特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『日本の真の野党はアメリカ(笑)』と『「手当て」した経産牛』

 2月も明日でおしまいです。まだまだ三寒四温の気候ですが、着実に春が近づいてきました。花粉もです(笑)。
 毎年1~3月は新年の方針やら株主総会やら、仕事上嫌なことばかりなので早く過ぎて欲しいんですが。それにしても毎週 金曜日になると文字通り精も根も尽き果てたような気持になるのは不思議です(笑)。何年働いても、我ながら仕事に向いてない。

 先週 発表されたロック歌手ブルース・スプリングスティーンの『アメリカの自由と民主主義を守るため音楽でトランプに対抗する』全米ツアー『No Kings』に、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが自分のツアーを延期して合流することを決めたそうです。団結してトランプに抗議する、ということです。小異を捨てて大同につく、どこかの野党に爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものです。

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 ご本人はこう↓ツイートしています。『アメリカには王は要らない、ボス(スプリングスティーンの愛称)がいればいい』というわけです。

 彼はバーニー・サンダースとも一緒に集会をやってます。果たしてサンダースが激しいロックを聞くのでしょうか(笑)。


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 さて、先週から今週にかけて忙しかったです。色々な人に会って話を聞きました。一人は赤沢大臣のブレーンをやっている大学教授、もう一人は某有名エコノミストです。そういうのもボクの仕事なんです。無理やり仕事にしているというか(笑)。

 頭の中を整理しているところなので内容は別の機会にしますが、『物事は一筋縄ではいかない』のは改めて感じました。
 大学教授はもともと『新しい資本主義』を標榜した岸田が官邸に呼んだ人で、『アベノミクスは間違っていたし、今の新自由主義は行き過ぎである』と主張している人です。石破はそれを引き継ぎましたが、何もできなかった(笑)。高市になって風向きが変わるかと思ったら、高市もその考え方には理解を示して『赤沢と一緒に政策を検討しろ』と指示を出した、というんです。

 もちろん、岸田にしろ、石破にしろ、高市にしろ官邸には様々な立場の政治家、官僚、学者がいるし、何よりも業界、団体その他の利害関係者がたくさんいる。だから、その人の意見が全て通るわけではない。何よりも高市の主要目的は自分の権力維持です。

 しかし石破内閣のキーマンで対米交渉でも実績を挙げた赤沢を留任させたことからもわかるように高市が完全に狂っているわけでもないようです。むしろ消費減税ばかり唱えて選挙に負け続けている野党のほうが気が狂っている(笑)かもしれません。
 高市が時限的な消費減税を取り入れたのは選挙に勝つためで、別に経済効果があるとは思っていないそうです。当然です(笑)。だから国民会議に野党を引き入れて同罪にしようとしている(笑)。

 エコノミスト氏からは官邸の様子を聞きました。テレビカメラの前では想像できませんが、高市はすごいヘビースモーカーで官邸は煙ぷんぷんだそうです(笑)。リウマチの話がありましたが実際かなり悪いそうで、ヘビースモーカーぶりも相まって高市の健康が持つのか?という話も出ているそう。

 金融緩和は1月のダボス会議でベッセント財務長官に片山さつきが説教を食らったのが効いているそうです。慇懃無礼にバカ呼ばわりされたらしい。それを聞いて高市がビビッている。

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 そのあと円安が進んだ際、アメリカが円安を止めたことが今週 日経のスクープに出ましたが、あまり円安が進むような政策はアメリカが許さないそうです。円安はアメリカが困るだけではなく、これ以上円安が進むと物価高で苦しむのは日本人です。

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 オールド左翼の皆さんが思い込んでいるように日本はなんでもアメリカの言うなりではありません。

 それでも日銀の審議委員にリフレ派を送り込んだ高市に対して、

 ベッセントは今週も警告を出しています。こういうことは日本のマスコミは全然報じませんね。

 やはり日本人に自治能力なんかない。アメリカの51番目の州のほうがマシ、というのは改めて実感します。

 野党が全く頼りにならない今 真の野党は市場、それにアメリカの圧力かもしれません。


 また、近所のイタリアンへ行ってきました。

 お店に入ると、ちょうどシェフが今日使う熟成牛の塊をカットしているところでした。脂やカビの部分を取って、奇麗にしている。こんな大きな塊ですが、料理で使う部分はごく僅かです。恐ろしい(笑)。切れ端はラグー(煮物)や出汁に使うそうですけど。

