日曜日は、『黄金のアデーレ 名画の帰還』映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』公式サイトを見て圧倒されました（名作です）。そのあと気持ちを何とか切り替えて（笑）、銀座でデモに参加してきました。土曜日に続いてダブルヘッダー、SEALDsと学者の会が主催する安保関連法の廃止を求める集会＆デモです。SEALDs
いつも通り集会からではなくデモから参加しようと思って、日比谷公園に着いたのはデモの出発時間です。ボクが野音に着いた時はまだ、古謝美佐子氏が蛇皮線を抱えて歌を歌っていました。ネーネーズのあの人です。懐かしいなあ。ボクは日本のフォークソングは大嫌いですが、こっちは嫌いじゃないんです。なぜなんだろう（笑）。地に足がついているというか、嘘くさくないからですかね。
今日の集会では福山哲郎や志位和夫などの政治家だけでなく、国会前に続いて石田純一氏も来たそうです。また名護市長の稲嶺氏と女優の大竹しのぶ氏のスピーチも読み上げられました。
●根性ありますよ。偉い。
古謝氏の演奏が終わった後 デモの出発です。集会の時間が長引いたため、SEALDsの第1梯団、高校生の第2梯団はもう出発してしまっていました。しまった〜。いつもどおり早足で歩いて、前に追いつくことにしました。参加者は昨日の3000人より遥かに多い。野音に集まった人は主催者発表で4500人だそうですが（そもそも野音にはそれくらいしか入らない）、外でデモ待ちをしている人が大勢いたし全部で梯団が１０あったそうですから、参加者は1万人近く居たと思います。マスコミの空撮用のヘリも飛んでいましたし、ＮＨＫも日曜6時のニュースでも取り上げていました。
●集会を報じるＮＨＫ、毎日、共同通信、ＴＶ朝日、朝日新聞
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151206/k10010331761000.html
ＳＥＡＬＤｓ：銀座をデモ行進 「憲法守れ！」と数千人 - 毎日新聞
http://this.kiji.is/46169942446360060?c=39546741839462401
安保関連法制の廃止求め 学生や学者ら銀座をデモ
http://www.asahi.com/articles/ASHD262PKHD2UTIL040.html
●毎日動画ニュース（良いです）
毎日動画
●抗議風景
●今日のコース
主催はSEALDsと学者の会ですが勿論反原連の人も大勢いるし、例の『総がかり』（社民系と共産系の平和団体が合体した反安保法の組織。頭はあまりよくない）や労組なども加わっているようです。歩き出した当初の梯団は組合系なのか高齢の人が多く、いまいち盛り上がりに欠けます。まあ、いいんですが（笑）、とりあえず早足で歩いてドラム隊が居る第3梯団に追いつきました。こちらはリズムがある分だけ、活気があります。やっぱりリズムや音楽って大事だと思います。人間の感情を湧き起こしますからね。ちなみに終着地に着いたころには、ボクが追い抜いた梯団も終着地に着くころには活気あふれるグループに変わっていました。どの梯団もそうだったので、ちょっと感心しました。この日のデモのいい雰囲気を象徴していると思います。
●抗議風景2
歩いている途中、警察の車が数台、猛スピードで前の方へ走っていきました。逮捕者が出たのかと心配していたら、右翼の街宣車が横から突っ込んできて第1梯団のサウンドカーを通せんぼしたそうです。何が右翼だよ。連中は右翼の名をかたった売国奴です。昨日もコールをしていたＵＣＤ君が慌てず騒がずラップをかまして、対処した姿がネットに挙がっていました。
●梯団の先頭に居る小林節 慶應名誉教授。彼も昨日に続いてダブルヘッダーです。何十年ぶりに近くで見たのですが、ずいぶん痩せました。以前はこんな柔和な表情をする人ではありませんでした。
●コール風景。『民主主義ってなんだ』、『選挙に行こうぜ』
●この人はデモをしながら、安倍人形をピコピコハンマーでたたき続けていました。参加者に大ウケ（笑）。
解散場所では、さっき野音で『戦争法の廃止を求める2000万人署名に協力してください「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」にご協力お願いします！ | 戦争させない・９条壊すな！総がかり行動。それに来年の選挙で自民と公明の議員を落選させましょう。』と言う締めの挨拶をしたばかりの、学者の会の佐藤学東大名誉教授が自ら、交通整理をしています（笑）。この手作り感、いいなあ。自ら身体を動かす名誉教授、偉いですよ。こう、ありたいもんです。
来年3月にまたSEALDsと学者の会で、新宿で大規模な街宣をやるそうです。安倍は否定していましたが、マスコミから聞いたボクの情報では（笑）、連中は来年のダブル選挙を狙っています（今夏からそのつもりだそうです）。ダブル選挙で消費税を延期し政権を維持、改憲にまでなだれ込むという戦略、と聞きました。時間がないんだから、野党はしっかりしてほしいです。そのためにもボクらが声を挙げないと。
●終着地付近にて
