特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

また、これからだよ〜(笑):9.14大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

さて、毎週金曜官邸前へ出かけていると拙宅(笑)ですら、流石に『お前は何をやっているんだ』と半分あきれられる(笑)。夕食はちゃんと作っているし(笑)、ガタガタ言われる筋合いはないのだが、毎週毎週デモに行っているのには違和感があるらしい。とりあえず、お詫びしておく(笑)。何の役にも立たない強硬論しか吐けない石原慎太郎みたいにバカじゃないもん(笑)。
                                              
ボクは左右を問わず組織は死ぬほど嫌いだが、生粋のロックンロール・ファンとしては(笑)、個人のデモに違和感なんて全くない。イラク戦争が始まったとき、パティ・スミスがいち早くホワイトハウス前の反戦デモに参加して、メガホンで『People Have The Power』を歌っていたのはマジしびれたし、ブルース・スプリングスティーン原発反対コンサートの『NO NUKES』(1979年だ!)に出演したり、世の中から無視されて孤立していた頃のヴェトナム帰還兵を支援するコンサートをしたり、大統領選直前の激戦州でアンチ・ブッシュのコンサート『Vote For Change』をやっているし、ポール・ウェラーだってスタイル・カウンシル時代は反核運動や反サッチャー運動に積極的に関わっていた。レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンはマイケル・ムーアに撮らせたPVでウォール街でゲリラ演奏かまして逮捕されたぞ(笑)。
                                           
ロックンロールが本気で好きだったら、世の中でおかしなことがあったらデモくらい行くのは当たり前だろう(笑)、フツー。
*もちろんヒップホップファンでも、パンクファンでも、クラシックファンでも結構です(笑)。モーツァルトもベートーベンも登場したときはパンクだったんだから。
●NO NUKESのライブCD(スプリングスティーンジャクソン・ブラウン、ドゥービー・ブラザースなどが参加)

No Nukes

No Nukes


                                               
今日 政府が出した『革新的エネルギー・環境戦略』は原発ゼロの目標時期が2030年代と不明瞭&遅い、核燃サイクル廃止を言っていない、など全く問題外の代物だ(笑)。だが それが報じられたとたん、新聞などでやたらといろいろな懸念(笑)、特にアメリカの懸念とやらが伝えられるようになってきた。
発言元はクリントン国務長官に、エネルギー省副長官、12日の日経や今日の9時のNHKニュースでは突然 保守系の民間シンクタンクCSIS)の意見まで大きく出てくる始末だ。だが内容はいずれも懸念と言うだけで具体的な理由が殆ど書かれてないところが、これまた怪しい(笑)
                                                                     
核燃料の再処理を請け負っている英仏が何か言うのはわかる。単純に金儲けのネタだから(笑)。だけどアメリカは民生用原子炉の大手2社のうちWHは東芝リーマンショック前の高値で売りつけたし東芝、バ〜カ)(笑)、機を見るに敏なGEは原発をあきらめている。その一方 アメリカは技術面では軍用原子炉の会社をしっかり自国内にキープしている。だから今のアメリカが日本の原発にこだわる理由はボクにはさっぱりわかんない。 まさか、アメリカでやっていない核燃料再処理を日本に押し付けるつもりじゃないだろうな!あ、アメリカ様、日本には核燃サイクルなんかできっこないから安心してちょーだい(笑)。
要するにガイコク(アメリカ)の懸念ってやつは湾岸戦争当時の『SHOW THE FLAG(外務官僚のでっち上げだったらしい)と同様、何故だか原発がないと困る官僚がリークしているだけではないのか。完全にパターン読めてるじゃん(笑)。
                                                     
これからも訳のわからない正体不明の『懸念』がボーフラのように湧いてくるだろう(笑)。国民がいかに自分の頭で考えられるか、それが試されるのだと思う。あと、出来もしない核燃サイクルがないと困るとか言ってる青森県の知事とか六ヶ所村の村長。実に恥ずかしい奴らだ。首長のくせに、補助金と電力会社の被曝つき下請仕事がないと生きられない村でいいのか。自分で自分の未来を考えてみるということができないのか。こいつらとか福井県の知事とか、こういう輩を『原発乞食』って言うんだろう。
                                           
