このところ、関東は延々雨が続いています、今年の梅雨は余計に長く感じる。
水不足の心配はないけど、日照時間の問題が出てきた。野菜が高い~(笑)。
食べ物だけでも夏らしく、ということで、この前食べたカサゴの軽い干物↓。カサゴの唐揚げは大好きな夏の味覚ですが、食べるのが大変です。
干物は初めてでしたが、味が濃縮されて美味しい(笑)。リンゴみたいなのはたまご茸(オーボリー)。生で食べられるイタリアの茸だそうです。
東京都のウィルス感染者の数は移動平均で見ても4月中旬のピークを越え、今日で200人超になりました。
絶対値より、グラフの角度が問題です。一直線に増える勢いは止まる兆しが見えない。
そんな時にGO TOキャンペーン?と 騒ぎになってますが、誰がどう考えてもおかしい、ですよね。ごり押しの理由は二階が旅行業協会の会長ということ(↓クリックすると見られます)なんでしょうけど、これで感染が広まれば観光業だって痛手になる。
日本政府のGoToキャンペーンとは、全国旅行業協会に所属している旅行会社を通して予約すると代金が割り引きされる政策。その全国旅行業協会の会長は自民党の二階幹事長。つまりその旅行会社に税金を流し込むシステム。非常に明確でわかりやすい……利権。 https://t.co/n7R8M2F5Hw
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2020年7月15日
目先の感染者拡大だけでなく、ウィルス感染はこれからワクチンが普及するまで、あと1年以上は増減を繰り返すことになります。だからキャンペーンの時期をずらしても意味がない、という考え方は一理あります。
直接 観光関連の業者にお金を配るのは良い案に見えますが、これがあと1年以上続くことを考えたら、現実的ではありません。
だけど政府が急に言い出したように東京を対象から外したら経済効果は大幅に減るし、東京への通勤者が大勢いる神奈川や埼玉、千葉などから人が移動したら感染防止の意味なんかあるわけない(笑)。
対象地域を関東圏とか関西圏、東北圏のようにエリア別に区切るとか、団体旅行や宴会は対象外にするとか、もっとまともなやり方はあるはずです。
観光関連が苦しいのは分かりますが、苦しいのは観光だけじゃない。観光の振興に税金を1兆円も使うのなら、優先順位は医療機関や災害復興の方が高いに決まってる。
感染者数が増えて、日本はまた自粛警察=ファシズム的な雰囲気が漂ってきました。GOTOキャンペーンで旅行者が増えたら、地方で東京ヘイトが拡がるとか、いやーな雰囲気です。集団ヒステリー。
冷静に考えればGO TOキャンペーンだけじゃなく、すっかり元に戻ってしまった満員電車だって、問題の筈です。そういうことから目を逸らさせるように最初はパチンコ、次は夜の街、その次は旅行?
最近の日本人は特に、マスコミに操られて安易な解決策を欲しがってばかりいるんじゃないでしょうか。アホなTVなんか見なければいいのにな。
ネトウヨ政治家だけじゃなく、付和雷同の日本人はファシズムが好きなんだと思います。目先のことだけ考えれば、思考停止のファシズム状態の方が安全・安心だからです。
政府やバカ知事の無能・無策が国民のファシズムへの欲求を煽り、今度は政治家連中が市井の強硬論に引き摺られる。満州事変から太平洋戦争まで、そして今に至る迄 構造は変わってない。
かくいうボクだって、マスクなしでジョギングしてる奴や、こんな時にキャバクラやホストクラブ、カラオケに行くような奴は死んでしまえ、くらいは思ってますけどね(笑)。
官製キャンペーンなんか関係なく、ボクは今のところ夏は1泊か2泊で東京近郊、箱根辺りに行くつもりです。
今までは京都とか関西方面へ出かけてましたが、さすがに長距離旅行はしたくない。でも近場で1時間くらい電車に乗るのなら普段の生活とそれほど変わりません。
そもそも普段からボクは旅行しても宿に籠りっぱなしだし(本を読んで、食べて、寝るだけ)、人混みが嫌いだから大勢が泊まるような宿にも行かないので、旅行しようがしまいがリスクはあまり変わらない、と思っているからです。今どき、団体旅行なんか行くような連中は別ですが(笑)。
GO TOキャンペーンには反対、近場の旅行には行く、これがボクのスタンスです(笑)。
GoToなんとかみたいな官製キャンペーンは昔からありましたが、それについて参加者に後日重大な損害が生じても日本政府は混乱を言い訳にしてまともな補償もなかったことを一度考えておいたほうがよいと思います pic.twitter.com/Wi0oWvzpT7
— 古川 (@furukawa1917) 2020年7月14日
じゃあ、コロナ対策はどうしたらいいんだって?決まってるじゃないですか↓(笑)。
さて、この前 いつも話を聞いている大臣の元政務秘書氏に話を聞きました。こういうのもボクの仕事なんです。具体的な名前は出せないですが、近年はNHKスペシャルやニュース、TBSの報道特集でもコメントをしてる人。
結構 正直な人なんでしょう。TVでの話と実際に聞く話と内容は変わりません。ただTVだと一捻りしている。そんなところも裏を読む練習にもなって、面白いなーと思っています。
今までブログに載せている彼の話も大体は当たっていると思いますし、今回も興味深い話でしたので、皆さんとシェアします。こういう視点もある、ということで。
1.なんで日本ではPCR検査が欧米並みに増えないか
端的に言うと、厚労省の技官や保健所が検査を増やすことに抵抗しているから、だそうです。官邸は安倍晋三が記者会見で1日2~3万まで検査能力を増やす、と言ったようにやる気はあるそうです。現在は検査能力はさておき、実施数は1日1万件程度にとどまっています。しかし現場が言うことを聞かない。
当初は試薬の不足など物理的問題もありましたが、もっとも大きな理由はコロナが指定感染症に指定され、感染症法という法律に基づいて処理しなければならなくなったこと。
感染症法は120年以上前に制定された伝染病法を元にしたもので、検査だけでなく、患者の移送や検体の輸送管理まで全て保健所が行うことが前提だそうです。
