特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『Vote Them Out!』''(選挙で)奴らを叩きだせ''と『きのこのお鍋』

 朝はめっきり寒くなりました。その分だけ、特に雨上がりの朝は夜明けがとても綺麗です。


 今回の選挙ほど、状況を読みにくいのは久方ぶりではないでしょうか。夏の都議選では多くのマスコミが予測を外しました。

 今回は野党共闘が進んだおかげで激戦区は圧倒的に増え、もっと予測が難しい。今まで出た新聞の予測でも、朝日や共同が自民有利、産経や読売が比較的 野党が有利、というのも、それを裏付けていると思います。
TBSラジオの澤田記者のtweet


 こんなことまで起きてくると予測は更に難しい↓。辻元氏について言えば、確かにこれは人格だと思います。中村喜四郎先生の言葉を借りれば(大事なのは)『党より人』。

 本日、10月29日時点で最新のものは読売の調査です。サンプル数も20万弱と、多分、一番多いと思います。 
www.yomiuri.co.jp


 これはシンクタンクのニッセイ基礎研が作った今回の選挙の政党の立ち位置の違いです。


 これ自体はよく言われる話です。例えば2017年に読売新聞と早稲田大学現代政治経済研究所が共同で行った調査ではこんな結果が出ています。

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go2senkyo.com

 マトリックスで言えば、現実には右上の象限(保守+変わる)には維新が居るし、自民党はもうちょっと保守の側に、でしょう。ただ間違いなく、野党の立ち位置は『変わらない』=守旧派のように見える。特に若い人にとって最も古臭く見えるのは共産党、とはよく言われます。

 確かに火のないところに煙立たず。新自由主義などロクでもない方向かもしれないけど、少なくとも自民党や維新は変化をもたらすようには見える。ネットの活用も自民党の方が野党より遥かに早かった。

 野党は『戦後民主主義を守れ』ということを主眼にしているから、『変わらない』ように見える。特に10年1日のように『憲法守れ』(だけ)と言っている人たちはまるで変化を拒んでいるように見えるのは間違いありません。実際 連中の汚らしいファッションと画一的なプラカード、リズム感のないシュプレヒコール、何一つ何十年も変わってないじゃないですか(笑)。

 そもそも戦後民主主義憲法を守って何を目指すのか、現実的なビジョンを示せない野党はかなり問題がある。
 アメリカとの関係にしろ、商店街や農業、それに電力会社やパソナ電通など補助金や規制、政府予算を使って既得権益を仲間内で貪る社会の構造にしろ、戦後民主主義の欺瞞に今や右左関わらず多くの人が気が付いているからです。

 まして今のような閉塞感が溢れる時代には変化を求める人が出てくるのは気持ちは判る。野党もリベラルな市民も戦後民主主義の次のパラダイムを構想しなくちゃいけないんです。これについては後日。

 ただ冷静に現実を直視すると、与党のコロナ対策の結果はこのザマでした。


 
 ちなみに、これが今回の選挙での各党の医療政策比較。自民・公明・維新の病床削減なんてとんでもない、とボクは思いますが、皆さんはいかがですか。


https://twitter.com/smedslives/status/1453648981792157701?s=21


 近年の政治を振り返っても結果は明らかです。2世3世議員とそのお友達連中は統治能力すら怪しい。

 維新だって結果は明快です。美章園って大阪のどこだか知らなかったけど、一度行ってみたい!(怖そうだけど)。

 野党が力足らずなのも間違いありませんが、今の政府は全く機能していないことも間違いありません。野党が少なすぎるから国会も機能しない、自浄作用も発揮されない。だから今回の選挙で自民・公明・維新の連中を叩きださないと(Vote Them Out!)、まだまだ、こんなひどい政治が続いてしまう。それだけは間違いありません。

 コロナだけではありません。少子高齢化、落ち目の経済、不安定になる安全保障、再生エネやAI、デジタルなど新しい産業の立ち遅れ。日本の持続可能性は甚だ乏しい。一人当たりGDPは香港、シンガポールに抜かれただけでなく、韓国に抜かれ、台湾に抜かれ、日本はどんどん貧乏になった。資源を輸入しなければ生きていけない日本には致命傷です。今の政府が続いているかぎり、この負のスパイラルから抜け出すことが出来ません。。安倍政権以来、9年やってダメだったんですよ。


 昨晩はとうとう、小泉今日子大先生まで小川淳也氏の応援にオンラインで参加しました。寝てしまう時間だったのでリアルでは見なかったけど、そのこと自体に少し感激してしまいました。映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』を見て同じことを考えた人が、こんなに大勢いることに胸が熱くなった。

