特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『円安の恐怖!葡萄のタルト』と『50年後の種まき』

 今朝 無謀な減税策で混乱を引き起こした責任を取って、イギリスの首相がたった45日で辞任しました。

 前任のジョンソンは嘘をついたため辞任しました。国会で118回も嘘をついた安倍晋三や急激な円安で31年ぶりの物価高でも企業に補助金をばらまくだけの岸田を放置する日本とはなんと違うことでしょうか。


物価高は円安が主導する局面に:9月コアCPIは31年ぶりの3%台 | 2022年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)

 情けないよなあ。

 ま、自民党だけじゃなく野党も似たようなものですが。


 こちらはこの前食べた葡萄のタルト🍇。

 仕事の帰り道にあるケーキ屋の店頭に残っていたのを見て、つい買ってしまいました。この店は土日は行列で入場制限をするくらい流行っているので、店に入る気にもなりません。だから平日の夕方 残っているケーキがあると手が出てしまう(笑)。

 この店に限らず、最近ケーキはもの凄い勢いで値上がりしています。石油も小麦粉も原材料がこれだけ上がっていれば仕方がない。ちょっと有名な店では1個8~900円というのがザラにあります。
 それくらいは覚悟しているのですが、ショーケースに残っていたこのケーキ、何と2000円!(笑)。ホールケーキじゃなく1~2人向けです。さすがにびっくりです。
 原材料高に加えて、普通のケーキよりちょっと大きいのとシャインマスカットを始めとした高級ブドウを山ほど使っているからでしょうけど、あまりの高さに店頭で思わず笑ってしまいました(笑)。これは店の宣伝写真↓

 しかし、そうなると怖いもの見たさで味見をしてみたくなります(笑)。
 ええ、美味しかったです(笑)。いつもどおりタルトはサクサク、普通よりクリームの甘さも控えめで、ブドウがとにかくおいしい。大きさもデカいから、満足した(笑)。
 ただ、この値段はあり得ない。1度きりの贅沢でした。あー美味しかった(笑)。


 今度の月曜から『エルピス—希望、あるいは災い—』という冤罪をテーマにしたドラマが始まるそうです。
www.ktv.jp

 主演は長澤まさみ、脚本は『その街のこども』、『カーネーション』、『今ここにある危機とぼくの好感度について』の渡辺あや、監督は『モテ期』の大根仁、音楽は『あまちゃん』の大友良英
 ボクは忙しいのでドラマはほぼ見ることはないし、放映時間の平日夜10時なんて寝ています(笑)。ですが、このメンツだと録画して見るしかありません。楽しみです。
*ついでに月曜にNHKで放送されたナンシー関のドラマ、エンディングは本人がファンだったムーンライダーズだそうです。


 最近二つ、芸術関連で頭に来たニュースがあります。
 一つは環境保護団体のバカどもがゴッホの『ひまわり』にスープをかけたこと。

 アホ女二人は環境保護団体?「JUST STOP OIL」を名乗っているそうですが、言ってることが意味わからない。宗教団体や過激派と同じで自分が正しいと思い込んでいる奴ほどタチが悪いものはありません
 自分勝手な屁理屈で文化財を傷つけるようなアホは死刑、それも凌遅刑みたいなものがふさわしい、と思いました。

 もう一つはロシアがヘルソンでロシア軍のための演奏を拒否した地元オーケストラの指揮者を射殺したこと。
www.jiji.com

 ロシアのいつもの野蛮なやり口です。連中には言葉も文化も通用しない。『ウクライナはさっさと降伏しろ』と言ってた想田和弘のようなクズは少しは恥ずかしいと思わないのか。

 非暴力や非武装は通じる相手とそうでない相手がいる。そんな簡単なことがわからないのですから、9条信仰(笑)というものも恐ろしい。統一教会と同類みたいなもんです。想田の様に信仰心が無意味に篤い(笑)アホリベラルって案外多いと思います。


 さて、今週はボクが大嫌いな宴会がありました(笑)。今月3回ある宴会の2度目。相手は某コンサルの人たち。
 彼らはアメリカでMBAを取ってきた人たちですが、現地のビジネススクールではこんなことが言われていたそうです。

20年前は『アメリカはもう、日本から学ぶことはない』
10年前は『中国はもう、日本から学ぶことはない』
今は『韓国はもう、日本から学ぶことはない』

 現在 日本は韓国にも一人当たりGDPは抜かれてしまっているのですから、そう言われても仕方がない。

 彼らが留学していた20年前には既に、ビジネススクールには日本人より中国人や韓国人の方がはるかに多かったそうです。問題は、その時点でこうなることは予想できたのにどうしてこうなってしまったか、ということ。

 原因はやっぱり国、政府が無能だから、ということになりました。

 政府の無策で日本では少子高齢化が進む一方。特に地方は少子化だけでなく、就職先や進学先の不足で若い人は都会に流出していきます。トヨタですら地方の工場では人を取れない、と嘆いているのに、留学どころではない。
 一方 中国も韓国も政府が音頭を取って輸出や留学を進めた。日本は10年代半ばに文科省が留学促進策を進めたけど、推進役の前川元事務次官が孤立無援で予算もまともにつかず、企業に寄付を募らなければ進められないような状況でしたから、全く太刀打ちできなかった。
 

 誰がどう考えても、日本は今 大きな困難に直面しています。少子高齢化、世界最大の財政赤字、不安定さを増す東アジアの安全保障と、どれも簡単に解決できる問題ではない。

 なのに政府はまともな議論をしない。野党も統一教会や森友の問題で政府を攻撃したり、効果が甚だ疑わしい目先の減税を主張はするけれど、長期的、論理的な議論ができない。勿論 議論する姿勢すらない与党が悪いけれど、野党だって長期的な方向性を示していない。

 結果として、与野党ともに大きな困難にどう対処するか、そして日本の将来的なビジョンの議論なんて全然ない。MIT帰りのコンサル氏は『頭が悪くなるから、NHKの夜7時、9時のニュースは自分の子供には見せない』と言っていました。
 大人たちがこんなざまでは、若い人が将来に不安を持つのは当然です。

 以前からこのブログで度々『将来の日本は、何も出来ない癖に文句ばかりの貧乏老人ばかり、若い人は外国へ出稼ぎに行かなければいけなくなる』と書いてきましたが、もう、そう成りつつあるようです。

news.yahoo.co.jp


 その夜の結論は『我々に今できることは50年後に芽が出る種を一つでも多く植えていくしかない』ということになりました。

 少なく見積もっても日本はあと30年、おそらくあと50年くらいは下り坂が続きます。たとえ今から対策を取ったとしても少子高齢化は止められないからです。この30年は高度経済成長の遺産を食いつぶしてきただけで、今はタコが自分の足を食っている状態(笑)。

 残念ながら政治には期待できなさそうです。政治家だけでなく日本人の民度の問題です。
 今 出来ることは、個人個人が小さくても何か50年後に繋がることをやっていくことだけかも。それはそれでいいんですが、残念ながらボクの老後は大変な時代かもしれません(泣)。