                                          
ということで、今日も官邸前へ(笑)。9.14大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合
木曜日にカレーとサラダを作って、朝 家を出る前に炊飯器をセットしておいた。これなら帰宅して5分でおさんどんの準備は完了だ。ちなみに主夫としてはカレーはルーなんか使わずに肉からとったスープストックとカレー粉で作ってます(笑)。
                                           
なぜか官邸前抗議に好意的な(笑)赤旗によると、今日も全国41都道府県87箇所で抗議が行われたそうだ。原発反対 あす各地で


●文部省前:福島の子どもたちの集団疎開を訴える人たちは週を重ねるごとに増えてきている

●今日のご案内

●始まる前

●始まった。


                                      
今日の参加人数はざっと数えて官邸前1万人強、国会前6〜7000人、経産省別館前他で1〜2000人、計2万人くらい、延べでは2〜3万人と言ったところだろうか。先週よりまた少し減った感じだが、客層は良くなっている感じがする。団体、党派は一段と少なくなった。夏休みが終わったせいか子供連れも少なかったが、参加しているのは一般の人ばかり。特に会社帰りにふらっと寄ったという感じのOLさんが増えていたのが印象的だった。男共も少しは頑張れよ。(笑)。
                                            
だから官邸前の熱気はぜんぜん変わらない。6時になると同時に『再稼動反対、原発いらない、人事案撤回』というシュプレヒコールが始まる。
官邸前でボクが好きなのは拡声器の故障などでシュプレヒコールが途切れると、人の列の中から直ぐ、『原発要らない』という声が自然に湧き起こってくるところだ。その場に居ると声が沸き起こる瞬間は感動的だ。こんな風景は官邸前以外では見たことがない。


●抗議もたけなわ


                                               
シュプレヒコールの合間に社民党福島みずほ、次に志位和夫民主党を抜けた沖縄の衆議院議員の瑞慶覧氏、福島の子どもたちの集団疎開訴訟の人、反原連のミサオ・レッドウルフ氏の順でスピーチがあった。中でもレッドウルフ氏が指摘した『今日政府が決めたエネルギー政策のうち、原発ゼロは私たちへのご機嫌取り、核燃サイクル維持は青森へのご機嫌取りに過ぎません。』というのが一番印象に残った。社民党共産党もスピーチ上手かったけど、こういうのが生きている言葉だなあ、と。

●警官の警戒を潜り抜けて車道で自転車デモをする人たち。自転車の台数は週を追うごとに増えている。

                                                 
今週は原子力委員会人事案反対を中心にアピールする経産省別館前へも行ってきた。ここには原子力規制庁準備室があるそうだ。わざわざ、その建物の前の歩道に広がって『人事案撤回、原発やめろ』というシュプレヒコールと太鼓の乱打。こりゃあ、残業どころじゃないだろ(笑)。
こういう風にムダに残業している奴の邪魔するの、ボクは大好き♪  いやあ、これは楽しい(笑)。来週からは、こっちの時間配分も増やしていこう(笑)。

●規制庁準備室前で役人イジメ(笑)



●先週は田中康夫ちゃんの風船はお休みだったのだが、風船があると雰囲気が途端に和やかになる。ボランティアを買って出た人が一生懸命配っている。ありがとう。

●国会前

●自転車部隊


経産省前テントから、おばちゃんが出張して『かんしょ踊り』(会津のこの踊りはベルギーのSHOHOJIさんからご教示いただきました)会津のかんしょ踊り - (チビコロおばさんの脳みそのシワ保存箱改め)いざとなったら死んだふり

●今日も霞ヶ関を暴れまわるドラム隊。なべを持ったお年よりなど、どんどん人数が増えている。


                                                
今週9/11のTBSラジオの『DIG』でジャーナリストの神保哲生氏がこう言っていた。『これで日本が原発を止めれば、日本は戦後初めて重大な政策を外圧なしで自主的に決めることになる』。Dig | TBS RADIO 954kHz
確かにそうかも。じゃあ、今まではなんだったんだよ(笑)。
                                             
でも、皆の思いでここまで、きた日本のバカ政府ですら、原発ゼロを認めざるを得なくなった(政治家なんか、あてにならないんだから)ボクらの手で、それを現実にしていかなければならない
また、これからだ。