特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

最初からわかってるよ(笑):★0712 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議!

昨日 日銀が景気判断に『回復』という文字を使ったということで、選挙前に白々しくマスゴミが大騒ぎしているが、なんてことはない。
確かに消費者物価指数は最近やっと前年比ゼロになったけど、それ以上に輸入物価指数はガンガン上がっている。小麦、油、石油製品、最近の値上げラッシュを見れば誰にでもわかる。さらに国民への現金給与総額はぜ〜んぜん上がっていない(笑)。つまり 今は円安による原材料高のマイナスが国民生活を悪化させている状態だ。
そもそもリーマンショックに、大震災、もともとの景気が異常に低迷していたのだ。何もしなくたっていつかは上向くのは当然(笑)。昨年の名目GDPは476兆、それに今年1〜3月の成長率1.5%(年率換算)をかけた今年の予測値は483兆これじゃあリーマン前の2007年の513兆は程遠いばかりか、大震災前のGDP482兆なみに届くかどうかのレベルだ。これで景気回復とはちょっと図々しいだろ(笑)。

それでもボクはこれから来年にかけて、見かけ上の経済成長は多少あると思っている。消費税前の駆け込み需要があるからだ。すでに今も住宅需要だけは増えている。だが、それは成長とは言わないし、国民の生活が良くなるわけでもない(笑)。むしろ消費税値上げ後の反動の不況はかなり酷いことになる、んじゃないか。

                             
その成長戦略とやらも、実態は政府はよほど困ってるんだろう、『輸出を増やすにはどうしたらよいか』と色んなところにヒアリングしてまわっているみたい。『最近は企業の海外生産が進んでおり、円安になってもあんまり効果がない、どうしよう』という話らしい(笑)。何を今さら、円安になってから言うんじゃないよ(笑)。そんなことは最初から判ってるよ(笑)。
                           
なぜかボクのところにも質問がきたので、とりあえず『(尖閣や歴史問題で) 政治家がこれ以上 余計なことを言わないのが一番の輸出促進策』と答えておいた。相手はすごく嫌そうな顔してた(笑)。だけどこればっかりは事実だから、仕方がない(笑)。


     
                                                    
ということで、今週も官邸前へ★0726 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議! | 首都圏反原発連合
仕事でちょっと遅くなってしまって現地に6:20着。気温はまだ29度。立っているだけで汗が出てくる。いやあ〜、笑うしかない。今日の参加者は先週と同じくらい、国会前と合わせて3500〜4000人くらいかなあ(*主催者発表3500人)。時間が遅くなってきたら、ずいぶん人も増えた。
●抗議風景








                                                                                  
今日も主催者側から『スピーチでは選挙のことは言わないでください』と言う注意が(笑)。選挙もなあ〜。とにかく自分の票が死に票にならないよう、尚且つ少しでもマシな候補に入れたいので選挙情勢を観察中。先週 スピーチを聞いて感動した井戸川かつたか氏はみどりの風の比例順位3位で、ちょっと厳しい。勝ち目がない候補に入れても仕方ないし。浅野内匠頭じゃないが『せめて もう一刺し〜』、言い換えると蟷螂の斧でもいいから、死に票にはしたくないんだよなあ。
以前見たドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』では井戸川町長(当時)は悪いけど、あんまりはっきりしない人だった。ヴェトナムからも、沖縄からも、遠く離れて:映画『フタバから遠く離れて』 - 特別な1日(Una Giornata Particolare)。事故前は原発誘致をしようとしていた人だし。そういう人が今や明快かつ簡潔に、誰でも納得できる意見を表明できるリーダーになっている。
これ以上 被爆者を増やすな!と。もちろん彼も被爆した一人だ。
                                         
結局 原発事故と言う非常事態が、人を大きく成長させたのだと思う(すごく失礼な言い方なのはお許しください)。人間は成長することができるという良い見本だ(東電の経営陣みたいに成長できない欲ボケジジイ連中もいるけど)。ああいう人が議員にえらばれるといいんだけどなあ。
死に票が少なからず発生し、少数政党の意見が圧殺される小選挙区制というのはホント、ガンだと思う。国政なんだから全国区一本、比例代表onlyでいいんだよ。小選挙区制を推進した小沢一郎も自業自得、今は後悔しているだろう(笑)。小沢・細川の『政治改革』しかり、『小泉改革』しかり改革みたいに抽象的なスローガンがつくものはロクでもないものばかり、だ。て、言うか、うさん臭いからこそ、政治屋はそういう抽象的なスローガンを使うんだろうなあ(笑)。
●国会前



                                    
●ファミリーエリア




先週もそうだったけど、官邸前に来ている人たちの声は一段と大きくなっているような気がする。自分も含めてだけど、選挙のいらだちっていうのは多くの人にあるんだと思う。反原発の立場に立つ人は消極的反対の人も含めたら、たぶん世の中のマジョリティだ。だけど今回の選挙での野党の分裂がいい例で結構バラバラなんだ。なんで そうなるの?
だが官邸前抗議には、共産党もいるし、日の丸もある、ボクみたいなロックファンもいる、思想、立場に関わらず『反原発』と言う1点でいろんな人が集まっている。ここはボクラの将来の種まきの場にもなっていると思う。
だから、へらへら笑いながら長期戦をやっていくんだ。そんなことは最初からわかってるよ(笑)。

●誰かが道端に置いてくれた蚊取り線香(笑)。いろいろな意味で暑い夏はこれからが本番!