特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『上海のロックダウン(マスコミとはまた、別の話)』と『現行憲法での最後の国政選挙?』

 今週は暑くなったり、寒くなったり、ジェットコースターのようにお天気が変わりました。年寄りには堪えます(笑)。

●この前、わざわざ銀座の不二家へ行って限定品、『ミルキーソフト』を食べたんです(笑)。ミルキーが大好きだからなんですが、これはミルキーの味もしない、単なる脂っこいソフトクリームでした(泣)。


 上海のロックダウンがマスコミの話題になっていますが、実際に現地に駐在している人に様子を聞いてみました。
 ロックダウンが決まった先月末 虹橋空港人民解放軍の輸送機が降りてきて、軍があっという間に全市民のPCR検査を行ったそうです。2000万人都市で全員の検査ですから、日本より遥かに効率的です。

●この体たらくじゃ、日本は既に後進国じゃないでしょうか。


 検査で陰性になっても自宅に籠らなければなりません。中国のロックダウンは検査以外では本当に自宅の敷地から出られない。当初はマンションなどは敷地の入り口まで宅配便や食べ物売りが来ていたそうですが、それも途中からなくなったそうです。
●ボクには意味が理解できないですが、上海は感染状況に応じ3つの基準で区分されているそうです
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 しかし日本とは違うところがあります。まず、当局がちゃんと食べ物を届けてくれる。冷蔵庫に入りきらないくらい野菜や肉を届けてくれるそうです。大阪や東京などでは、隔離された人の食事が酷い、量が少ない、などの話が出ていますがそれとは全然違う。

 ただ配給されるのは日本のようにカップ麺などのインスタント食品ではなく、丸ごとの野菜など料理材料だそうです。ボクはその方が文明的だと思いますが、料理が出来ない人間は困る(笑)。

 そんな駐在員が『鍋がない』、『料理ができない』とwe-chat(中国のLine)で愚痴ったら、同じマンションに住む現地の人たちが鍋や料理を作って持ってきてくれたりしたそうです。東京の2倍近い大きさの大都市、上海ですが、困ったときはお互い様、という雰囲気は生きている。ここも日本とは違う(笑)。マスコミで流れる話とはまた、別の話です。

 食料の配給事情は地域によって違うようですし、ロックダウンが長引くにつれ人々の不満や物資不足も高まっています。
 そもそも工場も商業も止まっていますから、これから影響は益々大きくなるでしょう。しかし、考えさせられる話ではありました。


 さて、フランスの大統領選、現職のマクロンと極右のルペンとの決選投票になりました。かっての二大政党だった社会党共和党は見る影もありません。

toyokeizai.net

 グローバル化と格差の拡大が進み、製造業や中小流通業が衰退するなど、産業構造が大きく変わる中で既成政党が人々のニーズを吸い上げることに失敗した結果です。そこで出てきたのは極右のルペンや極左のメランションのようなポピュリズムか、マクロンのように旧来の政治を見直すことを旗印にした新自由主義です。

 ジャック・アタリ先生が社会党のオランドに紹介、起用されたことで政界に入ったマクロン新自由主義、とまではボクは思いませんが、プロレタリアートの味方という感じではないですよね(笑)。富裕層も含めた穏健な左派と中道右寄りまで取り込まなければ、政権はとれません。

 ポピュリズムマクロンどちらも『現状を否定し、既得権益の打破を旗印にしている』のと『分断が進み、社会は更に悪くなるであろう』ことは共通しています。かといって旧来の左派も右派も現実への対処能力はない
 まともな常識人には悪夢のような状況ですが、アメリカでも日本でもイギリスでも同じようなことが起きています

●田中龍作と並んで、デマ拡声器となり果てた岩上安見のIWJが、とうとうルペンの応援を始めました。れいわ支持者のようなカルト読者層へのマーケティングです(笑)。


 今夏の参院選、野党の共闘体制の構築は中々進んでいないようです。現状では一人区の4割で野党が競合するとのこと。連中はいつまで同じことをやっているのでしょうか。




www.nikkei.com

 今度の選挙で与党、維新が3分の2を占めたら、いよいよ改憲が現実味を帯びてきます。と、同時に日本のリベラル、社会民主主義的な勢力は壊滅的な状況になる。

 日本のリベラルは、経済面ではバラマキは主張するけれど中長期的にどうすれば皆が豊かになれるか、をあまり主張してきませんでした。安全保障も同様です。現実的な議論をしてこなかった。
 おまけに選挙でもまだ、野党の共闘すらまともに成り立たない。自分たちの正しさばかりにこだわって、国民の事を考えていない

