特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

欲ボケジジイも、原発も、さようなら:10.26大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

尖閣を巡る中国への挑発などで日本に多大な損害をもたらした国賊石原慎太郎都知事辞任は大変めでたい限りだ。この時期での新党は要するに、自分のドラ息子が自民党総裁になれなかったら、だろう。このジジイが相変わらず責任感のかけらもなく、私利私欲を優先するのにはある意味感心する。
「立ち上がれ」だか「立ち枯れ」だか知らないが、棺おけに片足突っ込んだジジイ政治屋連中を集めて新党を作るらしいが、そんなヒマとカネがあるんだったら、一同揃ってフクシマ第一の廃炉作業に行けばいい。石原が今まで日本にもたらした害悪のことを考えれば、それくらいのことはしても罰はあたらないだろう。 大衆におもねることしか能がない石原の売名行為で蒙った東京都の損失新銀行東京の損失や銀行への外形標準課税の賠償金などは私財ででも賠償してもらいたいもんだ。だいたい、まともな人間なら80歳にもなったら後進に道を譲るとか、誰かのサポートに徹するとかがフツーだと思うのだが。
あ、まともなわけないか(笑)
                                                   
先日 原子力規制委員会が発表した、原発が大事故を起こした際の放射性物質拡散予測マップがずいぶん大きく報じられていた。確かに理屈では判っていても、地図で見るとインパクトがある。 一発事故が起きたら全滅しかねない、松江や新潟、福岡(玄海があんなに近いとは知らなかった)の人はどう考えているだろう。
原発乞食の敦賀市長や福井県などは「公表の仕方がおかしい」とかわけのわからないことを言ってるが、まともな首長なら住民の避難対策を考えるほうが先だろう。避難道路が限られているとか、積雪期の問題とか検討すべきことはいくらでもあるはずだ。というか、原発を受け入れるときに、避難路くらいのことは考えるのがフツーだよな、マトモな知能がある人間なら(笑)。
拡散予測は別に驚くような話ではないし、そもそも発表された基準は1週間で100μシーベルトという高い値がベースだ。従来のように何も出さないよりはマシだけど、事故発生時の被爆基準である年20μシーベルト、一般人の被爆基準である年1μシーベルトでの拡散も発表しないと意味がない、ということを何でマスコミは報じないのだろうか。
もちろん当日の天候・風向き次第で被害は全然変わってくる。だから、この予測マップはミニマムの話として国民全員が覚悟しなくてはならないのではないか。3・11のとき チェルノブイリのことを考えたら原発から200キロは離れていないと安心できない、とボクは考えた。降雨によるホットスポットや食べ物のことを考えたら、結果として、それだって正しかったのかどうか自信がない。 みんな、明日は我が身じゃないの?
                  
                                 
ということで今週も官邸前へ ★首都圏反原発連合/全原発即時廃止キャンペーン | 首都圏反原発連合

<全国の抗議活動>
8/31 :40都道府県 80箇所
9/7 :40都道府県 82箇所
9/14 :41都道府県 87箇所
9/21 :43都道府県 99箇所
9/29 :44都道府県102箇所
10/5 :43都道府県109箇所
10/12:45都道府県113箇所
10/19:45都道府県121箇所
10/26:45都道府県115箇所
*ソースは赤旗(笑)


今日の官邸前の参加者は首相官邸前が3〜4千人くらい、国会前が2〜3千人、延べ合計で1万人弱くらいだろうか。
6時になったとたん、『再稼動反対』と抗議の声が挙がりはじめる。まるで歩道のあちこちから、文字通り声が湧いてくる感じだ。PAが壊れたら、自分たちで勝手なシュプレヒコールをやっている。皆 誰かに言わされているんじゃない。

文科省前、フクシマ子ども疎開訴訟の人たち:子どもや若者の命を考えない政治家は去れ


         
●官邸前



                                                       
●子どもの後姿

                                           
●警官の規制を摺り抜けて路上から自転車で抗議する人はどんどん増えている

                                   
●最前列


                                   
●赤ちゃんを抱えたお母さんがマイクをとった。フクシマからきた、このお母さんは甲状腺などの健康リスクに怯えながら毎日暮らしているが、国も県も全然サポートしてくれないそうだ。官邸前へ来て『今日 初めて 誰かが心配してくれていることがわかった』と涙ながらに語っていた。


                        
●国会前


                       
●道端でキャンドルを灯す人たち



                                 
官邸前は怒っている人が多いから、いつも盛り上がっているんだけど、国会前は比較的 淡々としている。特に最近は夏の頃ほど人がいるわけじゃないから、人がぽつんとしかいないエリアもあって、ちょっと寂しそうに見えたりもする。ここだけ見たら、反原発なんて『ただのブームだった』なんて週刊新潮あたりが言いそうだ(笑)。
だけど 今日始めて気がついたことがある。なんとなく疲れて座っているだけにすら見える人たちの近くへ寄ってみると、ぽつんと歩道に座っている人たちは遠くのシュプレヒコールに合わせて『再稼動反対』としっかり、声を挙げている。決して大声ではないけれど、確かに自分たちの肉声で、道端に座っている殆どの人が声を挙げているのだ。これには驚いた。と同時に 集まっている人たちの意志の固さに、ちょっと感動した。こういう小さな声が一番強いのではないだろうか。
                                     
●ぽつんとしたエリア:だけど、殆どの人が声を挙げている。

                  
●石原も原発もさようなら- - -

        
●今週の子どもたち:兄弟とお母さんで記念写真を撮っている


                                               
木曜の朝日朝刊で小熊英二氏が良いことを言っていた。浜岡の住民投票の件、中部電力の労組の圧力に負けて反対票を投じた静岡県会議員は過去からの延長線上でしか物事を考えられない時代遅れの代物だ、と評していた。まさにそのとおりだと思う。バカみたいに企業や組合、それに政党の命令をそのまま聞くような人はどんどん減ってきている。個人個人が組織の言いなりにならない強い意志を持ち始めているのだ。 官邸前へ来てみれば、それが良くわかる。