麻生のナチス発言が騒ぎになっているが、別に今始まった話ではない。この男は『女性に参政権を与えたのが間違い』に始まり、３0年以上にもわたって暴言を繰り返している札付きだ。 新総裁 麻生氏 発言録/婦人に参政権与えたのは失敗／創氏改名は朝鮮の人が望んだ／豪雨、岡崎だったからいい
今回の『ナチスの手口を真似る』発言も文脈から考えて内心の吐露だろう。バカなりに麻生は本音を話してくれているのだ。こいつがアホなのは今に始まったことではない。最初から、こういう人間だということがわかっているのに投票する国民も悪いのだ。国民が自分の投票に関して責任を感じない限り、麻生だけでなく無能な政治屋の跋扈は今後も続くし、日本の恥を世界に晒し続けるだろう。
●これがその例。今度は麻生のナチス発言を『ブラックジョーク』と評した橋下へのアメリカからの批判。ジョークで済むわけないだろ(笑）。
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080201001285.html
結局、度重なる日本の政治家の放言は少なからず数の日本人もアホである、ということを世界へ宣伝しているのと同じだ。二言目には愛国とか国益とかいう政治屋連中が、実際は思い切り国益を毀損している。そういうやつに投票する奴だってアホと言われても仕方がない。ボクは投票してませんけど(笑）。
そういえば数年前は自民党にしろ民主党にしろ、行政改革を優先してから消費増税を考えると言っていたはずだが、どうなってしまったんだろう。 ここ２，３日 消費税延期とか税率を軽減するとかのニュースが流れているが、単なる話題つくり、リップサービスではないだろうか。党員票で石破に大差をつけられた総裁選の結果を見ても自民党内での安倍の支持基盤は必ずしも強いものではない。御用マスコミの煽りと阿呆な国民の支持率が頼りだ。そのためには絶えず話題作りが必要なはずだ。
ちょっと前、財務省の役人から消費税の説明を聞いたのだが、役人は「政治家が実施を延期しようとしたり、税率を下げようとしても、新たに立法し直さないとできないように条文の補則で縛っている」と嬉しそうに話していたのが印象的だった。さすが役人は頭いい、とは思ったけど、増税後の景気悪化や税収減のリスクなどは全く念頭にないみたいだから、本当に頭がいいのか良くわかんない（笑）。
それより『財務省の役人は国の経済のことより、増税のことしか考えていない』ことが良くわかってしまった(笑）。挙句の果てに一部のマヌケ政治家（与野党問わず）が言ってるような軽減税率なんか導入しちゃったら、その認可利権まで役人に進呈してしまうことになる。
以前は政治家やマスゴミが公務員叩きをしているのは責任転嫁で、実にいや〜な感じがしたが、３１１を経て考え方が変わった。財務省にしろ、経産省にしろ、文科省にしろ、一度徹底的に掃除する必要があるのではないか。役人のリストラも必要だし、役人が責任を全然取らないで済む公務員制度自体を見直さなきゃダメ。最近はそう思う。
今週 やっと東電が認めたフクシマの汚染水垂れ流しも何をいまさら、と言う感じ。何人お客が来ているか知らないけど、フクシマでも海水浴場とかやってるんだよなあ。行く・行かないは個人の自由だが、ボクには信じられません。麻生同様 東電なんか当事者能力がないダメ会社なことは最初からはっきりしてるんだから、税金垂れ流して責任をうやむやにしているヒマがあったら、銀行の貸し手責任追及も含めて東電の破たん処理をして新しい会社にしなくちゃムリだって。現場の従業員だってかわいそうだ。これも財務省、経産省がもたらした害悪の一つだ。
原発を動かさなくては電気代が上がるとか言ってる馬鹿が居るが、浜岡が止まって中部電力が電気代上げたか？
アナリストの人に聞いたら、中部電力は他の電力会社とは体質が違う と言う。顧客に天下のトヨタ様(笑）がいるから簡単に値上げできない、だから社内でぎりぎりまで経営努力をする体質になっているそうだ。事実LNGの購入価格は東電より遥かに安く仕入れているらしい。
●中部電力は今後 現状より４割 天然ガスの購入価格を下げるのに成功したらしい。