 
 その隙をついて出てくるのが維新やれいわといったポピュリストです。連中が言うような『身を切る改革』や『消費税廃止』は、現実的な話ではありません。大阪のコロナ感染状況が好例で、連中が勢力を伸ばせば世の中はもっと悪くなる。しかし、判りやすい。バカでも判る(笑)
 だから現状の与党の政治にも従来の野党にもウンザリした国民はイメージだけで、ポピュリストに投票する

 ポピュリストは国民のことを考えるどころか、自分たちの勢力を伸ばすことしか考えていません。れいわが『ヘイトスピーチ防止法』や『ロシア非難決議』に反対したり、野党共闘の足を引っ張り続けているのが典型です。


 今週、映画監督の河瀨直美の東大入学式での挨拶が話題になりました「『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である」映画監督・河瀬直美さん 東大入学式で祝辞。それについて慶應政治学教授、細谷(かなり右寄りの人ですが)がこんな連ツイをしています。

 細谷の言ってることは『ロシア非難決議にも反対したれいわ』や『ウクライナは国民を守るためにさっさと降伏しろという想田和弘』にもあてはまります。こういう連中は単に頭が悪いだけでなく、人間として基本的な部分が欠落している。


 今週も社民党から比例で立候補する予定だった候補が無断でれいわに鞍替え、という事件がありました。社民よりれいわの方が当選確率は高い、と思ったのでしょう。福島瑞穂は候補の鞍替えをネットで知ったそうです(笑)。

 これは非常識な候補者が悪いですが、それを受け入れるれいわだって同罪です。これじゃあ、野党共闘なんて出来るわけがありません。各党に根回しもしないまま野党共闘の候補として勝手に山本太郎が立候補しようとした東京八区の件もそうでしたが、れいわは与党の議席を一つでも減らそうなんてことは全く念頭にない。国民のことより、党勢拡大という私利私欲しか考えてない。

●鞍替えの経緯をばらした社民の副党首のtweet(削除済み)。社民党なんてもう要らない政党だけど、大椿氏はオールドスタイルの闘士で結構好き。
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 さらに本日、国会の会期中なのに山本太郎自身が衆院議員を辞任する、と表明しました。

 こうやって話題を作って、参院選に出馬、票集めをするのでしょうが、有権者、納税者をトコトンバカにした話です。

 

 まさにN国党の真似ですな。こんなバカに投票する奴も悪い

news.yahoo.co.jp

 トランプと一緒で話題を作り続けるしか求心力を保てないポピュリストの本質が露呈されるような話です。まさに民主主義の敵、じゃないですか。

 前々からボクは、維新もれいわも本質は一緒、と書いてきましたが、見事に証明されました(笑)。



 野党の中で唯一、ある程度は現実主義のように見える立憲民主も最近はインボイス反対なんてバカなことを言い出しました。

 高齢者も生活保護の人も、どんな消費者でも消費税は払っているのに、零細事業者の『益税という名の脱税』を立憲民主や共産党は擁護したいらしい。

 先の衆院選でも共産党やれいわに引き摺られたのか、立憲民主は『消費税の時限的減税』なんて非現実的な公約を入れていましたが、腰が据わらないところが有権者に見透かされたのがまだ、判らないのでしょうか

 日本でも政権を担うにはマクロンのように、穏健なリベラルから中道、無党派層まで取り込まなければならないのははっきりしています。
 民主党系は一見目立つように見えるポピュリズムに引き摺られやすい体質があるのでしょうか。野党共闘だって、れいわのような私利私欲しか考えないポピュリストは切り捨てなければ、どうにもならないでしょう。

 こんな体たらくでは、生まれてから一度も自民や公明に投票したことがないボクですら、さすがに野党に投票する気持ちがどんどん薄れます(笑)。
 
 今夏の参院選が現行の日本国憲法下で行われる最後の国政選挙になるかもしれません。無能な野党にアホな国民、ですから、自業自得ですか(笑)。

 ボク自身は憲法は9条も含めて変えてもいいとは思うけれど、自民党改憲案なんかお断りです。それに政治改革(小沢一郎)、小泉改革アベノミクス、と この30年くらい、日本人が何かを変えようとするとロクなことにならない(笑)。 

