特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『NHKアカデミア(磯田道史)』と『湖南料理ランチ』

 今日も暑かった~。
 日陰を探して歩くような日々が続きます。今週 ボクはおせち料理を申し込みましたけど、全然実感が湧きません(笑)。
 


 17日にアメリカ西海岸のシンガーソングライター、J.D.サウザー氏が亡くなりました。

www.asahi.com

 世俗的な大ヒットはないけれど、美しい、良い曲を書く人です。西海岸の大スター、リンダ・ロンシュタットの元彼氏ですが、こういう曲を作ってればモテるだろうな(笑)、というロマンティックで渋い曲ばかりです。
 ボクは彼の熱心なリスナーではないけれど自分が年を経るにつれて、この人の曲がどんどん好きになっていた矢先でした。
 40年以上前 ボクが高校生の時 日本公演のアンコールで聞いた『Prisoner in Disguise』の美しさは一生 忘れないと思います。RIP.


www.youtube.com


 深センで日本人の子供が殺されましたけど、ボクの勤務先の駐在員の知り合いだそうです。家族を帯同している人は不安だと思います。
 現地では人が殺されたことは小さなニュースでしか報じられないので殆どの人が知らないし、被害者が日本人なのは全く報道されていないそうです。さすがは中国共産党です。

 だけど他人のことを言ってる場合じゃない。日本にもすぐこういうボーフラが湧いてくる。早く〇ねばいいのに。

 こういうウジムシも湧いてくる。このエセ自称愛国者が本当に心が痛むんだったら、沖縄で米兵が女性に乱暴したときも同じ態度を示してもらいたいものです。

www.sankei.com

 いつも口だけです。スーパー能無し。

 ところで、たまには日本の政府も正しい行動をします。


 自民党の党首選は混とんとしているようですが、立憲民主の党首選は野田が圧倒的に優位なようです。

 BS-TBS『報道1930』で紹介された調査では野田の得票は2位の枝野の倍、もしかしたら3倍になるのではないか、と言っていました。

 ネットでは左派(笑)が盛んに野田の悪口を言っているので、これは意外でした。ネットとは異なり現実の立憲民主の党員は案外、穏健です(笑)。佐高のような時代遅れのアホはさっさと切り捨てたほうが良い。

 番組の分析では、『野田が支持を集める理由は政権を取るために無党派、中間層、穏健な保守層を引きこむには野田が最適と考えている人が多い』ということでした。ま、野田だったら自民党の総裁選に出ても、良い意味で違和感はない。
 かって野田は首相時代に大飯原発の再稼働や解散という大きな判断ミスを犯したことも確かです。

 でも、民主党政権の政策はすべて悪い訳ではなかった。

 確かに中間層まで獲ろうとしたら、野田が最良なんでしょう。番組では『自民党が最も嫌がるのが野田』とも言ってました。
 確かにこれを見たら、野田が一番マトモに見える。個人的には枝野が良いと思ってたけど、インボイス反対なんてお花畑なこと言ってるんじゃ全然ダメ。一部の業者にだけ特権を与えるインボイス反対とか憲法違反もいいところじゃん。アホか。

 しかし、日本共産党も相も変わらずです。ここまで行けば偉い↓と思いました(笑)。学徒動員ならぬ、79歳の特攻出撃(笑)。この人たちは何がやりたいんだろう(笑)。共産党の発想はやっぱりファシスト大日本帝国とそっくりです。


 先週放送されていた『NHKアカデミア』、歴史家の磯田道史氏の回は面白かったです。

www.nhk.or.jp

 内容はこちら。

NHKアカデミア 第34回 <歴史家 磯田道史>① - NHKアカデミア - NHK
NHKアカデミア 第34回 <歴史家 磯田道史>② - NHKアカデミア - NHK
www.nhk.jp

 具体的には彼がいつも言っている『歴史は繰り返さないが韻を踏む』、『歴史を学ぶことは転ばぬ先の杖であり、安全靴』が中心でしたが、特に教育のところが面白かったです。

 薩摩藩がなぜ幕末を勝ち抜けたかというと、戦国時代からの『子供たちに自分で物事を考えさせる郷中(ごじゅう)教育)を江戸時代でもやっていたから』というんです。校舎なし、答えなしのケーススタディを少年たちが自分たち自身で行うことで、幅広いものの見方とか自学自習する力を養うものだそうです。

