特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

読書『超一極集中社会 アメリカの暴走』と『0915再稼働反対!首相官邸前抗議』&『共謀罪は廃止できる0915大集会@日比谷』

今週もじめじめしたお天気でした。9月は降水量が1年で1番多いと人から教えてもらったんですけど、湿度もそんなものなんですかね。週末は台風が日本列島にカーブしてやってくるというんでしょ。意地悪されているみたい〜。
●今週 火曜日の夕焼け。雨上がりにしても鮮やか過ぎる夕焼けでした。




さて、今朝も北朝鮮のミサイルのアラートが流れましたが、アラートを流す方も過剰反応する方も頭がおかしいんですよ。前回より日本から遥か遠くに落ちたんですから。


それに木曜夜のニュースの『Jアラートの文言変更』にはびっくりしました。これまたバカすぎて!

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170914-00000078-asahi-soci


警報が鳴ってもどこに逃げたらいいか判らないという抗議の声が出たので文言を変更するそうですけど、やるべきことはそれじゃないだろうって。本気で被害を防ぐ方法を考えないのでしょうか(笑)。本気で防ぐなら、イスラエルみたいにノドンくらいなら本当に撃ち落とせる(笑)防空ミサイル網アイアンドームを作るとか、シェルター作るとか、原発を止めるとか、アラーム流すよりやることが他にあるだろうって。
●前回は人工衛星より遥かに高い高度550キロ、距離1180キロ、今回は高度800キロ、距離2000キロ。前回より遥かに遠い。馬鹿げてます。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170915-00000021-asahi-int 北朝鮮発射のミサイル 高度200キロ高く、飛距離も800キロ伸びる 新たな弾道ミサイルの可能性も:イザ!


もう、北朝鮮の話については、あんまり騒がない方がいいんじゃないでしょうか。どうせバカなんだから。与太話としては面白いですけどね。 こういう事態はこのまま何年も、下手すれば何十年も続くんじゃないですか。これから世の中が不安定になってきたら、棍棒振り回す国は北朝鮮だけじゃないだろうし。


刈り上げデブは簡単には核は手放さないでしょうし、複数のミサイルを撃ってきたら防ぐ手段なんかない。おまけに戦争になれば避難民が万の単位で押し寄せてくる。日本にできることは核を持った北朝鮮と共存するか、中国にでも刈り上げデブの寝首をかいてもらうしかない。あと日本が出来るのは、せいぜいアメリカに北朝鮮と対話するようお勧めする、くらいですから(笑)。刈り上げデブより朝鮮半島統一国家が出来る方が日本にとってはリスクがあるでしょ。どうせ 因縁はふっかけてくるわ、金はむしりとろうとするでしょ。刈り上げデブより遥かに危険です。朝鮮半島の普通の人たちには恨みはないけれど、国家の形態は別です。韓国の人だって北の尻拭いなんて困るでしょ。日本も含めて、所詮 民族国家なんて幻想なんだから。

裏では日本もアメリカも北朝鮮と話しているんでしょう。世論が相手を過剰に敵視すると対話が成り立たなくなって、かえって戦争を誘発します。刈り上げデブのカネを締め上げつつ、美辞麗句を並び立てて仲良くするんですよ。それがビジネスってもんです(笑)。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170913-00000139-jij-pol






さてさて、今週は軽い読書の感想です。超一極集中社会 アメリカの暴走

超一極集中社会アメリカの暴走

超一極集中社会アメリカの暴走

著者は著述家ではコンサルタントベンチャー投資家です。東大を出てスタンフォードMBA長期信用銀行で女性初のエコノミストウォール街で日本人初の証券アナリストとして勤めた後 コンサルやベンチャー投資を行っている人です。60代半ばのようですから、日本人女性がMBAを取ってキャリアを切り開くようになった最初の世代です。違う大学で日本人女性初のMBAをとった人と話したことありますけど頭はいいし、猛烈なんだけど、本当に苦労して道を切り開いてきたパイオニアならではの哀感もあって すごく面白かったですね。