 ウクライナへの侵攻は、武力でなくルールで問題解決を図ろうとする民主主義社会を危機に陥れています。そして勝つためなら何をしても良いというポピュリズム新自由主義に脅かされる欧州やアメリカ、そして日本の社会も、民主主義の危機に陥っていると思います。

 最近 ボクは日本人は民主主義より、専制主義、権威主義が好きなのかなあーと思い始めました。国民の半分が選挙に行かないんだから。
 お上の言う事を聞くのが大好きだし、食べ物さえ配給されていれば大多数の日本人は文句ないんじゃないの(笑)。

ビックリするほど面白い!負け犬版007:映画『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード 』

 春の陽気になったかと思ったら、東京ではもう夏日になりました。この数年、春と秋が短くなっていると思いません?
 暖かくなったのは嬉しいけど、これからは陽の光が疎ましくなる。人間も勝手な生き物です。

 先日までチェルノブイリを占領していたロシア軍が汚染地域で塹壕を掘ったり土嚢を作って、死者まで出ていることが伝えられています。

rief-jp.org

 放射性物質を盗んだバカもいるそうですね。

 しかし、これをバカと笑っていられません。日本でも土を掘り返せばやばい地域はあるでしょう。
   

 バカは日本でも事欠きません。SNSで『ウクライナにはアメリカの生物兵器研究所があり、ロシア軍はそこを攻撃している』とか『コロナはウクライナの生物研究所で作られた』などの陰謀論が広がっているそうです。
 少し前まではコロナは武漢生物兵器研究所で作られた生物兵器とか言ってる大バカが居ませんでしたか(笑)。

 そこまで酷くなくても、実際にブチャでの虐殺を目の当たりにしても『国民の生命を守るために降伏しろ』と能天気なことを言ってる想田和弘のようなウルトラ・バカ↓がいます。

 ロシア相手に降伏して無事に済むとは限らない↓ってことがまだ、判らないようです。
news.yahoo.co.jp

 所謂リベラルと言われる連中でも橋下徹と同じような連中がいる。バカには右も左もありません(笑)。こういうことなんでしょうね↓

 連中の中では『所詮はアメリカとロシアの代理戦争』と賢しらに言うバカがいますけど、実際に他国を侵略して子供や民間人まで殺しているのはロシアです。何と言い訳しようと日中戦争では大陸へ攻めていった日本が悪い、のと全く一緒なのに(笑)。

 例えば沖縄でも基地がなければ平和になる、という人がいますけど、こういうこともある↓訳です。無防備でいることが却って戦争を誘発することもいくらでもある。
 

 少なくとも今は長年中立を守ってきたスウェーデンフィンランドはそう考えている。机の上で『憲法9条守れ』とか言ってる連中より、現実に中立政策を維持してきた彼らの判断の方が遥かに説得力がある。


 結局 物事は環境変化に応じて柔軟に考えなければいけないと思います。今まで正しかったことが今後も正しいとは限らない。ケースバイケースで判断していかなければなりません。時には間違うこともあるかもしれないけど、それを繰り返していくことで人間の叡智は磨かれていく。それが人間の営みというもの、と思っています。

●勿論 憲法9条を変えれば国を守れると言うわけではありません(笑)。9条を守れとか変えろとか、そんな単純な話ではない。



 ということで、こちらはバカはバカでも楽しいバカのお話。
 六本木で映画『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガー

かつて凄腕の殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)を裁判で証言させるために護衛した、ボディガードのマイケル・ブライスライアン・レイノルズ)。休暇でくつろぐ彼の前にダリウスの妻ソニア(サルマ・ハエック)が現れ、マフィアに捕まったダリウスを救出すべくソニアはマイケルを連れ去ってしまう。やがて、彼らは謎のサイバーテロに立ち向かうはめになってしまう。

hitmanswifesbodyguard.jp


 全米興収1位だったにもかかわらず、日本では劇場公開がなくNetflixで配信された『ヒットマンズ・ボディガー』の続編(未見)。前作は、心ならずも凄腕の殺し屋(サミュエル・L・ジャクソン)を護衛することになった、悩める(笑)ボディガード(ライアン・レイノルズ)を描くものだったそうです。
●映画ではカーチェイスは沢山ありましたがこれは関係ありません(笑)。ネットで拾いました。可愛すぎ。

