穏やかな天気となった土曜日、銀座で原発反対のデモへ行ってきました。
沿道の人の目がありますから、デモへ行くときは一応、小奇麗な恰好をしていこう(笑)と思ってるんです。でも、お天気が悪いとそういうわけにはいきません。今年の夏のデモや集会は雨続きで、とてもそんな感じじゃありませんでした。遅ればせながら(笑)、良かったです。クローゼットから出したばかりの紺のコートと真っ赤なセーターを羽織って銀座へ出かけました。え、それより中身が問題だって(笑)?
KEEP CALM AND NO NUKES 反原発★1205 銀座大行進 | 首都圏反原発連合
日比谷野音で集会をやってからデモ行進ということでしたが、ボクは他人の話を聞いているだけの集会は嫌いなので(笑)、デモから参加しました。やっぱり主体的じゃなくちゃ(笑)。集会では脱原発を掲げる城南信用金庫の吉原氏や小林節氏、政治学者の中野晃一氏、それに民主、共産、維新、生活、社民の政治家がスピーチしたそうです。吉原氏はビジネスマンらしく言ってることは論理的だし、現実的です。
●この本の内容には8割がた納得しました。良い本でした。
- 作者: 吉原毅
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2014/04/08
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デモの集合場所の日比谷公園は見事な紅葉でした。東京の真ん中でこんな立派な紅葉になるとは思いもよりませんでした。
今日のコースはこんな感じ。日比谷公園から経産省、中部電力、九州電力、東京電力を通って銀座を抜ける、巨悪に抗議するフルコースです(笑)。
最初は一番後ろの梯団で歩き始めましたが、行進しているうちに先頭までたどり着いたので全貌が見られました。今日の参加者は主催者発表で3000人。ボクが見た感じでも3000〜4000人くらいでしょうか。主催が反原連だけあって、目障りな組合などの幟が少ない。自発的に来ている個人ばかりなんでしょう。それにしても団体の幟とか持ってくる人ってどういう頭の構造なんでしょうね。沿道にメッセージが伝わるわけじゃない、むしろ排他的にも見られるし、参加者としては見通しが利かないし、ジジイは疲れて直ぐ斜めに担ぐから危ない。はっきり言って邪魔、迷惑です。おまけにそういう連中は概して、やる気がないものです。
●日比谷公園にて
●抗議風景
後ろの方の梯団はシュプレヒコールが流れるトラメガだけで、音も控えめだったんですが、参加者が自発的に声を挙げています。組合などの動員の連中が多い時はこうはいきません。やっぱり参加者のやる気が違います。いいなあ、と思いました。
早足で前の梯団へ行くとサウンドカーが先導しています。乗っているのはお馴染みのラッパーECD氏とSEALDsのラッパーUCD君です。トラックを流しながらラップでコールしています。こちらは圧倒的に活気がありました。
●ECD氏のツイート。さすがです。
●抗議風景2
『民主主義ってなんだ』、『これだ!』など従来のコールも健在です。参加者のノリやウケに合わせてECD氏がコールを微調整していきます。が、新しいものもありました。再稼働に反対する朝日の社説をラップにしたり、『原発要らない奴は手を挙げろ』これで参加者の手がさっと挙がるところは壮観でした。
●原発要らない奴、手を挙げろ!
音楽、リズムがあると自然と声が出てきます。自分でも驚くほどです。ここからはビデオ中心で行きます。現場の活気をお伝えするには文字では辛い。短いですから、ぜひ聞いてみてください。
●原発やめろ!再稼働反対!楽しそうでしょ。楽しかったよ!
●元祖、ECD氏の『言うこと聞かせる番だ!』+『Fight The Power』(SEALDsのスタイルはこの曲のPVをパクったそうです)
●抗議風景3
この日の人数は最盛期とは一桁違うけど、原発に怒ってるぞという声を継続的に可視化しておくのは必要なことだと思います。何よりも、うららかな初冬の日差しを浴びて銀座の目抜き通りをデモするのは楽しかったです。主催者の人たちやECD氏やUCD君には、ありがとう、と言いたいです。楽しければ続けられるし、加わってくれる人も増えると思います。
●ECD氏(右)とUCD君。終着地で『また明日〜』(明日は反安保法案のSEALDsデモ)、『ありがとう〜』と参加者と声を掛け合って恰好良く退場しようとしたら急ブレーキで二人はずっこけて、皆で大笑い(笑)。
●ECD氏の新譜。SEALDsのことを歌った曲も入ってます。
- アーティスト: ECD
- 出版社/メーカー: P-VINE RECORDS / Final Junky
- 発売日: 2015/11/04
- メディア: CD
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