選挙の結果は『こんなもの』だったのではないでしょうか(笑)。もう3~4議席くらい自公+維新は減るんじゃないかと期待はしてたんですけどね。
東京で維新のクソ候補が当選したのは返す返すも悔しいし、大阪の維新2議席も頭に来ます。それでも地方の1人区、安倍の側近が落選した大分、宮城、新潟、山形、秋田などは実に良かったし、立憲民主の石川大河君が当選したのも、原発デマ芸人のおしどりマコが落選したのも嬉しかったです。
野党共闘がなければ、この10勝はなかったし、改憲派が3分の2をとって改憲の発議をされていた可能性が高い。共産党も含めた野党共闘など3年前までは考えられなかった。それを実現させたのは2015年の安保法制反対のデモに引き続いた市民の行動。負けても、行動したことが次に繋がるとはこのこと。 https://t.co/WOcx7yum1p
— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年7月22日
それにしても5割を割る低投票率には呆れたし、マジでまともな理由もなしに選挙に行かなかった奴は●ねばいいと思いました(笑)。
この国の民、右傾化以前にバカになってるじゃん
— 黒木初 (@zaregotonandayo) 2019年7月21日
低投票率を選挙をあまり報じなかったマスコミのせい、と言っても仕方ないと思います。確かにそういう面もあるにしても、そこでクレームつけてもマスコミ連中は変えられないし、そもそも関心を持っていれば自分でネットで調べるなり、街宣なりへ足を運べばよいのですから。
低投票率をマスコミだけのせいにするのは事実を直視してないし、まず、人間をバカにしてますよ。棄権した奴は実際 バカなんですけど(笑)。
前に言いましたが、選挙終わってから候補や政党や支援団体のことを特番で見せられてもどうしろと言うんですか?
— デーブ・スペクター (@dave_spector) 2019年7月21日
遅いだろう!全く役に立たない。メディアが公職選挙法の改正を大優先にしないなら開票特番やめて全部アニメでいいです。オチはありませんm(__)m
落ち着いて考えてみると(笑)、棄権した連中はバカではあるけれど、ある程度意識的に現状を追認しているのではないでしょうか。現状を変えようと思う人が多ければ、投票率はもう少し上がる筈です。現状を変えたいと思ってないんですよ。実際 投票率が低い20代、30代の若い人の支持率は与党の方が高いのですから、今のまま投票率が上がっても与党の票が増えるだけでしょう。
そういう意味でも、今回の選挙ではっきりしたのは野党は無党派層の受け皿になっていない、ということです。自民党の無党派の票は前回の選挙と比べて増えていない。立憲などの旧民主が微増、共産、社民は大幅減。野党は無党派層に『現状を変えよう』ということを説得し切れなかった。
だから東京でも大阪でも維新が議席をとってしまったし、N国党なんてネトウヨが議席を獲得してしまったんです。
こいつに年3000万かあ… pic.twitter.com/c6mKQh8Bnd
— 豆みつお (@ma_me_mi_tu_o) 2019年7月21日
一方 今回 山本太郎がある程度無党派を惹きつけたところは注目しなくてはなりません。維新もそうですね。
特に山本は『消費税廃止』のような無責任で非現実的なことばかり言ってるからかも知れませんが、少なくともポピュリズムというか、無党派層を惹きつけた点だけは学ぶべきだと思います。
今回は山本に票が流れて共産党の比例区が減ったかもしれませんが、ああやってポピュリズムを利用するスキル、マーケティングの技術は立憲民主党も共産党も磨いていかなければならないでしょう。山本のようなポピュリズムは所詮、一過性のものに過ぎないとしても、です。
選挙前に騒ぎになった雑誌ViViのキャンペーン、費用を甘利か誰かが口を滑らしていましたけど、たった200万だそうですよ。野党だって出来る。効果があったかどうか知りませんが、野党は怠慢すぎます。国民に対して無関心すぎる。
選挙中は言わないでおいた、各野党に言いたい事
— madsan (@MADTHUNDER193) 2019年7月21日
立憲…京都や大阪等で見られた反共意識は克服してほしいのです。
民民…改憲議論に乗らないで下さい。少なくとも安倍政権下では。
れいわ…野党の分断を許すと結局与党が勝ちますよ。
共産…やはりデマや誹謗中傷には早急に法的措置を。強気で。
戦略の基本でもありますが、野党はターゲットをもっと明確にすることが必要だと思うんです。今は農家から都会の人、男性から女性までを対象に総花的な訴えをしている。それでは組織も資金も巨大な与党には勝てません。
かってルーズベルト大統領は北部の労働者と南部の白人を結びつけた『ニューディール連合』を支持母体として形成することで資本家や保守層と戦いました。
今の日本だったら例えば、『地方』+『都会の中堅以下の所得層』にターゲットを絞るのはどうでしょうか。その二つを結びつけるキーワードは女性、生活です。中堅以下の所得層、特に女性の支持を掘り起こして、1%の金持ち層と戦う姿勢を見せるのです。
誰が敵か味方か、はっきりしろってことです(笑)。敵味方をはっきりさせるのは強者の戦略としては間違いですが、弱者は限られた力を集中することで始めて強者を破ることが出来る。
改憲勢力2/3は阻止したとはいえ、それは地方の野党統一候補の善戦による。東京は改憲:護憲が4:2。神奈川は3:1。大阪は4:0。大都市はネトウヨだらけの様相が見て取れる。
— kentarotakahashi (@kentarotakahash) 2019年7月21日
今回の選挙は、改憲派の3分の2を阻止して野党はギリギリ踏みとどまりました。与党の議席はわずかながら減ったのだし、立憲民主党と言う野党共闘の中心となるべき野党第1党は固まった。辛勝と言っても良いと思う。しかしN国党は改憲賛成でしょうし、国民民主はどうせ裏切る(笑)。そう考えると楽観的な話ではありません。