どういうことを書いているかというと、アメリカの格差社会のことをデータと理屈と自分の経験から解説しているんです。アメリカのことなんか関係ないよという人はいるかもしれませんが、アメリカで起きたことは日本でも何年か遅れで必ず影響があります。著者は、堤未香のようなバカで嘘つきとは違って、ビジネスも金融も技術も判っていますから、内容は信頼がおけるし書いてることもシンプルで非常に判りやすい。アメリカで自分のキャリアを切り開いてきた人にもかかわらず、良い点と悪い点を冷静に見てアメリカの悪い点を見習ってはいけないという著者の思いが伝わってくる本です。
●約10年前のこの本、『超格差社会 アメリカの真実』は大変 勉強になりました。図書館にあったら 手に取ってみることをお勧めします。

超・格差社会アメリカの真実

超・格差社会アメリカの真実


約10年ぶりのこの本はいわば、前著のアップデート版です。アメリカは10年前と比べて格差は一段と広がり、政治は一層 金に左右されるようになり、不満を持った大衆はデマゴーグ政治家や大金持ちに踊らされるようになった。
著者はこう言っています。

''デマゴーグの無知と悲惨なボキャブラリーは、同程度に無知な人とのコミュニケーションを容易にする''

鋭いと思います。もちろん誰のことかわかりますよね(笑)。それに大衆の側もトランプと同程度のバカが増えている。ティーパーティーや(バノンの)ブライトバートニュースだってコーク兄弟やロバート・マーサーなど極右の大金持ちの大衆扇動でした。日本も大して変わらない。橋下、小池百合子安倍晋三も、もしかしたら共産党も、大衆扇動の権化じゃないですか。そして産経や朝日や読売、ネットのバカ情報を本気にする人たち。日本にはコーク兄弟みたいなのがいないのはまだ、救いです。


さらに著者は、カネで左右されるアメリカの政治は絶望的、としつつ、インチキ・ウェブメディアを訴えてつぶしたり、トランプを支持したりした有名起業家ピーター・ティール(ペイパルの創業者、この人はゲイです)の例を挙げながら、こう言っています。
''政治団体を作るのも、起業するのもチャリティ財団を作るのも、プロセスも目的も同じようなものです。新しい政治勢力を作れるのは、企業プロセスと資金の集め方に精通している起業家・経営者などかもしれません。どうせ金権政治しか成り立たない国なら、公共心の信念のある金権政治の方がまし。''


まさに!、ボクもそう思うんです。
日本の野党の何がダメかというと、マネジメント能力がない、ところです。国民の声を取り入れる意識は希薄だし、組織の中ではしょっちゅう仲間割れするか、都民ファ共産党のように意見を封殺するか。そんなバカ政党はやっぱり支持できませんよ。
そう考えると、色んな意見を聞きながら組織をまとめ、大きな方向に進んでいくというのは起業家や経営者、それに官僚は向いている部分はある、と思うんです。残念ながら、そういう起業家や経営者は日本ではあまり見当たりませんけど、貧困や育児、児童保護などの分野で地道に取り組んで成果を出している起業家やNPOの運動家、湯浅誠氏みたいな人はいますよね。辻元清美だってNPO上がりだし。


一方 10年前と大きく変わったのが技術。特に情報技術。
情報が簡単にデータベース化されるようになり、AIが人間の仕事を奪いかねない状況になっている。例えば著者は、世の中の雇用の47%がAIに置き換えられる可能性が高い、と警鐘を鳴らしています。アラブの春SNSで抗議は広がったけれど、今や当局は当時のSNSを元に反体制派をあぶりだしている。ITで仕事は効率化されるけど、ウーバーのように労働者をフリーランス化(個人事業者化)させて一層 不安定な状況にさせる。物事には良い点と悪い点がある。
これは大きな問題です。格差拡大は政治や大企業の陰謀(笑)だけが理由ではないんです。著者は企業が高収益を上げるようになった理由を3つ挙げています。