脱原発に必須の天然ガス調達で中部電と大ガスがあけた風穴 | Close Up | ダイヤモンド・オンライン
中部電力が良い、ってわけじゃない。要するに電力会社は経営努力が足りないのだ。普通の民間会社なら、よほど腐ってないかぎり、１割や２割の販管費は経営努力でどうにかするし、それが出来ない経営者なんかクビだ。電力会社の販管費は各社合わせて11兆〜12兆あるのだから、燃料費増の３兆円くらい経営努力で捻出できるはずだ。そこいら辺のガバナンスが効かないこと自体 地域独占という今の電力会社の体制をぶっ潰さなければいけない証拠だ。過度な市場競争は人間を不幸にする。だけど競争がない組織（企業も政党も）は体質が腐って、もっと人間を不幸にする。
ということで(笑）今週も官邸前へ。★0830 大飯原発を停止せよ！首相官邸前抗議！ | 首都圏反原発連合
今日はそんなに夜風があって過ごしやすい。参加者も先週よりさらに増えて、官邸前4000弱、国会前1500〜2000くらい、合わせて6000人くらい、もうちょっといたかもしれない(主催者発表は4000人、そうかなあ？）。今日も声高にならないよう、かといって飽きもせず、再稼働反対、原発やめろ、と呑気に声を出す。だけど、農業守れとか未来を守れ、とかのシュプレヒコールは嘘くさく感じるので黙ってる(笑）。マイクがトラブルで途切れても、参加者の間から自然と声が出て肉声でカバーしてしまうのはいつもながら、いい感じ。自分の意志で声を出してるって感じ。
●抗議光景
今日スピーチしたのは社民党党首を辞めたばかりの福島みずほ、共産党の笠井議員（皆勤賞）と今日が初登院の吉良ちゃん、それに井戸川かずたか氏！
悪いけど社民党とか共産党の話はいつもどおりだから、あんまり聞いてなかった(笑）。いつも通りっていうことは反対はいいんだけど実効性はどうなんだろうかってことだ。社民党なんか労組と完全に手を切るか、解党するかしかないんじゃなかろうか。そんな政党勢とは関係なく、井戸川氏はスピーチで『今もフクシマで被爆し続けている人が居ることを忘れないでください、弱い立場の人が居ることを忘れないでください。正義はどこへ行ってしまったんでしょうか。』と訴える。こういう心の底から湧いてくるような肉声のほうがよほど考えさせるものがある。
井戸川氏はスピーチした後、抗議の人たちと握手して回ってた。選挙の時もそうすればよかったのに（笑）。いや、選挙が終わってから、やっているところが偉いんだよ。ミーハーのボクも彼と握手する。 もちろん彼に任せるのではなく自分たちもできることを『やる』んだけど、頑張る彼に少しでも力が届けばいいかなと思って。お礼も言いたいし。
井戸川氏は双葉町から来たらしい人たちに『ここ（官邸前）も大事だけど、今は足元が大事なんだよ。（フクシマ）県庁に声を届かせなきゃ、だんめだ〜』と例の朴訥な口調で語っていた。
●井戸川氏。この飾り気のないおっさん！
●抗議風景2
●国会前、共産党の笠井議員
●吉良ちゃん特集(笑）。他意はないんだけど(笑）、官邸前、国会前、ファミリーエリアとボクの行く先々にいちいち現われるんだもの。高校生がスピーチするのを順番待ちしたりしながら、独りでも全ての抗議場所を丁寧に回っているところは偉いと思う
●子供たち
一昨年、また昨年もそうだったが真夏にデモに参加すると、ボクはストーンズの『ストリート・ファイティング・マン』の一節を思い出してしまう。
Cause summer is here and the time is right for fighting in the street, boy
(夏が来て、市街戦に絶好の季節になった）
だけど今は68年とは違う。もっといろんな人が参加できるやり方でやるんだよ。これが、その証拠だ(笑）。
●今日の写真：抗議に参加したネコちゃん
PS.：油断も隙も無い！ 今日 山口県漁連が原発建設に反対している祝島の漁協に原発の漁業補償金を騙して押し付けようとしたそうだ。原発立地のカネの亡者連中（別名：原発乞食）は相変わらず自殺したがってるらしい。
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