これは自民党にとって、事実上、負けた選挙だったということ。
— 田崎 基(神奈川新聞 記者) (@tasaki_kanagawa) 2019年7月21日
自民、改選議席割れが確実に https://t.co/QmLty8wmug
「非改選議席を含めた単独過半数も維持できなかった」
改憲を巡って、早くも衆院の解散が取りざたされています。今のままの野党ではまた同じことになります。野党共闘なんて手段であって目的ではありませんし、そもそも国民には関係ない。
野党は取り込むべきターゲットを決め、そのための政策を作り、体制を組んでいく。具体的にはもっと若い女性層を取り込める政党にならないとなあ。市民運動も同じですね。
自民党支持者の自称・リアリストの特徴
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) 2019年7月20日
教育費を無償にして
→「財源がないだろ」
最低賃金上げろ
→「財源がないだろ」
年金が安すぎる
→「財源がないだろ」
米国の戦闘機を大人買いしたい
→「どうぞどうぞ」
議員年金復活させたい
→「どうぞどうぞ」
自民党支持者ってプロの奴隷なのかな。
昨日は 投票に行った後、日比谷でコンサート、『野音を調べる相対性理論』へ行ってきました。
今までの演奏を集めたライブ盤『調べる相対性理論』の発売に合わせて、そのライブ盤をそのまま生演奏で再現すると言う(笑)、相変らず捻くれた企画です。
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演奏は唄以外は相変らず滅茶苦茶上手いだけでなく、今回は新機軸としてヴァイオリン、チェロ、コントラバスが入っていて面白かった。夜風に当りながら非常に気持ちが良い1時間を過ごせました。
●もう昨日の映像がアップされていました。
相対性理論「調べる相対性理論」2019年7月24日発売 特別映像 / Soutaiseiriron - "Shiraberu Soutaiseiriron" Special Movie
●帰り道 日比谷公園ではハーバリウム(植物標本)を並べてライトアップするという催しをやっていました。
ということで、日比谷で映画『さらば愛しきアウトロー』
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1980年代初頭、アメリカ各地で奇妙な銀行強盗が多発していた。犯人は銃を持っているようだが発砲はせず、誰も傷つけない。いつも礼儀正しく、丁寧な言葉づかいで、お洒落なスーツ姿の老人だと言う。興味を持った刑事、ジョン・ハント(ケイシ―・アフレック)が懸命に強盗を追うと、次第に犯人の像が浮かび上がってきた
異色の犯行スタイルの実在の犯罪者、フォレスト・タッカーを描いた、ロバート・レッドフォードの俳優引退作!だそうです。
ロバート・レッドフォードの映画はいつも、その年代の人たちでいっぱいです。昔の事は良く知りませんが、一時代のアイコンであっただけでなく、ずっとシンボルであり続けた人なんでしょう。
日本の団塊世代が社畜になったり、下手すれば嫌韓やネトウヨになったりしていることを考えれば、歳をとってからもインディーズの映画を育てるサンダンス映画祭をつくったり、『モーターサイクル・ダイアリーズ』のようにチェ・ゲバラの映画を作ったり、『ランナウェイ』のように老後の過激派の映画を作ったり、『キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー』のようにベトナム反戦兵士をオマージュにした映画に出演しているレッドフォードはまさに初志貫徹、立派な人だと思います。
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顔の皺は増えましたけど、カッコいいし。現代のグレゴリー・ペックじゃないですか。
90近くなってもベッドシーンをやっている(笑)クリント・イーストウッドのことを考えれば、83歳で俳優引退と言うのは勿体ない気がしますが、こればっかりは仕方がありません。
映画自体はコメディ仕立てというか、お洒落で軽いお話しです。実在の銀行強盗、フォレスト・タッカーを演じるレッドフォードの演技、それに映画に埋め込まれたさりげない薀蓄、例えば過去作品へのオマージュやレッドフォードのお洒落さが軽妙に描かれています。
それを同年代のシシー・スペイセク、ダニー・グローバー、トム・ウェイツなどが脇を固め、若いケイシー・アフレックに引き継ぐ。さりげなくも、なんと含意の深い映画なのか。
●最初はケイシー・アフレックとは判りませんでした。
●タッカーの強盗仲間。左手前がダニー・グローバー、奥がトム・ウェイツ。
●レッドフォードとアフレック、まるでバトンを受け渡すような演技合戦も渋い!
特にシシー・スペイセクとの酸いも甘いも判った二人のやりとりはもう、本当に絶妙です。素晴らしい。
●シシー・スペイセク演じる未亡人はタッカーがどういう人間か薄々気づいています。タッカーもそのことは分かっている。お互い何もかも判ったうえで、何も判ってないふりをする二人のやりとりが本当に素晴らしい。
少年時代から犯罪と16回の脱獄を繰り返し、しかも誰も傷つけたことがない。70を過ぎても楽しそうに銀行強盗をやっていたフォレスト・タッカーの姿は、年老いても志を保ち続るレッドフォードとどうしても重なってしまう。引退は勿体ないと思うのですが、それがレッドフォードなんでしょう。
大スターの引退作という割には地味な小品です。派手な展開も見せ場もないし、最初から最後まで淡々としたお話に終始します。90を目前にしてイーストウッドが連発している傑作というレベルの作品でもない。しかし、過去を振り返りつつも前を見続ける姿勢は最後まで貫かれています。このさりげなさはなんとカッコいい引退作だろう、と言わざるを得ません。
ロバート・レッドフォード俳優引退作/映画『さらば愛しきアウトロー』予告編