●この週末、見ます


 小川淳也は香川1区にしかいません。でも、地元でそういう政治家を選んでいくことは我々にも出来るでしょう。志もあって脳味噌もある、利権は持ってこないし権力闘争はできないけれど政策はある、何よりも『嘘は言わない』人。
 時間はかかるかもしれないけど、そういう人を選んでいく。そのためにはまず、国民がそのつもりでなければ、そんな政治家が出てくるわけがありません。


 野党に政権交代、とは思いません。でも与党の議席を減らし政治に緊張感を取り戻すことが必要なのは、誰もが頷けることではないでしょうか。
 今回の選挙くらいじゃ日本が抱える問題を解決することはできないでも、日本を覆う負のスパイラルから抜け出す一歩には出来るかもしれません。日本人は自らチャンスを掴むことが出来るでしょうか。

 あ、棄権とか白票とか言ってるノータリンは時代遅れのボケじじい連中と一緒に消えてください。’’棄権する権利’’とか言ってるバカが居るって話もあるようですが、そんな権利ある訳ねーだろが(笑)。折角の民主主義を破壊する奴隷臣民どもはさっさと北朝鮮へでも行け(笑)。


江口寿史 on Twitter: "コピーするなり印刷するなりご自由にお使いください。

#選挙ステッカー #江口寿史… "


 
 久しぶりに 近所の和食へ行ってきました。青山とか六本木にも行きたいけれど、徒歩圏の生活が心地よくなってしまって、特に夜は遠くへ出かける気がしません。アフターコロナの時代になっても、社会復帰できるのだろうか(笑)。

 この店も度々触れていますが、古い一軒家を改造、インテリアも食器も全てオリジナル、というところです。デザイン会社が経営していて雰囲気は少しチャラいですが、たまには和食も食べたいということで。


https://www.simplicity.co.jp/corporate/ja/projects/yakumo-saryo/


 最初に出てきたのは重湯と小豆が一粒。重湯は当然、胃の保護、小豆は邪気払いだそうです。
 これを『おもてなし』と取るか、『チャラい(はったり)』と取るか、判断が分かれるのではないでしょうか。ボクは肯定的ですけど、時々おかしくて笑っちゃうことがあります。

 いずれにしても直ぐシャンパンを飲んでしまう(笑)のですから、胃の保護というより、食欲に火が付いてしまいます。

 その後 懐紙に包んだ春巻きが出てきました。そのまま、食え、と(笑)。流行のオレンジワインがお供です。

 オレンジワインの産地がピエモンテ、というのは珍しかったです。

 春巻きの中身はイノシシと春菊。


 それから、今日の食材の海老ちゃんが紹介されました。しきりに皿の上から逃げ出そうとしている。実はボクは甲殻類が苦手です。姿かたちが怖いんです。本の写真やテレビに映っているのもムリ。写真や画面を触る事すらできません。まして生きてるものなんてとんでもない。

 ところが、お皿の上に載っているものを食べるのは平気なんです(笑)。我ながら酷い。この日は揚げた海老芋と一緒に、白ごまと味噌のソースがかけられて出てきました。

 お供はエビにぴったり、ピュリニー・モンラッシュ。滅多に飲めないので、これは嬉しい。ゴージャスな蜂蜜のような香りは大好きです。

 この日のメインはきのこ鍋。山伏茸、本物のシメジ、あわび茸など5種類の茸などの食材が並べられて、目の前で調理されます。

 何種類もの茸のダシは濃厚で美味しかった。ただ霜降りの牛肉はキモい。近江牛って言ってたけど、霜降り肉って脂が多くて嫌いなんです。赤身の方が遥かに美味しいし、こんな不健康なものは食いたくない(食べたけど)(笑)。赤ワインは北海道のピノ・ノワール。国産でもピノ・ノワールなんか作ってるんだ。甘ったるくなく、ちゃんとした味でした。

 ボクはお酒は本当に弱いのですが、食べ物と一緒なら楽しいです。ちなみに勤務先では飲み会・宴会への参加を極力避けるため、’’お酒は一滴も飲めない’’ということにしています(笑)。

 最後はいつも目の前でお菓子を作ってくれます。この日は白あんと紫芋

 この店で和菓子を食べるようになって、出来立ての和菓子は売っている物とは全然違うということが判りました。握りたてのお寿司と一緒で、空気を含んでふわふわしているんです。

 職人さんも、店売りのものとは加減を変えている、と言っていました。保存を考えなくてもよいので、力を籠めずにふわふわに作れるばかりか、砂糖も少なめにできるそうです。

 一夜の夢のあと(笑)、次の日からはダイエット生活に戻ったのは言うまでもありません(笑)。