特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『秋の空と選挙の始まり』と『鶏レバーの老酒漬け』

 最近はようやく秋らしい空を眺められるようになりました。ベランダから夕陽を見ていると、世界って素晴らしいって思えます(笑)。
 これに人間が絡むとウンザリするようなことばかり、なかなかそうはいかない(泣)。


 選挙が始まりました。最近の政治のキーマンである石破、高市野田佳彦公明党新代表の石井には共通点があるそうです。皆、小沢一郎が作った新進党の出身者。もちろん小池百合子、二階も新進党に在籍していました。

 小沢一郎なんか政争だけしか能がない、世の中に害悪しか与えなかった政治家ですが、政権交代可能な政党を作るというコンセプト『だけ』は間違ってなかったのかもしれません。
 と、同時に日本のリベラルが政権を担えるような人材輩出の面では全くダメ、能無しだったことも示している。

 枝野幸男だって日本新党出身だし、辻元清美だって社会党に絶望して民主党に移った人間です。社会党社民党)や共産党など戦後リベラル政党の出身でまともな人材なんて誰もいない(笑)。
 強いて言えば、まともなのは自衛隊を認めた社会党右派の村山富市くらいか。社会主義協会をはじめとする社会党の左派なんてKGBから金もらってるだけの寄生虫だった(笑)。

 今だってまともな奴なんているんでしょうか(笑)。

 日本のリベラルには時代の流れを読みながら現実を良くしようとする識見もなければ、知性もなかったということだと思います。
 こういうことは誰もが薄々とは感じていたはずですが、表立って指摘する人は少なかった。ダメなものはダメ、バカはバカ。そういう当たり前の議論がこの国には少ない。

●同じ右翼でもイタリアと日本ではずいぶん違います


 選挙も序盤の情勢が出てきましたが、各紙の見出しによって受ける印象はずいぶん違います。

newsdig.tbs.co.jp

 『自民単独過半数割れ』を最初に持ってくるのか、『自公で過半数維持』というのでは全然印象が違います。

www.yomiuri.co.jp

 『裏金議員の半数が選挙区で苦戦』と言ってますけど、裏金議員の半数も選挙区で優位、ということですよね。その方が驚きです。この国の国民は裏金議員を半分も当選させちゃうのか。

www.nikkei.com

 選挙の結果はまだまだ分かりません。
 スキャンダルまみれの自民や維新が減り、立憲が増えるのはそうなんでしょう。とにかく自公を減らして与野党伯仲にしないと政治は機能しない
 昨日 第二自民党こと維新の代表、馬場が演説しているのを見かけましたけど、居るのは警官と関係者だけで観客なんて10人もいませんでした(笑)。選挙違反や汚職ばかりの維新なんて冗談じゃない。

 だけど自民の公認を受けられなかった裏金議員は当選したら自民に戻るのでしょうから、全然楽観視できるようなレベルではない。
 共産党は、減るという説(JNN)と現状維持(読売)と別れています。いずれにしても小選挙区の立候補者は217人と立憲より多いのですから、供託金などで選挙後は深刻な財政難に陥ることは間違いない。赤旗はあってもいいけど(笑)、あんなファシスト連中は要りません。
 今回の選挙で共産党をはじめとした時代遅れの戦後リベラル=限界左翼の衰退がもっとはっきりすれば、それはそれで将来の希望になる。現実を見ようとしないあの連中は社会の足を引っ張っているだけでなく、何よりも未来がない(笑)。

 東京の選挙区の様子を見ても『え、こんな奴が』と思えるような裏金議員(丸川やカニメロン菅原)や大崎のスターバックスでの朝食を政治資金で払ってた世襲議員(石原)が当選圏内で争っています。

 まさかカニメロンが復活しちゃうんでしょうか??