 今回は悩めるボディガード(ライアン・レイノルズ)と凶暴な殺し屋(サミュエル・L・ジャクソン)、そして殺し屋の妻(サルマ・ハエック)が、謎のサイバーテロから世界を救うために奮闘するものですが、これまた全米興収1位ということで、今回は日本でも地味ながら劇場公開されました。
 監督は前作に続き『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』などのパトリック・ヒューズ。キャストは他にもアントニオ・バンデラスモーガン・フリーマンなどが出演する豪華映画です。

●悩めるボディガードの主人公(ライアン・レイノルズ)(右)と凶暴な殺し屋(サミュエル・L・ジャクソン

 と言っても、ボクはアクション映画は興味ないので、六本木へ休日の散歩がてら、全く期待しないで見に行ったという次第です。

 主人公、マイケル(ライアン・レイノルズ)は運転技術も格闘も銃も凄腕のプロのボディガードです。今まで世界各国の要人や大金持ちの護衛を請け負ってきました。しかし実生活は友達も恋人もいない、何も起こらず、退屈なのが一番好き、という内向きな人間です。いわば負け犬版007(笑)。
 そりゃあ、高いスーツを着こなすダニエル・クレイグはカッコいいけど、やっぱり今の時代はこういう負け犬キャラに共感を覚えてしまうのはボクだけでしょうか(笑)。
●悩める主人公は精神科医に通っています。
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 精神科医に休暇を取ることを勧められたマイケルはナポリ近郊のカプリ島で一人、休暇を過ごしていました。

 そこに、かって彼が護衛した殺し屋の妻、ソニア(サルマ・ハエック)が飛び込んできて、彼を強引に連れ出します。

 イタリアで新婚旅行中だった夫、ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)がマフィアにさらわれたので、一緒に助けに来い、というのです。

 二人はあっさりマフィアをぶち殺し(正確にはソニアとダリウスが)ますが、その裏にもっと大きな陰謀があることに気が付きます。

 財政破綻したギリシャに緊縮政策を押し付けるEUを逆恨みしたギリシャの大金持ち(アントニオ・バンデラス)がEU全体の電力網に対して巨大なサイバーテロを仕掛けようとしていました。ダリウスをさらったマフィアは単なる使い走りだったのです。

 ここから主人公たちとギリシャの大金持ち、インターポールの三つ巴の戦いが始まります。

 前作は見て居なくても大丈夫。内向的な主人公とやりたい放題で肉食系の殺し屋夫妻、対照的な三者のやりとりがめちゃくちゃ面白いです。

 しかも舞台は風光明媚なイタリアの風景。カプリ島に、ポルトフィーノトスカーナ、それを無神経にぶち壊しながら(笑)、豪快な銃撃戦やカーチェイスが繰り広げられます。

 

 アクション映画ですが、コメディ色がとても強いです。何かあるたびに悩みが深まる主人公と対照的な凄腕の殺し屋、それにキレるともっと怖いその妻が加わり、主人公の受難はますます深まっていく描写が素晴らしい(笑)。3人に限らず、この映画、登場人物たちの造形が非常にうまい。
●殺し屋(サミュエル・L・ジャクソン)と詐欺師の妻(サルマ・ハエック)。サミュエル・L・ジャクソンはいつものキャラクターです(笑)。

 サミュエル&サルマ演じる夫婦も、対照的なライアン・レイノルズもすごく良いです。特にライアン・レイノルズはハンサムなんだけど、どことなく間が抜けているところが可愛げがあります。
 アクションシーンは派手ですが、やり過ぎず、直ぐギャグに転化してしまうところが素晴らしい。センスの良さというか、頭が良くないとこういう映画は作れません。

 レイノルズとサミュエル、レイノルズとサルマ、そして3人と組み合わせが変わっていく度にテイストが変わっていくのもお見事です。

 その脇にアントニオ・バンデラスモーガン・フリーマンなどの大スターが惜しげもなく投入されます。当然のことながら存在感があるだけでなく、お話の中にきちんと役割が埋め込まれているところが素晴らしい。

 バカ映画ですけど、あまりにも見事で思わず拍手したくなる場面が何度もありました。登場人物たちへのリスペクトと巧みな人物造形とユーモア。風光明媚なイタリアを描いた美しい画面。エンタメのお手本のようです。

 全然期待しないで見に行ったのですが、想像をはるかに超える面白さでした。日本でも大ヒットした007やキングス・メンの10倍は面白い。
 やっぱりハリウッド映画は脚本にお金を使ってます。こんな面白い映画をやっているとはますます、ネットフリックスに入りたくなりました。今年見たバカ映画NO1(笑)。


www.youtube.com
 

『Candlelight Vigil for Ukraina』と『2つのお花見(お皿の上と名残桜)』

 春らしい陽気となりました。嬉しいな。桜は散ってしまいましたけど桜吹雪もまた、美しかったです。
 さっき、青山の国連大学前へ行ってきました。『Candlelight Vigil for Ukraina』(ウクライナへの祈り)