 それがどの程度のものだったかはわかりませんが、現代のように答えがない、不安定な時代には『一つの立場やイデオロギーにとらわれす、絶えず自分自身がブラッシュアップしていく』ことの有効性が増しているのは理解できます。

 明治期にでっち上げられた大日本帝国マンセー日本会議などのバカウヨや

 消費税廃止や60年くらいずっと同じ反米平和論を念仏のように唱えている限界左翼もいらない、ってことです。

 磯田氏のような人まで『今後格差は広がっていかざるを得ない』と断言していたのはショックではありました。いくら対策を講じても、やっぱりそうなんでしょう。甘い希望的観測にすがっても仕方がない。
 個別の人や企業の格差が広がるだけでなく、国ごとの格差も更に開いていくのかもしれません。

 先進国で起きている格差の拡大、社会の分断は、日本もアメリカも欧州も共通しています。
 産業自体が金融やITなど儲かる業種と後継者もいない農業や小売業など衰退業種に二分化しつつある。日立やトヨタ(本体)のような超大企業だって10年くらい前には赤字になったんですから、アホの共産党が言うように(笑)大企業が必ずしも有利、というわけでもない。もちろん同じ業種の中でも個別企業の差も大きい。

 そんなわかりにくい状況で出てくるのがポピュリスト、嘘つき連中です。人間はどうしても簡単な答えを探したがる。
 金持ちへの減税や庶民にとっては物価が上がって生活が苦しくなる関税の導入を主張するトランプにラストベルトの労働者が投票したり(笑)、日本でも金持ちが得をする消費税減税や米軍基地をなくせば平和になると思いこんでるアホな左派の存在もすべて同じ現象です。現実から目をふさぎ、デマを信じ込めば少なくとも快さだけは得られる。連中はアヘン中毒と一緒です。

 そんな愚行が続けば社会は滅びてしまうしかないかもしれませんが(笑)、それでも個人は自分ができることをやっていくしかない。個人は学び続けなければいけない。磯田氏は『知』『情』『意』の3つのバランスが大事といっています。

 知だけでも、情だけでも、意思だけでも現実はうまくいかないのは歴史が証明しています。さしずめバカウヨは『情(だけ)』、ロートル左翼は『意(だけ)』と言ったところでしょうか(笑)。どっちも脳みそがカラッポ(笑)。


 今回は 三軒茶屋湖南料理特集です。『孤独のグルメ』でも紹介された味坊系列の店。毎月通っている整体が近くにあるので、そのたびに寄らざるを得ない、というシステムです(笑)。
 味もさることながら、我ながら勉強になったなーというランチを三品(笑)。

 押し豆腐と豚肉の炒め物
 味付けは豆鼓と発酵唐辛子、特に豆鼓が効いています。豚肉は直接炒めたものではなく、塊を茹でたものを切って使っています。脂も落ちているし、味が濃縮されていて、それがいいんです。奥深い調理法です。
 

 

 鶏モモの発酵唐辛子蒸し
 鶏モモが玉ねぎと唐辛子と一緒に蒸してあってホクホクになっています。驚くほど美味しいです。これは色々応用できる調理法で軽いカルチャーショックを受けました。

 感動して、家でこの調理法をやるために無水調理ができるフィスラーの焦げない鍋(もちろんPFASフリー)を買ったほどです(笑)。野菜と肉、調味料を放り込んで蓋を閉め、弱火で放置すれば、野菜の水分だけでホクホクの料理になります。しかも、その時間帯は他の調理ができる。
 ちなみにフィスラーの鍋を教えてくれたのは職場にいる幼稚舎卒の医者の娘で、やっぱり金持ちは違うな、と思いました(笑)。

www.fissler.com


 豚肉の米粉(蒸粉肉)。
 これも初めて食べたんですが、美味しい(それしか表現できない)。肉にまぶした米粉の食感が面白いだけでなく、米粉が肉のうまみを吸っている。純粋に『うまい』と思える料理でした。