 彼はこの雑誌で2025年を代表する料理人に選ばれたばかりです。
 

 最初のシャンパンはいつも通りドラピエ。無添加。辛口だけど、香りがふっくらしているのが好き💛。

 アミューズ。左から、自家製チーズで作ったクラッカー(のようなもの)、鱈とジャガイモのコロッケ、切り立ての国産生ハム。

 小田原で獲れたブリ。NHKでも取り上げられた魚名人が神経締めにしたもの。それに従業員のおばあ様が作っていた100年物の糠床のエキスのゼリー。上には揚げた野草、魚の下にはお米のサラダが敷いてあります。


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 いやあ、脂がのってます。最近は小田原でブリもフグもクエも獲れる。地球温暖化はどうなっているんでしょう。

 これも神経締めにした小田原の紋甲イカ。イカ墨で軽く煮て、ジャガイモのピューレが添えてあります。中にはむかご。緑色はレモンマートルのオイル。これは単純に上手い。

 クロシビカマスを藁で炙ったもの
 と言ってもカマスではなく深海魚、環境を考えた未利用魚だそうです。シェフが和食屋で教えてもらった骨切りがしてあります。

 ワインはフリウリの爽やかなもの。

 ソースは米を乳酸菌発酵させたもの。パーク・ハイアットで白ワインソースを食べたばかりですが、こちらの方が脂っこく無くて美味しい。

 赤が来て、

 大根がやってきました。

 大根をくりぬいた中には蕪を4時間蒸したものにヒグマと猪の薄切り肉が添えてあります。味が濃い。

 めちゃめちゃ濃厚なシャルドネがやってきて、

 カニのお面が出てきました。

 カニのラビオリ。カニのスープ(ブロード)の上に浮かんでいます。

 また赤がやってきて、

 秦野で放牧されているジャージー牛のラザニア。ソースもジャージー牛のミルク。生地は10層、積み重ねたそうです。

 今度は目の前でグラニテを作ってくれます。彼女も気鋭のパティシエとして、先ほどの雑誌に写真が載ったばかり(笑)。

 甘夏とオレンジのグラニテ

 先ほどの熟成肉。あか牛サーロインのロースト
 あの大きな塊の食べる部分はたった、これだけ↓です。ビタミンDを欠乏させて霜降りにした(怒)脂っこい黒毛和牛じゃありません。北海道で放牧されて育った、しかも通常は使われない経産牛です。
 炭火でローストした後、店の人たちが丹沢の山の中で採ってきたクロモジという木で香りをつけたそうです。

 ブルネッロがやってきて、

 肉を仕上げています。

 ボクの嫌いなサーロインですが、脂っこさは感じません。シェフ氏も『普段はボクもサーロインなんか食べないけど、これは特別』と言ってました。
 経産牛は味は強いけど、固くて食べるのは難しいそうです。それを、これまたNHKプロフェッショナルで取り上げられた熟成牛の名人が通常の倍、約60日かけて熟成させたものです。その名人の熟成法は『手当て』と呼ばれており、それぞれのシェフの個性に合わせて熟成のやり方を変えているそうです。
 今回の肉はシェフの好みで、ナッツのような熟成香を抑えている。ボクは熟成香も好きなんですが(笑)。

 数年前 この名人の肉を初めて食べたときは衝撃の味でした。肉汁がじゅわー(笑)。これなら和牛でも食べてもいい(笑)。ま、霜降りの黒毛和牛じゃなければ、短角牛とかなら平気なんですが、最近はあまり見かけないんですよね。

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 経産牛は熟成することで、サーロインでも脂が落ちて、肉の繊維がほどけて柔らかくなる。そして肉そのものの味が凝縮されています。じっくりローストしたビーツと里芋も甘くて美味しかった。

 デザートは黒蜜のような食後酒と

 紅玉のシュトゥルーデル。お皿がでかい。林檎が余計にかわいく見える。

 紅玉をみりんで煮た後、焼いたそうです。

 中には台湾茶のクリームとパイ皮。だからシュトゥルーデル。数か月前 この店でシュトゥルーデルが出たときは普通にパイ皮で林檎を巻いたものでしたが、変化球を投げてきた(笑)。左側は酒粕のアイスクリーム。その下にもパイ皮の欠片が敷いてあります。

 締めはいつも通り、お店の庭で採れたハーブティー。今回からラベンダーを入れてみたら美味しかった、と言ってました。

 お茶菓子は柿で作ったカンノーリ。中にはプリン。

 目の前で調理を仕上げるこの店は終わるまで、たっぷり3時間かかります。が、全然退屈しない。
 ボクはカウンターの店は嫌いですが、この店では気を遣わずに美味しいものが出来上がるところが見られる、楽しい楽しい3時間です。
 ただお腹がいっぱいになってしまうので、帰りの徒歩10分が大変です(泣)。