なになに、最近は『お盆玉』なんてものがあるんですって?
おじいちゃんやおばあちゃんが帰省した孫にお小遣いをあげるという気持ちは判ります。そんなこと昔からあったでしょ。それをわざわざネーミングしたり、行事にするなって。
こういうくだらないことを考える奴ってどういう連中なんでしょうか。
くだらないといえば,毎年 甲子園の野球大会の非道性、残虐性、ファシスト的体質のことは触れずにはいられません。今年も連中がまたやりました。
8日の甲子園の開会式、主催者?のスピーチの最中 暑さで女子生徒が倒れたのに周りの生徒たちは彼女を助けようともせずスルー、そのまま開会式が進められたそうです。連中は自分で物事を考える能力が皆無なんですね。旧日本軍そっくり。
●仲間同士の助け合いが大切と言うスピーチの最中、女子生徒が倒れました(10秒過ぎ)。周りの球児は「助け合い」どころか、直立不動のまま無視しています。
甲子園開会式で女子生徒が倒れる → みんな直立不動、スピーチ継続、何事もないかのように進行 : はちま起稿
高野連も周りの球児もサイテーの連中です。眼の前で人が倒れてるのにスピーチも止めない、助けようともしない。女の子が倒れたことはなかったことにする。都合の悪いことは無かったことにする安倍晋三と一緒です。
甲子園は新聞社と関係者の金儲けのために高校生を駆り出した見世物です。炎天下の季節をずらそうとか、ドーム球場でやるとか、高校生の体調を考えたスケジュールにしようとか、関係者は誰も高校生のことを考えない。勿論 喜んで見ている奴も同罪。
少し前 ジャイアンツから東大大学院に行った桑田が高校生の肩を守るために投球回数の制限を設けろって言ってましたけど、そういう意見がもっと出てこないのが不思議です。大人たちが高校生を犠牲にして続ける炎天下の残酷ショー。
昔は高校野球のスポーツ指導者には元軍人が多かったせいで『練習中 水を飲むな』や『うさぎ跳び』など非科学的な練習や運営が横行したことが桑田の研究で明らかになっています。甲子園の野球って、その場の空気に支配されて、延々愚行を続ける日本的ファシズムの典型だと思います。それを朝日とか毎日とかリベラル系の新聞社が主催してる。いかに連中がインチキなのかが良くわかります。一昔前『死霊の盆踊り』という映画がありましたが、連中は旧日本兵みたいな丸坊主の高校生に死霊の盆踊りでもやらせているつもりなんでしょうか。お前ら、インパール作戦かって(怒)。日本人が高校野球なんてものを喜んで見ている限り、この国に民主主義なんて根付く筈がありません。
ニュースで高校野球が流れるたびに気分が悪くなることを除けば、夏休みというのは1年でも一番楽しい時間です。それで元気になるとか賢くなるとか、そういうことはありませんが(笑)、少しでも楽しい時間を作るよう努力して、限りある人生を過ごしたいと思います。
●まだ旅行から、社会復帰できてましぇん。
と、言うことで 新宿で映画『俺たちポップスター』
幼馴染の3人組が組んだヒップホップグループ「スタイル・ボーイズ」。ところがフロントマンのコナー(アンディ・サムバーグ)が突如ソロデビューし、バンドは仲間割れ、あえなく解散してしまう。元メンバーのオーエン(ヨーマ・タコンヌ)とローレンス(アキヴァ・シェイファー)が不遇になる一方、大人気となったコナーは自身のドキュメンタリー製作に着手する。しかしセカンドアルバムは大失敗、世界を股に掛けたツアーも中止になり……。
日本ではアメリカのコメディはなぜか、受けません。属国の日本はアメリカのものはなんでも右に倣え、なのにね😇。ボクはアメリカのコメディって嫌いじゃないんです。特にブログでも度々取り上げているセス・ローゲン(ケツの穴に隠した爆弾で金正日をぶち殺した男。NHK7時のニュースで全裸を披露したコメディアン。)、それに今回の映画のプロデューサーのジャド・アパトーは大好きです。
