特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『アベグジット』と『0323再稼働反対!首相官邸前抗議』&『#0323官邸前大抗議行動』

今週 春分の日に大雪が降るなんてびっくりしました。
せわしない、安定しないお天気ですが、いかにも春らしいと言えば、そうなのかもしれません。ただでさえ春は、年度末の変わり目に異動やら、衣替えやら、健康のことやら、人間がアクセク、ジタバタしています。色々なことがあるけれど個人にとっては大変なこと、納得できないこと、ショックなこと、不条理なこともあります。ボクも齢を取ってくると(笑)、この世界は我々が期待するほど理屈が通るわけでもなければ、公平でもないことは判ってきました。それでも絶望してしまうには世界は広すぎるとも思えるんです。我々にできることは日々の暮らしの中で少しでも歓びになるようなものを見つけながら、一生懸命過ごしていくことなのでしょう。日常の中で何気ない歓びを見つける力こそが生きる力なのかも。
●日常の何気ない歓び(笑):小龍包と今朝の桜



さて、2月に支給された公的年金で、およそ130万人の受給者について支給額が本来より少なかったそうです。日本年金機構が書類を大きく変更し、受給者が控除に必要な申告書に気づかなかったことなどが原因だそうですが、データ入力を委託した業者のミスで6万7000人も影響を受けたこと、また業者が勝手に中国の業者に入力を下請けに出したことが問題になりました。

年金情報、中国業者に 都内の業者、契約に反し入力委託 :日本経済新聞


支給ミスはいつもの通り国民の利便性を考えない役所仕事が悪いわけですが、中国の業者に入力の下請けを委託したことが叩かれているのが気になりました。もちろん契約では再委託を禁止していたようですから、それはまずいわけですが、再委託が判っていても年金機構は業者に依頼し続けた。つまり問題はデータ入力のような作業ですら国内でやることが難しくなっているということです。


今週 原宿の洋服屋で洋服を頼んだら納期が1か月半と言われました。例年でしたら3週間くらいなので理由を聞いたら、『今まで多くの業者が中国の工場に加工を委託していたが、最近は人件費の値上がりで国内の工場に委託するようになっている。だが既に国内の工場は大方 潰れてしまっていて、まだ残っている工場は非常に混んでいる。』ということでした。


昨年 大連に行ったとき、株式市場の事務作業など日本のインフラが想像以上に中国で請け負われていることに驚いたのですが、今の日本は基本的なことも自国内で維持できなくなっています。コンビニの店員さんやビル工事の工員さんが外国の人ばかりなのを見たって判りますよね。データ入力もコンビニも洋服も介護も建設も今の日本は外国の人頼みなんです。
大前研一が『このまま行けば日本は、ポルトガルやスペインのように400年衰退する、そういう長期没落が続く国になる』と言っていました⇒【大前研一「2018年の世界」】世界中が「低欲望社会化」する中、日本は美しい衰退に向かう - biblion ビブリオン|知的好奇心をくすぐる読み物サイト。ボクは大前研一なんか全く!評価していませんが、これは正しいと思う。


22日朝の日経1面に、中国が国際特許出願数で日本を抜いて世界2位になった、というニュースが載っていました。

特許の国際出願、中国が日本抜き2位 昨年、4万8882件 :日本経済新聞


今や単純作業から知的分野まで日本はどんどん凋落の一途をたどっています。それだけなら国の規模もありますから仕方は無いかもしれませんが、問題は日本人がそれを自覚していないこと。少子高齢化はちっとも対策が取られないし(家事をする男が増えたなんて話はきいたことない)、国民の実質賃金は下がる一方です↓。にも拘わらず、美しい国とか日本サイコーとか言ってる総理大臣やネトウヨもどきの国会議員がいまだにのさばっている。ちびまる子ちゃんが『トモダチに国境なんて関係ない』と言っているのにすら文句を言っているような白痴が国会議員(自民の和田政宗)ですよ。インフルエンザのようにアホが蔓延しているだけでなく、根本的な重要課題から、多くの人が目をそらしている
●再掲 各国の実質賃金の推移