 世の中でおかしなことがあったらデモや抗議に行くのは当然、とボクは思っています。ロックファンならデモへ行くのは当たり前だし、そういうものを忌避する日本人の方がおかしい。世界でもデモに行かないのは日本と北朝鮮くらいじゃないんですか(笑)。

 ただ、最近はコロナでめっきりご無沙汰です。集会の人混みもシュプレヒコールも有り得ない。今日は同じ時間に日比谷でボケ左翼(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)(笑)のジジイ連中が反戦集会やってるのは知ってたんですけど、マジで認知症じゃないか。でもキャンドルライトなら喋らないからいいかな、と。

 安全地帯からくだらないことをやってるだけかもしれないけど、生命と自由のために戦っている人たちへの連帯の意思表示はしておこうと思いました。自己満足です😸。TBSの上村アナが取材に来てましたから、報道特集に出るかも(笑)。
●参加は日本人7割くらい。ワンちゃんも。



 さて、今更ながら、ではありますけど、昨日 共産党自衛隊を認めたのはちょっと驚きました。

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 やっと少しはまともになった(笑)。軍隊なんて非人間的な存在だし、お金のムダ使いもいいところですが、現実には狂った暴漢が刃物を持って暴れたり、脅してくる世の中なんだから自衛手段は必要、に決まってます。反戦デモを標的にするという自衛隊の体質は別にして、ですが。

 間近に迫ったフランスの大統領選のニュースを見ていて、面白いことに気が付きました。現職のマクロンを追う極右のルペン、極左のメランション、共に同じことを言ってるんです。
EUNATOと距離を置け。アメリカの戦争に巻き込まれないよう中立、自主独立を目指せ。
大規模減税だ』。
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 極右も極左も似たようなものなのでしょう。自分や大衆の不平不満の感情を満足させて、権力を奪取すればそれでいい。連中は現実を少しでも良くしようなんて本気で考えていないし、現実を変える能力もない。

 それにしても、反米独立や減税って、どこかで聞いたことありますよね。かって三島由紀夫全共闘も反米独立でした。今もこういうことを言っている連中は事欠きません。

 今だにある非武装中立とか消費税を無くせ等の極論は世界的に見れば極右、極左と同じ、ということは日本人も良く理解しておいた方が良いと思います。
 まともな人だったら極右や極左とは距離を置きます。関わり合いになりたくないですよね。議論しようにも言葉が通じないですから(笑)。
 ただ、経済など世の中が厳しくなってくると、そうやって極論、感情論に走る人が増えてくる。マスコミがそれを煽る。悪循環です。

 朝日新聞編集委員が安倍の意を受けて他誌の内容を事前チェックしようとした件、傲慢ですよね。いかにも朝日らしいと思いました。普段は弱者の味方のフリをしてるけれど、検察など権威には極端に弱いくせに自分は偉そう、それが朝日の特徴です。

 権威に弱いと言えば、鈴木宗男は恥を知れ。相変わらず、どっちもどっち論で誤魔化してロシアを擁護しています。

 鈴木宗男は当然 商売でプーチン擁護をやっているんでしょうが、

 ネットを見ていると、反ワクチンとMMTの論者(自称’’反緊縮’’)、それにロシア擁護論者やトランプ支持者が一致することが多いのは前々から気になっていました。ワクチンを打ってないと公言しながら選挙運動をする山本太郎の支持者=れいわ信者なんかもそれに近い。れいわは国会で唯一、ロシア非難決議に反対しています

 例えば日本版Qアノン(笑)がワクチン接種会場に乱入した、と言う話が典型です。トランプ支持≒反ワクチン

 実際 カナダではワクチンを忌避する人はロシアの侵攻を支持する奴が多い、という調査結果が出ています(笑)。トランプ支持≒反ワクチン≒ロシア擁護

 れいわ信者なんかは単に頭が悪いだけ、と思っていましたが、東大→MITと勉強だけは死ぬほど出来るはずの鳩山なんかを見ると、こういう人たちは精神的に何か鬱々としたものを抱えている、と想像します。