彼が手掛けた作品は『俺たちニュースキャスター』や『ブライズ・メイズ 史上最悪のウェディングプラン』、今年の初めの『エイミー・エイミー・エイミー こじらせシングルライフの抜け出し方』『福島の県名変更?』と映画『残されし大地』と『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』 - 特別な1日と傑作?揃い🤗。
●世にはびこる極右ニュースキャスターを丸ごとコケにした一本
俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク (字幕版)
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: Prime Video
政治家もタブーも宗教も徹底的に笑いのめす姿勢が大好きなんです。しかもジャド・アパトーはハート・ウォーミングな大傑作『はじまりのうた』のプロデューサーでもあります。トランプの当選直後 いきなりかみついたのも記憶に新しい。
今回の作品も東京では1館だけの公開と可哀想な扱いですが、公開初日に見に行きました。
監督&主演&脚本はサタデー・ナイト・ライブでブレイクしたというお笑いトリオ、ザ・ロンリー・アイランドという人たち。CDも三枚出していてヒットチャート入りもしています。
●ザ・ロンリー・アイランドの面々。作家、俳優のコメディーチームです。
●彼らのシングル。なんと大スターのスーザン・サランドンとジャスティン・ティンバーレイクをMVに出して、近親相姦の歌をやってます。甲子園とは逆の意味でサイテーです(笑)。
この作品の出演者は超豪華。エマ・ストーンにマーティン・シーンにジョン・キューザック、リンゴ・スター、マライア・キャリー、アダム・レヴィーン、ジャスティン・ティンバーレイク、ファレル・ウィリアムス、スヌープ・ドッグ、マイケル・ボルトン、その他多数がカメオ出演。画面から眼を離すことができません。
映画自体は幼馴染の3人組がヒップホップグループを組んでスターになるが、仲間割れして空中分解。ソロ活動を始めたコナー(アンディ・サムバーグ)は大スターになるも、勝負をかけたセカンドアルバムで失敗、ツアーも中止になって落ち目になる。コナーの復活はあるのか?というスターの栄枯盛衰物語。音楽ドキュメンタリー風の構成はジャスティン・ビーバーのパロディみたいです。
●同性愛を差別する連中は勿論、同性愛を擁護する側まで全て笑い飛ばします。
ボクはヒップホップもジャスティン・ビーバーも詳しくないですが、容赦のないギャグが滅茶苦茶面白い。スターをコケにし、金儲け至上主義の業界をコケにし、人種差別をコケにし、差別に反対する側までコケにする。くだらないですが絵文字のことを英語でもEMOJIって言うんですね。びっくりした。
●ポップスターになれば、プロポーズも全部話題作り。男も女も共犯です。
それだけじゃなく、音楽が良いんです。コメディアンの余技じゃなく、曲がカッコいいし、ステージの演出もカッコいい。ボクの嫌いな下ネタの嵐なんだけど、それでもかっこよく感じるんだから、よほどセンスがいいんだと思います。
●ステージ・シーンが普通にカッコいいんです。良い意味でホントに酷い。
特にコナーのセカンドシングルという設定の『Finest Girl (Bin Laden Song) 』(ファッ●・ビン・ラディン)は正に天才だと思いました。聞いていてボクも思わず、ビン・ラディンに同情したくらいのコケ下ろしの嵐です。アルカイダの連中に見せてみたい(笑)。
個人的にはもっとブラックジョークを利かせていいとは思いますが、物語のテンポも良いし、ゲラゲラ笑えるし、画面であっと驚くスター探しをするのも楽しい。最後のオチもバシッと決まります。ゲラゲラ笑った後に、思わずウルウルくる。とにかくこの作品、滅茶苦茶面白い。今年 一番笑いました。何度でも見たいから、日本版DVDが出たら絶対買います。