 それに統一教会ズブズブの萩生田だって当選しちゃう可能性がある衆議院選挙:衆院選の序盤情勢 東京・選挙区…7区は松尾・丸川・小野が譲らず : 読売新聞

 もうひとつ 各紙共通しているのは『れいわ、参政党、日本保守党』などのペテン師集団陰謀論をまき散らすポピュリズム政党が議席を増やしそうだ、ということです。

 特に候補者を100人近くも擁立しポスターも結構目にする参政党の金はどこから出ているのか不思議です。政党助成金はあるにしても、それだけで賄えるとはとても思えない。

 世の中が複雑になりすぎてしまって、どうしてもアホな陰謀論に惹かれる連中は出てくる。それはそれで仕方がないけど陰謀論に惹かれる人たちは所詮は使い捨ての駒です。
 金持ち減税はするけど労働者向けの政策は殆ど何もしないトランプに投票する労働者が典型ですが、そういうことにいい加減気づけよ、と呆れるのも事実です。ある意味自業自得なんだよな。


 もともと ボク自身は保守的な人間、と自負しています。保守というか面倒くさいことは嫌だ(笑)。

 本当は仕事でも新しい人にどんどん会わなければいけないんですが、この5,6年で本当に嫌になった(笑)。そんなことをやっても面白くもないし、ためにもならないんだもの。相手だってボクなんかと話して面白いとも思えないから申し訳ないし。
 昔は広い世界には自分が知らない面白いものや興味深い人がいるのではないか、と希望を持っていたこともありましたが、いい歳こいて目星がついた(笑)。諦めた。

 政治だって、店だって、ガジェットだって、人間関係だって、新しいものにはそれほど興味がありません。どうせバカか嘘つきだろう、と思ってしまう。
 特に『改革』とか言っている政治家なんて例外なく、与野党問わず全員嘘つきじゃないですか。
  
 しかし新しいことに触れて脳に刺激を受けないとボケる、のも確かです(笑)。だからボケ防止で、自分が好きなもの=食べ物と映画、音楽、本だけは意識して新しいものに触れるように心がけてはいます。前衛ではあり続けよう(笑)。本当は食べ物屋も新しいところへ行くのは面倒臭いのですが、コロナでだいぶ店のストックが減ってしまった。

 ということで、、新規開拓で近くの中華へ行ってきました。知り合いから『美味しい』という話を聞いた店で、昼も夜もいつ、前を通っても満員です。

 おまけに秋元康が雑誌で書きやがって、余計に客が増えているらしい。毎度のことながら迷惑な話です。

慶 Qing|秋元康がハマる広東料理の穴場、学大の“町中華” | GOETHE

 初めてだったのでコースをお願いしました。代表的なものが出てくるからです。

 最初は鶏レバーの老酒漬け
 これは多くの人が頼むらしい料理で、確かにおいしかったです。この店はマグロの老酒漬けもあるそうで、次はこちらも食べてみたいと思います。

 鯛のサラダ、ゴマソース掛け
 これも上品な味付け。

 店の中はこんな感じ。黒板にはおいしそうなものがいっぱい書かれています。

 旦那さんと奥さんが二人でやっている小さな、庶民的な店です。6テーブルくらいしかない。

 よだれ鶏
 普通は激辛の味付けですが、それほど辛くない。甘辛い。たれを嘗めちゃうくらい(笑)。

 水餃子
 よだれ鶏のたれをつけて食べるそうですが、ボクはその前に嘗めちゃったので別添えでまた出してくれました(笑)。

 エビの春巻き
 大葉を巻いた中身はぷりぷりでした。

 魚の蒸し物
 ハタ(アズキハタ?)ですから、身はホクホク、おいしいです。勿論 頭まで(笑)。

 魚の汁と一緒に、と言ってご飯も出てきました。魚よりこちらの方がおいしい(笑)。

 黒酢
 この料理はたいてい豚ですけど、最近 鶏が増えてきたのは良い傾向だと思っています。この方がさっぱりしていますから。

 自家製の焼き豚にエビと具が沢山入った五目炒飯
 料理人の腕がもろに出る料理ですが、パラパラ感と適度にしっとりしていて、おいしかったです。

 タピオカミルクかな。

 街場の店ですが、誰でも食べやすい上品な広東中華でした。個人的には、もうちょっとパンチがある料理の方が好きですが、安くて美味しかった。ただ秋元康のせいで(怒)(笑)、予約が大変なのが玉に瑕です。