ところがかねてからの行政『改革』で数も減らされている保健所にはそれだけのマンパワーがない。下手にPCR検査をして患者を増やしたら保健所はパンクする。
しかも夜の街大好きな買春大臣の西村だけでなく、厚労大臣の加藤もマネジメント能力に問題があって、役人は言うことを聞かないらしい(笑)。
自民党内でも『(ネックになっている)感染症法を改正しよう』と言う動きもあるそうですが、安倍晋三が国会を閉じてしまった(笑)。これで早くても改正は来年。
PCR検査だけでなく、アビガンの認証などでも厚労省が安倍晋三に抵抗している話は新聞にもたびたび出てきていますし、コロナの業務を全て押し付けられた保健所の工数がパンクしている話や連絡もファックスを使っている非効率性も新聞、ラジオでも耳にします。この話は信ぴょう性はある、と思います。
●ほぼ同じ内容の雑誌記事も出ています。CDCの問題は保健所のことを言っているんです。
www.fsight.jp
今まで日本で検査が少なかったのは、政府が患者数を隠そうとしているというより、120年前の法律の不備と役所のエゴ、内閣のマネジメント力不足が原因のようです。
日本というシステムが目詰まりしているところに無能な内閣が重なった。一部左巻きの人たちが口にする陰謀論は間違い(笑)。
●ふつうの人がこう思うのは当然ですが、新聞記者だったら法律や組織など社会のシステムも考慮すべきです。突っ込みが浅すぎる。いつものことなので、この人はしょうがないですけどね(笑)。
感染拡大の現状に政府はもっと強い危機感を持った方がいい。 #GoToキャンペーン に時間をかける前にまずやるべきは、#PCR検査 を大幅に広げてやることだ。#児玉龍彦 教授の指摘を重く受け止め、政府・厚労省が検査数を大幅に拡大できる対策を取るべきなのに。厚労省は、何をやっているのか。 https://t.co/mfCxeIwaip
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2020年7月16日
こうなると保健所は頼れない。民間しかありません。地域の医師会が保健所とは別に検査を行うPCR検査センターを作ったり、検体の移送の民間処理なども始まっているのも、その一環でしょう。
とにかく、これから冬にかけてインフルエンザとコロナが重なるとえらいことになる。現在インフルは1日10万~30万件の検査能力があるそうですが、コロナも10万件のレベルまで引き上げることは検討しているそうです。
2.感染者が増えても、なんで政府も東京都も手をこまねいているのか。
理由はやはり経済です。4月、5月のような全面的な外出自粛をしたら、経済全体がもたない、というのはボクでもそのとおりだと思います。だから、従来の9割なのか8割なのか判りませんが、ある程度の感染者が出ても経済は回していかざるを得ない。WithコロナというよりWith 感染者ということなんでしょうね。
現在 東京では患者用の病床は約3000空いています。6月末まで入院患者は20人もいなかった。
だから、仮に感染が爆発するまで1週間として、1日の新規感染者は約500人くらいまでなら何とかなる、と当局は踏んでいる。下手に休業要請をすれば補償の問題も出るし。
だから東京の新規感染者が500人を超えない限りは、このままで行くそうですよ。これから世論の圧力が高まればどうなるか判りませんけどね。
*参考:先週末に発表された内閣府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(第1回)の資料:これを良く読むと上記の1,2の話とほぼ一致してます。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/corona1.pdf
3.衆議院選挙はあるのか
ここになって選挙の話が報じられるようになりました。相変わらずダメダメの野党の準備が整う前に選挙をやるべきではないか、という意見が与党内で出ているのはマスコミで報じられていますね。
こうして山本太郎支持者は数々の踏み絵によって削ぎ落とされ、今となっては信者しか残らなくなったのである... pic.twitter.com/WT1VG0eEM7
— 🌹 S o c i a l i s t a 🌹 (@cysgluala) 2020年7月15日
しかし、官邸は鹿児島知事選の結果がショックで選挙をやる気はないそうです。ただし、公明は準備を始めた。一部では選挙資金集めのパーティーも始まった。
ほんとに今日やっちゃったんだ。
— chocolat. (@chocolat_psyder) 2020年7月16日
怒りと呆れで声が出なかった。
この人が社会にとって何かプラスになるようなことをしようとか一切考えていないことはよーーくわかった。 pic.twitter.com/aGAKvhSskZ
選挙があるとしたら、サミット後の10月、1月の通常国会、来年秋の議員任期満了の3つのタイミング。
今年の秋に選挙があるかどうかは、8月に産経や読売で解散のアドバルーン記事が出るかどうか、秋の人事で二階が幹事長を外れるかどうかで判断できるのでは?とのことでした。
この話は裏はとれません。情勢も刻々と変わるし、こういう話もあるというレベルですが、そんなに的外れでもないと思います。
それにしても野党は政権を取るどころか、選挙に勝つ気があるかどうかすら、疑問です。山本太郎が典型ですが、野党は国民のことより自派の勢力を伸ばすことに夢中じゃないか??という気がしてなりません。国民民主と立民は党名ごときで揉めているそうですから、それ以前の話かもしれませんが(笑)。
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/625300/
今週もリアルでの官邸前抗議はお休みです。当分、ムリでしょうね。月末に大規模集会やるとか言ってますけど、流石にオンライン集会なんて意味ないしなあ(笑)。