特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『ボクの暮らしは間違っているんじゃないか』と『トリッパと木耳の煮もの』

 今日は立冬。季節の歩みは早い。秋は本当に短くなりました。

 今週 アメリカではNY市長選、ニュー・ジャージー州知事選、ヴァージニア州知事選と、反トランプを唱える民主党候補が3連勝しました。

 ニュー・ジャージーの新知事の勝利演説がガーディアン紙やMSNBCで話題になってました。彼女は日本でも来週から伝記映画が公開されるブルース・スプリングスティーン

 ヒット曲、『明日なき暴走』をかけながら登場し、

www.theguardian.com

 その後、スプリングスティーンが今年の春 ステージでトランプを批判する際に喋ったスピーチをそのまま、勝利演説に引用しました。

未来は今、ここにある。みんな腕まくりして、自分のパッションを解放してほしい。あなたたちの心の中にある祖国はそれを待っている。

www.youtube.com

 一人一人が出来ることをやろうという訳です。
 政治家は市民に希望を手渡す。それが仕事です。給付金や減税など物質的な再分配が必要な時もあるけれど、人間はそれだけでは生きていけない。希望が要る。
 希望っていうのは国が国民に施すバラマキではありません困難を外国の人やマイノリティのせいにすることでもない。お互いに助け合いながら希望は自分でつかむものです。

 アメリカも大変な状態でしょうけど、心ある政治家は日本とは違うようです。徒手空拳から運動を始めたNYの新市長もそうなんでしょう。
 根本的に、日本の野党はそこのところが判ってない与党だけでなく野党も国民も、多くは意識は親方日の丸です。だからバラマキばかりの話になる。


 この前、法事で千葉の山の中へ行ってました。山間地というか、本当の山の中。村落の世帯数は50もない。
 法事と言ってもお寺がある訳ではなく村の共有地に先祖代々のお墓があって、亡くなったら皆、そこで眠っている。葬式や法事の度にどこかから僧侶がお経を読みに来るというシステムです。

 この辺りの人たちは半分自給自足です。農協や道の駅、それに週1,2回やってくる移動スーパー以外には店がないから(笑)、現金を使おうにもあまり使い道がない。

 それでも今は一応 電気や水道、ガスも通っているから、生活もそれほど不便はありません。野菜や果物は見栄えは悪いけど、味は濃厚で、ハッキリ言って紀ノ国屋や成城石井で売っているものより遥かにうまい。

 もちろん病院や学校が遠かったり、自家用車がないと買い物にも不自由するなど、特に高齢者の人にはかなり不便です。千葉にはクマはいませんが(笑)、人口が高齢化、減少しているから猿や猪の害は深刻です。畑はともかく、高齢者に米作りは厳しいですから、耕作放棄地も増えている。
 その反面 人口が減少しているから(ボクの苦手な)濃厚な田舎の人間関係もだんだん薄れつつもある

 この辺りの人たちと話していると心が洗われるような気持になるんです。半分くらいは何を言っているかわからないけど(笑)、この人たちの生活が地に足が着いていることは判る。

 この辺りの人は野菜の出来とかお天気、それに身近な人の生死、純粋に自分と家族のことを中心に考えながら生きている。株がどうとか、景気がどうとか、AIがどうとか関係ない。

 確かに都会の方が現金収入はあるけれど、都会の生活なんて実にくだらない
 東京でクソ狭いマンションを買ったって、中古でも1億円です。家を買ったらローンの奴隷になり、通勤は満員電車、街では人をかき分けながら歩かなければならない。

 眼鏡をかけた、都会のこましゃくれたガキは小学生?くらいから夜遅くまで進学塾に通っている。あれを見ていると他人事ながら、東大や早慶に入ったって良いことなんか何もないのにと 気の毒に思ってしまう。
 この写真↓は通りがかりに見た学習塾の入口ですけど、最近は中国の子たちが続々と日本の学校を目指しています。以前 開成高校の生徒の1割弱が中国人という話を書きましたけど、北京大や清華大より東大の方が遥かに楽、だそうです。そりゃそうだ(笑)。

 都会では子供の時から競争です。競争なんかしたくなくても、いつの間にか巻き込まれてしまう。そして、なんでもお金、です。

 都会と山の中、どっちが豊かな生活かっていうと答えは明快だと思うんです。
 ボク自身は生まれ育った渋谷と今住んでいる世田谷しか知らないから、山の中の暮らしが余計に良く見えるのでしょうけど、どう考えても今のボクの都会暮らしは間違っているんじゃないかという思いを拭うことができません。

 確かにブログに書いているような美味しいレストランやケーキ屋は山の中にはありませんが、そんなものは月1回 東京へ出てきて食べれば済む話です。普段の暮らしは電気ガス水道、それにネット(とヤマト運輸)があれば問題ない。あとは病院への行き来ですが10年もしたら田舎でもAI自動運転が普及するんじゃないか、たぶん(笑)。

 要は人が多いとバカが一杯いるし、嫌なこと、煩わしいことが一杯ある。おカネもかかる。人間が多すぎるとロクなことがない
 だったら仕事が終わったら田舎で静かに暮らした方がいいんじゃないか逆に少子高齢化はチャンスじゃないか(笑)。

 高市安倍晋三みたいなバカが首相になってしまうんです。この国の場合 こういうアホ連中が首相になるのはこれが最後じゃないでしょう。2度あることは3度ある

 デジタルやAIなどの技術進歩も相まって、これからの日本は今以上に落ち目になるだけでなく、格差が広がる。競争も厳しくなる。だから都会は更に殺伐としてくる、もっと暮らしにくくなる。それは間違いない。

 個人的には寒いところは嫌だから(笑)、最近旅行した軽井沢とか御代田は厳しいし、熱海や小田原は地震がある。でも東京近県なら何とかなるんじゃないか。甘いでしょうか(笑)。

 帰り道の東京行き高速バスからアクアラインの美しい夕陽を見ながら、『仕事が終わったら田舎に住む』ことを真剣に考えてしまいました。

 
 

 そんなことを思いつつ三軒茶屋湖南料理でランチ。『ハチノスと春雨、木耳の煮物

 牛の胃、いわゆるトリッパ、ですね。いまだかってモツ鍋を食べたことがないくらい、ボクは内臓系は滅多に口にしませんけど、トリッパは好き(笑)。脂っこくないけど、コクがあるし、よく煮るとトロトロになるところが好き。
 元来トリッパは歯ブラシで掃除するのが大変だそうですが、今は処理済みのものを問屋が売っているし、調理が信頼できる店なら臭みはありません。
 
 ここの店のトリッパは牛骨のスープにトリッパときくらげがたっぷり入っていてボリュームたっぷり、これは美味しかったです。トリッパは太らないのが良いです。