特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『高等教育の無償化?』と『1103再稼働反対!首相官邸前抗議』

やっと秋らしい晴れの日が続くようになってきました。忙しくてウンザリする年末前。短い安息の時間です。
●東京でも少しずつ木の葉が色付いてきました😸。



今週 ソニーからロボット犬のアイボの2代目が発表されました。

ソニー、「アイボ」で始まる完全復活への挑戦 | IT・電機・半導体・部品 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準



AIを使って人の顔を20人まで認識したり、自分から人間に働きかけてくるそうです。シニア層を購買ターゲットにしているそうですが、ルックスも先代より可愛い(笑)。もちろん可愛さも賢さも実際の犬とは比べるべくもありませんけど、遊び相手としては人間よりはマシって思うんです(笑)。少なくとも可愛い、余計なことを言わないという2点においては今の政治家より遥かにマシじゃないですか。こんなところでも人間と機械との競争が起きている。


一時期 赤字が続いていたソニーですが、アイボの開発を無駄と言って中止させた元会長の出井が凋落の張本人と言われています。アメリカ型の企業の仕組みを取り入れて会社の仕組みを水平分業型にした結果、個性的な製品、強い製品が出なくなったばかりか、品質も落ちたというのです学者も企業も政策も日本はアメリカの後追いが多いと思いますが、アメリカの真似をしているだけではダメ、という好例です。ソニーも業績がやっと回復したので、AIブームにのってもう一回ロボットを出そうということなんでしょうが、果たしてどうでしょうか。ボク自身は先日 出たばかりのウォークマンの新製品をいじってみたら、おそろしく使いにくくて、ソニーという企業の体質は相変らずダメだと思っています。
昨今も東芝神戸製鋼、日産と日本を代表する企業の不祥事が相次いでいます。自動車もEVが普及すればどうなるかわからないし、政治だけでなく日本の経済も案外もろいものなのかもしれません。日本サイコーとか浮かれたり、近くの国をバカにしている場合ではないことだけは確かだと思います。


ただ、犬ロボットには多少 後ろ髪をひかれます!🤗。自分でどうしても欲しいとは思わないですが、日本の総理大臣も犬ロボット、これはどうでしょうか(笑)
●これはロボットより凄い。老後のパートナーとしてワニと一緒に寝てる老人が居るそうです(昨日のNHKより)



さて自民党憲法改正の検討項目としている高等教育を含めた教育の無償化について『在学中は授業料を支払わず、卒業後に一定の年収を超えた場合、収入に応じて国に納付する新たな制度』案を考えているそうです。なんでも卒業後 年収が200万を超えたら、20年くらいかけて返済させる方向だそうです。



http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011208321000.html


びっくりしました。これ、無償化じゃない、ですよね。借金を学生に押し付けて20年かけて返せ、と言うのですから。
政府が言葉をもてあそぶのは今に始まったことじゃありませんが、滅茶苦茶じゃないでしょうか。こんなくだらないことのために憲法を改正しようと言うのでしょうか。
政治学者の木下ちがや先生のtweet。鋭い分析です。


教育費負担の現状について今年3月に文科省が作った資料⇒http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg7/290313/shiryou4.pdf#search=%27%E6%95%99%E8%82%B2%E6%8A%95%E8%B3%87+%EF%BC%A7%EF%BC%A4%EF%BC%B0%E6%AF%94%E8%BC%83%27 が判り易いので引用したいと思います。
言うまでもなく日本は公教育への財政支出が小さいことで有名です。なんと、OECD加盟国で下から2番目
●日本は政府の支出全体に占める教育支出の割合は9.1%、OECD加盟国の中で下から2番目




文科省の試算では今 子供二人を大学まで行かせると大体2700万かかるそうです。最近は私立文系で学費は年間100万、理系で200万が相場ですよね。最短でも それが4年間続くわけです。親ごさんの負担は大変というか、そう簡単に払える金額じゃないです。
●子供が一人の世帯、2人の世帯、ともに子供が大学に入学した世帯は平均貯蓄率がマイナスになっています。貯金を取り崩したり、奨学金、ローンに頼っているというわけです。


大学に行くだけが良いとはボクは全く思いません。でも貧富の差で教育の機会が左右されるとしたら悲劇だし非効率です。日本には人材しか資源がありません。日本こそ 人にお金を投入しなければ、お先真っ暗。これじゃあ格差はますます広がっていきます。露骨な形になるかどうかは別にして、将来の日本は身分制社会になるんじゃないですか。
●親の年収が高いほど大学進学率が高い。文科省がそう言ってるんですからね。


少子高齢化もそうですし、教育費もそう。日本は自己責任の名の下に社会が自殺しようとしている。ボクはそう思います。こういう政府や政策を選んでいるのは国民一人一人です。



ということで、今週も官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議

今日は国会前などで4万人も集まった憲法改悪反対の集会なども行われていたそうです。ボクは当日まで知らなかった😸。趣旨は反対じゃないし、時間が合えばボクも行くし、ディする気もないですが、なんかなーという感じ。単にそういうのを主催しているオールド左翼他の面々とボクのアンテナが重なってないということなんでしょうけど、どうしてもいつもの面々だけで、外に開かれた感じがしません。相も変わらず『国会包囲』っていうのもなあ。



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171103-00000040-asahi-soci



それでも今日はいいお天気です。いつもは木曜日に大騒ぎして(笑)2日分の夕食を作ったりしているんですが、祭日の今日はゆったり下ごしらえをしてから出かけました。来週は参加できないので。今日の参加者は500人 。4万人が集まった国会前の集会から3時間も間があったそうです。そう言うところにもオールド左翼の頭の悪さの一端が現れています。
●抗議風景




柏崎刈羽原発の再稼働に関するパブコメの締め切りは今晩の11時59分(笑)まで、です。
パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
ボクはこんな風に書きました。昼休みに10分くらいで書いた稚拙な文章ですが、まだの方がいらっしゃいましたらコピペしていただいても結構です。

柏崎刈羽原発の再稼働容認に反対します。理由は以下の通りです。
1.度重なるデータ隠し、虚偽報告を行っている東電に原子炉設置者としての適格性はない。
 2002年のトラブル隠し事件以来、東電は隠蔽と虚偽報告を重ねてきた。今年も免震重要棟の耐震性不足とそれを2014年以来隠していたことが明るみになったばかりです。原子力規制委員会の『適格性についての確認結果(案)』には『やり遂げる覚悟』、『誠意と決意』などの言葉が並んでいますが、それは印象論であり、事実の裏付けがあるものではありません。将来における履行の確保は甚だ危ういです。

2.現在も福島第1の事故原因の結論は出ていない。
 新潟県技術委員会は福島第1の事故から6年半たった現在においても検証作業をすすめているが、事故の全容は未だ解明されていません。その結果が出るまでは再稼働の判断の是非は延期するべきです。