその後のインフレが今までも進んでいた社会の歪み=格差の拡大を一層 加速させたのが原因でしょう。
いつの間にか貧困と性暴力が蔓延する国になってしまった。
— イタリアでゆる〜く🇮🇹 (@333mimina) 2024年12月28日
色々考えるところもあるのですが(笑)、それは冬休みの宿題(笑)。
日本に限って言えば与党が少数派に転落したことで、多少は政治が機能し始めたのは不幸中の幸いです。
ボクはこの人↓に同情するんですけどね。分相応と言うか、今の日本には何もできない総理大臣でいいんです。野党だって政権担当能力はないんです。仕方ないじゃん。
アベノミクス以来 12年間もアホ政治の暴走が続いたんだから、せめて少しは立ち止まって欲しい。物事はもう少しゆっくり、じっくり考えるべきなんじゃないか。
【石破首相「大臣の5倍、10倍はしんどい」 就任3カ月】
— イタリアでゆる〜く🇮🇹 (@333mimina) 2024年12月29日
ここまで情けないヤツだったとはな💢https://t.co/UUJyTc5DKr
来年もまた大変な年かもしれません。
今年も風変わりなブログを読んでくださった皆さん、ありがとうございました。来年も、何とか生き残っていきましょう。
良いお年をお迎えください。
昔の日本「嘘ついたら泥棒になるぞ」
— 愛国心の足りないなまけ者 にきめっ! (@tacowasa2nd) 2024年12月29日
今の日本「嘘ついたら首相になるぞ」
やはり価値観は時代によって変わるものなんだな。
締めくくりは、2024年の映画ベスト10。
完成度とか映画の出来より、基準はボクの好みです(笑)。今年から6位以下は順位をつけるのは止めました。本当は順位なんかつけられない。
1位:『夜の外側』
78年、過激派『赤い旅団』がイタリアのモーロ元首相を誘拐、殺害した事件を描いた6時間近い作品。
モーロ本人、内相、ローマ法皇、赤い旅団の女性メンバー、モーロの妻、6部構成のドラマは複数の視点から描かれます。
保守の大物政治家であるにも関わらず、共産党との連立政権を目指していたモーロ元首相を殺したのは実質的に誰なのか。この時、モーロが殺されなかったら現在の世界はどうなっていたのか、が執拗に問いかけられます。
奇しくも年末に見たコメディ『チネチッタで会いましょう』も同じテーマ、過去の左翼を問い直すものでした。
現代イタリアの知識人にとって、過去の左翼の無能さ、偏狭さへの後悔は重いものなのでしょう。それでも敢えて問い続けるのは、過去を総括することが未来につながるからです。未だに過去を反省しない日本のオールド左翼やバカウヨとは違います。
美しい映像、見事な脚本、重厚な演技、破綻が全くない完璧な完成度。6時間(笑)全く退屈しません。心労のあまり事件の3か月後に逝去したローマ法王を演じた名優トニ・セルヴィッロも珠玉のような演技でしたが、悲しみと毅然さを兼ね備えたモーロの妻を演じたマルゲリータ・ブイをボクは本当に好きになりました。
現実のモーロの妻は国葬に出ることを拒否、『モーロを殺したのは首相のアンドレオッティ』と発言しています。
2位:『シヴィル・ウォー』
まるでトランプの再選を予期していたような、近未来のアメリカの内戦を描いた作品。
ある意味 地獄めぐりというか、虚無の世界というか。美しい映像とセンス抜群の音楽が相まって、これはアートだと思いました。
特に、NYパンクのスーサイドの『DREAM BABY DREAM』がフィーチャーされたラストには鳥肌が立った。リーマンショックがあった08年、この曲がブルース・スプリングスティーンの弾き語りツアーでアンコールに使われていた理由がやっと判ったんです(笑)。
絶望と祈りは表と裏の関係です。
3位:『侍タイムスリッパー』
米農家兼カメラマンの監督が一人10役、主演女優が小道具係を兼ねた、スタッフ総勢10人の自主製作の時代劇。
笑って泣ける、制作側と出演者の熱い気持ちが伝わってくる映画。
出演陣は全員、本当にすごい。気合が違う。タイムスリップしてきた主人公が懸命に生き抜くことを描いた映画ですが、そのまま映画が描く現実と重なっている。だから感動する。
今の日本でこんな映画が作れるのかと思いました。この映画を見た人は、明治と言う歴史捏造時代がなかったら日本はもっと幸せな国になれたかもしれない、と思いを馳せることでしょう。
たぶん、今の日本には組織=国でもなく、企業でもなく、政党でもなく、個人にしか希望はないと思う。
4位:『あんのこと』
貧困、コロナ、女性への抑圧、今の日本に思い切り怒りをたたきつけた作品。入江監督がここまで怒り狂った映画を作ったのには驚きました。河合優実の演技も素晴らしい。
見るのにエネルギーは要りますが、同時代に生きているボクはここから目を背けたくありません。
5位:『ソウルの春』
韓国では、アカデミー賞を取った『パラサイト』を超える大ヒット作。1000万人以上の人が見たそうです。
70年代の全斗換の軍事クーデターに立ち向かった男の実話を見事なエンタメに仕立てた手腕には感心します。しかも文句なしに面白い。文字通り、血沸き肉躍る。
何よりも、この映画で描かれたことが先日 現実に起きたんだからびっくりです。大統領のクーデターを阻止するために多くの市民が国会に駆け付けたのは2023年NO1ヒットのこの映画の影響があるんじゃないでしょうか。国民の4人に1人が見たこの映画で描かれたことを繰り返してはいけない、と思ったのでしょう。
●その他(6位~10位)
『青春ジャック 俺たちを止められるか2』
日本のインディの先駆け、若松孝二監督を井浦新が演じた作品の第二弾。前作の60年代の熱量とは異なる、70年代の熱気を描いています。ボクはこちらの方がカラッとしているから好き。
『ジカルタンダXX』
クリント・イーストウッド+サタジット・レイという奇想天外なインド映画。雑多だけど物凄い熱量です。
現代のインドでも跋扈していそうな、一見リベラルだけど実は悪徳政治家が差し向けた武装警察の土地強制収用に抵抗する原住民を描いたクライマックスは感動しました。音楽や映像の価値とは何なのかを見事に描いています。
『オッペンハイマー』
演出は斬新だし、見事な完成度でした。オッペンハイマーがあんなに左寄りの人だったのは全く知りませんでした(笑)。そりゃあ、赤狩りに引っ掛かるよ(笑)。
『窓ぎわのトットちゃん』
今の日本でこんな良心的な話を作れるのかと思いました(笑)。ボクが住んでいる自由が丘周辺を描いた作品なので、今の光景と比べながら楽しく見ました。最後には号泣しちゃうんですけどね。
『マッドマックス:フュリオサ』
アクションだけど、ここまでやればアートです。それにフェミニズムが入っているんだから、素晴らしい,爽快です。嬉々として自爆していくウォー・ボーイズも最高でした(笑)。