今日は株価が一時 1000円も下がりました。このところの株価の急変で、アベグジットABE・EXIT)という言葉が金融市場で囁かれるようになりました。安倍晋三の終焉、ですね。安倍晋三の5年間は実質賃金が下がり、経済成長率は下がり、財政の借金が膨らむ一方、機密保護法や安保法制が強行採決された5年間でした。官僚組織やマスコミを始めとした国家のインフラ、それに『嘘をつかない』という最低限のモラルすらを破壊した5年間であるかもしれません。安倍や佐川だけでなく、稲田、金田と安倍内閣と関係者は嘘つきだらけですよね。これで株価も戻ったら、文字通りすべてが水の泡。
この後始末は大変です。野党じゃ無理だし、金融緩和の後始末は誰がやっても10年くらいかかるかも。でも、だからこそ、今の政権はそろそろ終わりにしなくてはなりません。ボクは次期総理はパンダや子犬を希望しますが、岸田でも石破でも誰でもいいです。今の政権を終わらせなければ、新しい時代を始めることすらできない、のですから。



ということで、今週も官邸前抗議へ。#金曜官邸前抗議
今日は先週と違って天気が保ちましたから、ホント良かったです〜。午後6時の気温は13度。参加者は2300人、ダブルヘッダー組がいるからなんですが、多い〜。今日のコールは『安倍 辞めろ』が心なしか多め(笑)。先週は警察の過剰な警備が散々ネットで叩かれてましたから、今日は連中の対応も心なしかソフトだった気もします。
●抗議風景







今日はまともな避難計画もないまま、福岡からほど近い玄海原発3号機が再稼働されましたが(怒)、昨日は福島地裁いわき支部で、東電に原発避難者に対して追加支払いを命じる判決が出ました。

<原発事故避難者集団訴訟>福島地裁いわき支部も東電に賠償命令 | 河北新報オンラインニュース


判決は東電の責任を認めたものですが、判決は東電に過失はあったが、重過失ではない?ということにしています。したがって賠償額も請求が120億円に対して、たった6億です。これだけの避難者が出ている事件で重過失じゃないって理解できない。裁判長が東電の責任を認めたのは良いことですが、どうなってるんでしょうか。



更に7時半からは、森友学園の文書改竄に抗議する官邸前抗議=#0323官邸前大抗議行動です。#0323官邸前大抗議行動


6時半から官邸前抗議が始まり、途中から人がどんどん増えてきます。ボクがいる記者会間の前あたりは7時には立錐の余地も無くなりました。年齢層は先週に引き続き現役層が多い。普通の人たちばかりです。特にボクの周りは6対4くらいの割合で女性の参加者が多かった。みんな口々に安倍夫妻の悪口を言いながら警察を押しのけて列に入ってくる(笑)。特に女性の間で安倍の人気はがた落ち、もはや生理的に嫌われているレベルだと思いました。女性は世論のインフルエンサーになる可能性が高いというのは世論調査の常識です。これ一つとっても安倍の終焉は近いと思います。
呼びかけの有志の人たちは今週からStand For The TruthStand For Truth (@StandForTruthJP) | Twitterと言うネーミングになりました(笑)。顔ぶれを見ていると元SEALDsの奥田くんたちや未来公共の若い人たちと反原連などミドルの混成軍みたいな感じでしようか(新しい人たちも加わっています)。これから金曜は官邸前で抗議を続けるそうです。ボクは夕飯の支度があるので、さすがに毎週は無理(笑)。
●抗議風景2「佐川じゃなくて安倍が辞めろ」、「責任取れよ」





マスコミでは先頭でコールしている人たちの映像が使われることが多いですが、静かにコールしたい人もいる、普通の人が多く参加していることを示した方が良い、という、アメリカから映画評論家の町山智浩氏まで加わったネット上の議論があって、今日から3つのエリアに分けて抗議することになりました。ここいらの臨機応変さ、スピードは既存の市民運動とは全然違います。

●抗議風景3 。時間を決めて、キャンドルライトなどの光り物😄を使っての抗議が呼びかけられました。






政治家(立憲、共産、社民)、サラリーマンや公務員、学生などの市民、様々な人のスピーチとコールが織り交じった抗議でした。ボクが帰宅した今も抗議はまだ続いています。 先週よりちょっと減りましたが今日の参加者も1万人だそうです。安倍晋三が退陣しない限り、抗議は続いていくでしょう。大声出したつもりはないんだけど、喉が枯れた〜(笑)。

森友文書改ざん:ラップのリズム 首相官邸前でデモ - 毎日新聞