特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『夏はまだ行かない(笑)』と『松茸ごはん』

 もう、おせちとかボジョレー・ヌーボーの案内が届くようになりました。
 でもまだまだ今週も暑い、蒸し暑い。9月に入って湿度も高くなった気がします。

 きっと涼しくなり始めたら、あっと言う間に寒くなってしまうんでしょうけど、こうやって春と秋がどんどん短くなってしまうのは何となく寂しいです。
 中庭で、炎天下の下ですすきが立っているのもそれを象徴しているような気がします。これからは、そういう季節感が当たり前になる。

 明らかに天候が変わっているのに、トランプなんかは『地球温暖化なんか嘘っぱちだ。石油を掘って掘って掘りまくれ!(Drill,baby,drill)』と言っています。

abcnews.go.com

 石油業界の票とカネのためでしょうけど、人間の認知の限界というのも恐ろしいものです。

 認知には限界があるけど、アホには限度がない、のかもしれません。


 出張に行った勤務先の人が中国、深センで自動タクシーに乗ってきたそうです。


Pony.ai社、1月31日より深圳市中心地区からの完全無人運転タクシーサービス提供開始 - Latest trends of 5G & Beyond 5G

 専用アプリが必要なので外国人が使うのは難しいけれど、現地の人はもう、普通に使えるそうです。スマホの映像を見せてもらいましたが、万一のために運転席に人は乗っているけれど、全然ハンドルを握っていない。車線変更も自動で勝手にやるし、乗っていても危うさは全く感じなかったそうです。
 もちろんチョコチョコぶつけたり、多分人身事故も起きているでしょうけど、中国政府も中国の人も大して気にしないのでしょう(笑)。
 
 運転手さんの失業と言う問題はありますが、高齢化が進む中で自動運転の社会的なメリットは今後ますます大きくなります。
 自動運転は日本が得意なハードではなく、ソフトが命です。ソフトは経験値が高いほど有利です。アメリカだって自動運転が始まっているし、事故や業界団体のことを気にしている間に日本はどんどん取り残されます。事故率が急激に高まる80歳以上の高齢者より自動運転の方が遥かに安全じゃないですか(笑)。
 小泉のクソ息子や河野太郎が言ってるライドシェアなんかどうでもいいけど、こっちの問題は大きい。

 ちなみに深センでは全体の6割くらいが電気自動車、バイクはすべて電動だったそうです。バイクは中国共産党が電動以外は禁止したらしい(笑)。そうやって普及させれば原価は下がります。日本はもう追いつけない。
 自動車業界の肩を持つ気はないですが、今の日本には自動車くらいしか外貨を稼げる産業はありません。自動車がコケたら、石油も食料も買えなくなります。どうするつもりなのか。


 それに引き換え、自民党のアホな総裁選を見ていると、こんなことをやってる場合か、としか思えないです。

 特に高市。裏金議員をかき集めて自分の推薦人にした。

 この人は既に認知機能そのものに問題があると思う。安倍晋三が殺されたのもこいつの選挙区だったのも忘れてしまったようです。

 アホが政治家をやってるというのも困ったものです。

 ご本尊もそうだったわけですが。

 あまりにもレベルが低い連中ばっかり。

 導入されても誰も困らない選択的夫婦別姓ですら、この有様。

 ついでに、消費税減税とか言ってる野党やその支持者も〇ねばいいと思う。バカに漬ける薬はない。


 この国の将来、というか、

 国民の将来(笑)は危ういとしか言いようがありません。アホな国民の自業自得ですけどね。



 8月の終わり、また近所の和食へ行ってきました。菊乃井の元料理長がやってるところ。
 今年の夏の旅行ではまともな和食を食べなかったので、予め予約しておいたんです。行く夏を惜しんで、と思ったのですが、今年の夏はちっとも行かないですね(笑)。

 最初はやっぱりシャンパン。ボクはビールは年に1回も口にしないです。味は嫌いじゃないけど上手くもないし、太るのがバカらしいもん。

 家で泡を飲んでも、店で飲むリラックス感は出てこないのが不思議です。

 出汁のジュレをかけた胡麻豆腐
 もう銀杏が出てきています。はしりの銀杏はすごく柔らかい。

 八寸
 奥の鱧の子を塩辛にしたものは珍しい。いつもながら佐島の蛸は美味しいです。

 で、日本酒と

 お造り。一番奥は甘鯛。上には刻んだべったら漬が載っています。最近は甘鯛もお刺身が出回っています。昔だったら考えられません。腸の塩辛が載ったアオリイカは抜群でした。

 お椀
 冬瓜とへちまとジュンサイジュンサイはこの日が最後だそうです。店では出せないけれど、秋田では『ジュンサイはデカくなっても鍋にして食べる』って店の人が言ってました。

 お凌ぎが出ますけど、この頃にはお酒は終わってます。飲めないボクはお酒は一杯あれば充分です。

 郡上の鮎
 8月末でも丸ごと食べられる大きさなのはいいですね。生鮎はスーパーでも売ってますが、最近はこれくらいのサイズでないと食べる気がしません(笑)。

 鰻の白焼き
 これは美味しいんです。関西風に直焼きしたものですが、ゼラチン質が詰まっている肉が文字通りプリプリです。こうなると魚と言うより、肉ですね。下には万願寺唐辛子のピューレ。

 じゃーん。はしりの松茸ご飯。今年最初で最後か?(笑)。

 席に着いてから目の前で炊き始めた土鍋の中に松茸が山ほど入ってました。まだ笠もそれほど開いていない、良いブツ(笑)でした。香りもOKです。

 焼きナスのすり流し
 すり流しになっても香ばしさが残っているのがプロの技だと思いました。

 最後は出来たてのわらび餅。これはもう飽きた(笑)。

 家に帰ったら、もう真っ暗でした。
 この時間になると中庭の池が涼しげに見えます。これで今夏のご飯もおしまいです。