1.技術革新(高度な情報技術や金融知識を持っているものが大儲けできるようになった)
2.市場の寡占化(アマゾンやグーグル。規模の大きさだけでなく、彼らはライバルになるそうなベンチャーが出てくると買収して自社に取り込んでしまう)
3.企業価値の最大化や株価重視などの経営思想(法律や世の中のルールがその方向に向かっている。例えば年金基金が投資した企業の株価を上げさせるために労働者をリストラさせるような構造になっている)



著者はアメリカの将来(資本主義の未来)については悲観的です。迷惑をこうむっている他国から、『企業と社会の在り方について根本的なルールを見直しするような声が挙がってくるしかないのではないか』、と言っています。個人としては『今後 世の中で必要になってくる数学やプログラミング技術の習得、転職や職業掛け持ちなど流動的な働き方を恐れない等、自分で身を守っていくしかない』。

個人的には知ってることも多かったですが、鋭い指摘が入っています。内容は実証的で信頼がおけるし、表現は平易です。難しいことが易しく書いてある。日本の近未来を考えるうえで一読する価値がある本と思います。
●バカの蔓延で、日本はもう手遅れかも(笑)。京大生のツイートです



ということで、今週も官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議
とりあえず金曜日は天気が保って良かった。午後6時の気温は24度。参加者は600人。今日は日比谷でもう一つ集会&デモがあります。
●抗議風景





原子力規制委員会は13日、柏崎刈羽原発再稼働の審査で東京電力原発を運転することの「適格性」を条件付きで了承したそうです。規制委、柏崎刈羽原発の適格性了承 「合格」20日以降 (写真=共同) :日本経済新聞

東電は2013年に6、7号機の安全審査を申請。翌14年には免震重要棟の耐震性能不足を把握したが、今年2月まで外部には示しませんでした。耐震性能不足を隠したまま、安全審査を申請した嘘つき企業です。

経産相、柏崎原発の耐震性不足「大変遺憾」 :日本経済新聞

そういう企業が原発を安全に運転することができるのか?ボクは疑問なんですけど、みなさんはいかがお考えですか(怒)。


もう一つ、今日はダブルヘッダーです。『共謀罪は廃止できる0915大集会 @日比谷野音』 #HIBIYA0915
総がかりなどのオールド左翼や労組などの他に、未来のための公共、アムネスティグリーンピースなど様々な団体が参加して、共謀罪の廃止を訴える催しです。大抵の物事には良い点、悪い点があるものですが、共謀罪』だけは悪い点しか思いつきません。ふざけんなって。
●オールド左翼のマヌケな爺さんが作ったと一目で判る、驚くくらいセンスがないパンフレット11・6共謀罪法廃止!秘密保護法廃止「12・6、4・6を忘れない6日行動」へ - kyobozaino ページ!

●『未来のための公共』のバナー。やっぱりこっちがいいです。

いつもどおり集会はパス(笑)。頭の悪い左翼ジジイの寝言なんか興味ない。官邸前抗議のあと日比谷まで歩いて、デモへ参加です。 #個人の権利と自由を求める銀座デモ 法律は強行採決されてしまいましたが、その乱用を抑え将来の廃案に結びつけるためにも、共謀罪反対の声は出しておいた方が良いと思うんです。
もちろん 労組ではなく、SEALDsの子たち+αがやっている『未来のための公共』のフロートに入りました。
●抗議風景2










https://this.kiji.is/281392046093206625?c=39546741839462401


華やかな夜の銀座をデモするのも良いですね。艶やかなドレスを着たお姉さんたちまで店から出て見てましたよ😸。サウンドカーのトラックにのせて『共謀罪は絶対反対』、『テロ対策と嘘をつくな』、『みんなの国を私物化するな』とコールして来ました。楽しいです。三連休前の過ごし方としては悪くなかった😋。参加者は集会で3000人だそうですから、+デモで三千数百人じゃないでしようか。