特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

官邸前で納会を(笑):★12.28 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

昔の特撮番組『サンダーバード』、『謎の円盤UFO』の製作者、ジェリー・アンダーソン氏が亡くなったそうだ。あの、人形がカクカク動く、メカが一杯出てくる、あれですよ。子供のとき 一杯楽しませてもらったし、大人になってから買ったDVDは今見ても楽しいです。合掌。
http://news.goo.ne.jp/article/crankin/entertainment/crankin-2232702.html

                                    
トモダチ作戦で仙台沖で空母に乗ってた米兵が情報隠しで東電を米連邦地裁に提訴したそうだ。確かに3月14日時点ではまだ何も放射性物質漏れの公式情報がなかった。ボクだって(日本のマスコミではなく)CNNで空母が仙台沖から逃げ出したという記事を読んで初めて、『マジでやばい』という確証を持ったくらいだ。渚にて2 - 特別な1日(Una Giornata Particolare) 東電の情報隠しで被曝した彼らが提訴するのは当然だろう。がんばれ〜。これがアメリカで有罪になったら日本もどうするのかね(笑)。被爆した日本人は8人どころじゃない。自国民には傲慢だが外圧には弱いニッポン政府、楽しみだなあ(笑)。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701001472.html

                                                      
それにしても『日本未来の党』の分党はあきれるというか、案の定というか、まさかというか。がっかりしたなあ(笑)。いつもの小沢一郎のやり口なのか、嘉田氏の調整能力不足なのか、詳しい事情は良くわからない。本気で目的達成を優先していればやり方の違いはたいていは解決できるはずなのに、とボクは思うのだが甘いのだろうか。ただ、これで小沢一郎は国民への信用と言う点で致命的なダメージを受けたと思う。彼はジ・エンドかな。
この件だけでなく、今の政治家、政党が多くの人々の意見、利害を代表しないものになっていることが日本の大きな問題、だと思う。世の中のマジョリティが無党派なのは自民党も労組も多くの国民の意見を代表しているわけではないからだ。実際今回の選挙でも自民党の得票数が従来より増えているわけではない
これをどうしたらよいか。世襲議員松下政経塾フツーの社会人として通用しない人たち)(笑)ばかりのアホな政治家と、他人任せの国民、両方の問題だから一朝一夕な簡単な解決策はないと思う。
小選挙区制はダメっ(国政は全国比例区一本でいいじゃん)、投票率を上げる仕組み(棄権したら税金上がるとか)(笑)を入れなきゃダメっ、などの問題点は明白になっていると思うけれど、黙ってたら何もかわらないだろう。だから、 市民が直接 意思表示することの重要性はますます増している、とボクは思います。
                                           
                         
ということで官邸前へ(笑)。★12.28 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合
2週間ぶりに行くと、久しぶり〜という感じがする。だけど安倍ちゃんが分不相応に内閣なんてものを作っちゃったんだから、そりゃあ、歓迎してあげなくちゃ。意地でも抗議しに行くわ(笑)
行く前は今日は雨だし、この2,3日は今年最強の寒波だし、人数は少ないだろうと思ってた。ところがぎっちょん、最近の中では参加者はむしろ多いくらい。確かに開始当初は人影もまばらだったけど、1時間を過ぎるころには官邸前の参加者は5000人くらいになってた(国会前とあわせて主催者発表8000人)。このクソ忙しい年末の、雨の夜に、ですよ。実際 この日抗議活動が行われたのは39都道府県79箇所だそうだ(赤旗調べ)。全然 勢いは衰えていないじゃないか。
もちろん、みんな 頭に来ているからですよ。ざけんじゃねえ(笑)。

経産省前テントは健在

●雨の中の抗議



●安倍NO!


                                 
最初にスピーチに立ったのは共産党志位和夫。演説は相変わらず上手い。かって共産党の国会質問に対して安倍が『原発電源喪失なんか起きないよう万全の手を尽くしています』と答弁したのを持ち出して、あたりは盛り上がる。でも、そのあとボクの近くで『だけど、口だけなんだよな〜』という声が挙がった。って志位のことだよ。
次にスピーチに立ったのは社民党福島みずほ。『一緒に頑張っていきましょう』と呼びかけるけど、いまいち盛り上がらない。
この日は原発反対のシュプレヒコールは、いつもより熱いくらい。それなのにこれはどういうことかというと、現実を変えるには共産や社民だけではダメだ、と多くの人が判ってしまったからだと思う。
都知事選が良い例だ。最初に宇都宮氏を都知事候補に担いだのは社民党だったそうだ。そのあと共産党も珍しく大人の態度を見せて相乗りした(勿論 未来も)。だが社民や共産の組織は相乗りということで揉めて現場はあまり動かなかったそうだ。
結果はご承知のとおり。宇都宮氏は候補としては申し分ない人だと思う。それなのにああいう結果になった理由は準備期間が少なかったこともあったが、社民や共産だけでは多くの人を共感させる力はもう、ない、ということだ。みんな、そのことをわかっているのだ。

●最前列の抗議風景


               
                                              
じゃあ、どうする?てことなんだけど。
だからこそ、直接 意思表示するんだよ! 味方になる政党の力は喜んで借りますよ。だけど結局は自分でやらなければダメなんだよ。他人任せにしたら、後で文句を言うのが関の山なのは、もうわかってるもん。
時間はかかるかもしれないけれど、そういう声が大きくなっていけば自然と政党・政治家に繋がる回路は開いていくと思うんだよね。


そういうことをつらつら考えながら大声を挙げていたら、少し声が嗄れてしまった。声を挙げると少しはあったかくなるし(笑)。でもね、なんとなく希望一杯、やる気一杯ですよ。とりあえず声を出すと人間、元気になるじゃない
これが今年の抗議納め。こういう納会があってもいいでしょう(笑)。

●お母さんと抗議に参加した子供。国会議事堂前にて。ボク、お疲れ様〜