特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

2008年の映画ベスト3(+ワースト犯罪No1)

 年末は銀座のナイルレストランでカレー粉を購入。別に『未来を写した子供たち』を見たからではない(笑)。元々スパイスというものは漢方薬なんだろうが、確かにここのカレーを食べると明らかに体調が良くなる。店に入って給仕のインド人のおじさんに挨拶。顔を覚えてくれたのがうれしくて、思わずおじさんの肩を叩いてしまった。それにしても、お互い年を取ってしまった(笑)。
そんな2008年の映画ベスト3はこれ。
1.天安門、恋人たち

天安門、恋人たち [DVD]

天安門、恋人たち [DVD]

グローバリゼーションとセンチメンタリズムが、ハオ・レイという女優さんの稀有な存在感を触媒にして作り出した魔法のような映画。ゴダール、ベルリン、天安門、グローバリゼーションといった60年代から2000年代までの記号を散りばめた映像が、静かな熱気を伴いながら、混乱と感傷を僕らの中に実体化させる。この映画は、個人的であることこそ政治的である、ということを表現している。

2.愛の予感

愛の予感“THE REBIRTH” [DVD]

愛の予感“THE REBIRTH” [DVD]

コトバというものはなんて無力なんだろう。それを使って話し、考える人間という存在もそうなのだろうか。
ほとんど台詞がない、この映画に自ら出演した小林監督は、寒々とした冬の光景の中で、人間はどうやって生きていけばよいのか描こうと試みている。登場人物はまるで、フィルムに彫り付けられた彫刻のようだ。


3.未来を写した子供たち
悲惨な境遇にいる筈の子供たちが、見ている僕たちを救ってくれる。見ることに意味がある映画。各個人がどうするかは、そのあと考えればいい。


*ワースト犯罪NO1:イスラエルのガザ大量虐殺
テロ国家、別名『現代のナチス』、イスラエルがガザで行っているホロコースト6日現在 死者の25%が女性か子供で、負傷者2500人のうち一般市民が45%に上るそうだhttp://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090106/mds0901061632005-n1.htm。黙殺されているが、麻生総理がファタハ相手にしろ、9億円(EUの2倍以上)の人道支援を打ち出したのはそれだけでも良かったと思った。もちろん良かったと思うのはこのヒトへの期待値がゼロどころかマイナスだから、だが。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090103-00000050-jij-pol。少なくともインド洋で、高いガソリンを高い人件費使って給油するより遥かに意義があるだろ。

アメリカの市民運動団体 AvaazAvaaz - 世界中のアクションの行っているオンライン停戦署名。名前とメールアドレス、国籍を記入してSENDボタンを。
Avaaz - GAZA: FULL CEASEFIRE, END THE BLOCKADE
イスラエル支援企業ボイコットキャンペーン
・日本語サイト【注意:古い資料】企業とイスラエルの関係:パレスチナ情報センター 
<英文サイト> 
・ボイコット企業のリスト:Boycott Israel
・ボイコットブランドのリスト:Boycott Israel Campaign 2012