 それが欲求不満なのか、劣等感か、ルサンチマンなのか、何でも消費税のせいにするような他責癖なのか判りませんが、

 こうやって陰謀論に騙されて頭がおかしくなる連中が多々いる、ということだけでも、やっぱり世の中の格差をあまり拡げてはいけない、と思います。アホになるのは当人の勝手ですが、そういう連中が増えれば世の中全体がおかしくなっていくからです。

 先進国では日本だけが実質賃金が下がり続けている。特に円安誘導のアベノミクス以降、加速されたのは度々このブログに書いていますが、2021年のデータが出たようです。

 金融緩和して円安にすれば資源輸入国の日本の物価は当然、上がります。しかし昭和ならいざ知らず、近年の企業の工場は海外移転が進んでいますから、国民にとっては円安のメリットはあまりない。しかも現在のように原油や小麦など資源価格が上がれば、円安のデメリットは加速される。
 そんなことは最初から判っているのに(笑)、アベノミクスだのなんだのってマスコミぐるみで、アホな日本人が乗せられてしまった

 政治家がアホなだけでなく、国民も全然学ばないのだから、今後も日本ではこういうことは続くんだろう、と思います。やっぱり行きつく先は焼け野原かな。先進国転落くらいだったら良しとしなければなりません。


 さて、先週末はお花見へ行ってきました。嫌な嫌な年度末のゴタゴタが終わったので、ストレス解消というか、現実逃避。正確に言うと、ヤケクソです(笑)。

 お花見はこの5,6年、六本木の桜が見えるレストランへ行くのが恒例になりました。以前は庭に桜の木がある近所の店へ行っていたのですが、時代は変わっていく。

 4月最初の週末、東京は2月上旬の気温でした。ボクは冬服+スカーフでしたが、六本木ではノースリーブやミニスカートの女の子も見かけました。びっくりした。その根性には敬服します(笑)。

 まずはお皿の上のお花見です。
 お店で飲むシャンパンってどうしてこんなに美味しいんだろう。この日はシャルドネのブラン・ド・ブラン(白ブドウだけで作ったもの)です。香りも立っているし美味しいんだけど、久しぶりだったのでアルコールがきつく感じた。飲み慣れてないものを飲むと目が回ります(笑)。

 最初は桜鯛の前菜。花びらの型にした大根やビーツが載っています。これは毎年同じ料理ですが、ねっとりした食感が好き💛。

 次は、ほぐしたズワイ蟹の周りをオマール海老の茶碗蒸しで囲んだ前菜。

 この日、一番おいしかったのは手長海老。周りにはセロリのピューレで区切って桜色のクランベリーソースと茶色の海老のソース、透明なシャンパンのソースが散りばめられています。ステンドグラスをイメージしたそうです。海老の火入れも、3種のソースによる味の変化も素晴らしかった。

 桜の花をトッピングした鰆にシャンパンソースと菜の花。

 桜の葉を巻いて蒸した和牛。季節が終わりかけの黒トリュフは食卓で削ったせいか、香りが立っていたし料理の味付けも良かったのですが、霜降りがきつかった。ロースっていうから大丈夫かと思ったのですが。食後に料理長が挨拶に来たので『こんな時代遅れのものを出しやがって』と嫌味を言おうと思ったけど我慢した(笑)。脂ギトギトの霜降り和牛は法律で禁止してほしいです。

 春と言えば山羊のチーズ(手前)です。


 
 桜色のデザートはチーズのムースに🍓やルバーブを組み合わせたもの。底に敷いてあるパイもまだパリパリで、感心しました。美味しかった。

 食後は店のテラスからお花見です。上からのお花見だったら、人ごみでイライラすることはありません。

 一部の桜はピンクの光でライトアップされてます。そろそろ散り始めていたのですが、これは正解。

 その後は店を出て、下へ降りていきました。

 犬もお花見をしていました。この子、すごく可愛かったので写真を撮らせてもらいました。眠そうだったけど(笑)。

 ボクが昔、飼っていた犬はこの時期はいつも、お散歩の途中に花に顔を近づけて興味深げにクンクンとやってました。あの子たちは花なんか興味ないだろうけど、華やかな雰囲気は判ると思う。
 昔『猿の惑星』という映画がありましたが、ボクは地球が『犬の惑星』になれば、バカな戦争も環境破壊もない、素晴らしい世界になると心の底から信じています。
 人間なんて犬の下僕でいいんです。どうせ市井の庶民に大したことが出来るわけじゃないんです。かわいい犬の散歩係、召使で一生を終えたいなあ。