特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

春の宵に声をあげる(笑):★0329 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

先日 少子化による日本の人口減の進行具合がニュースになっていた。それによると

1 2040 年の総人口はすべての都道府県で 2010 年を下回る
2 2040 年には、65 歳以上人口が 40%以上を占める自治体が半数近くに

そうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130327-00000042-asahi-soci http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson13/1kouhyo/yoshi.pdf

もちろん原因は低水準の出生率だ。2012年の数値では1.39で、数値自体の低下は収まっているが母体数が減っているため少子化は進み続けているという。
「出生率 2012」の検索結果 - Yahoo!検索
それを受けて、官房長官の菅が出生率2.0を目標にしなければいけないかも、と述べたそうだが、そんなことができるだろうか。

フランス、北欧など出生率が高い国は子供への公的サポートが充実しているとともに、女性が働いている比率が高いことが特徴だ。託児所の充実、子供への手当て、男女平等自民党が嫌がっていることばかりだ(笑)。
いずれにしても日本と言う国は人口減によって衰退していくとボクは思っている。GDPが中国、インドに抜かれるのはあたりまえ、インドネシアやブラジルにも抜かれるという説もある。これは男女が平等で、企業ではなく国民の生活を一義にする社会を目指さなかった結果だ。女性に多くの負担を押し付けている社会では、子供を作る人が減っていくのは当たり前なのだから。
自業自得(笑)
少なくとも現在の20代、30代について言えば、男が家事をしないから日本は衰退するのだ(笑)。

それはそれで構わないけど(笑)これだけは言えていると思う。311以前の、原発作って、補助金ばら撒いて、役にもたたない箱物施設を作って、女性に家事や負担を押し付けて、という社会ではもう、やっていけない。限られたカネは国民の生活に必要な託児所、介護、医療、教育に廻さなくては日本の将来はないだろう。そういう生活上のニーズが満たされてこそ、国民が安心して働き、子供を産もうという社会にできるのではないか。
                                                                                                     
                

さて、今週も官邸前へ★0329 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合。抗議は今日で1周年だそうだ。最盛期に比べて人数が減ったとかいう声もあるが、実際は原発への抗議の輪は全国へ拡がっているのだし、他にも例えば保育所が足りないことをお母さんたちが杉並や渋谷などの各区へ抗議したり、安倍晋三自民党がなし崩しにしようとした発送電分離の期限を明示するよう指示を出さざるを得なかった、というニュースも流れているどれも官邸前抗議がなかったら起きなかったことだろう。

ちょっと注意をすれば世の中が変わり始めていることが判る。すこしずつだけど、信じられないことが起きているのだ。心のどこかではムダかもしれないとは思うけれど、それでもボクは声を出し続けるつもりだ。それくらいが狂信的にならない程度の良いバランスじゃないか、と自画自賛しています(笑)。


いつもは官邸前と国会前+ファミリーエリアに分かれているが、今日は1周年ということで官邸前一箇所+ファミリーエリアに集中。ボクは早めに着いたんだけど、人は多いし、熱気もムンムン。すごいすごい。抗議が始まっても、どんどん人は増えて、少なくとも8千人、1万人弱くらいはいたのではないか!(*主催者発表6000人、ボクのカウントは少し多すぎたかもしれません。列の長さと人の密度からすると8千は居たと思ったんだけど)。官邸前からぎっしりと人が並んで声を挙げている。最近の3000人くらいの人数に慣れていたので、ちょっと驚くくらいだった。
写真を見てもらうと先週までとちょっと違う人口密度の濃さと熱気を感じてもらえると思います。

●抗議が始まる前


●抗議風景





被災地の人、東京の人、フランスの人など様々な一般人に混じって 共産党の志位がスピーチ。『事故の収束宣言を撤回しろ〜』という話は相変わらず上手いとおもったけど、そのあと志位が20人ちかい背広の男たちに囲まれて、偉そうに引き上げていくのをボクは見逃さなかった(笑)。セキュリティの問題はあるのかもしれないが、これはかっこ悪いぞ!


そういえば先日 生活の党の森ゆうこ議員の追求で安倍が『事故は収束状態ではない』と答弁したそうだ(マスコミ、報道しろよ)。珍しく安倍がまともなことを言ったんだ(笑)。『収束』を口実に被災者への様々なサポートが打ち切られているのを考えると、つくづく野田という奴は許しがたいと思う。
●おつきに囲まれて引き上げる志位、だっせ〜!(おつきの数はこれで半分くらいです) 

●自転車とスカート(笑)



                                     
そろそろ暖かくなってきたせいか、子供連れのお母さんもちらほら見かけた。良い風景で、見ているだけで嬉しくなる。

                                 
事故が全然収束しないまま、政府は原発の再稼動とか新規建設とか寝ぼけたことを言い出している。怒っている人は大勢いるはずだ。
これから暖かくなってきて、また抗議はどんどん広がっていくのではないだろうか。

●ファミリーエリア

                   
帰り道、お花見がてら、庭に桜の木があるお店で夕食。満開の花はそろそろ散り始めたところ。白い花びらが雪のように舞い落ちて、白いじゅうたんが敷かれたようだった。そんな春の宵でした。


●今日の写真:官邸前でお母さんに抱っこされる子供